シューマン, ロベルト(1810-1856)
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「The European Concert Hall Organisation=ヨーロッパ・コンサート・ホール機関(ECHO) 」が選出した2016/2017年のシーズンにおけるライジング・スターの一人、1987年バンベルク生まれのパークはドイツと韓国の血を引くピアニスト。この「ECHO」とはヨーロッパ全土のコンサート・ホールが一致団結して若いアーティストを育てるという賞であり、これに選定されるとウィーン楽友協会コンサート・ホール、バーデンバーデン・フェスティヴァル・ホール、ロンドンのバービカンホール、アムステルダム・コンセルトヘボウと言った名ホールでの演奏機会が与えられるという名誉あるものです。すでに2014年のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でも高い評価を受けているパークですが、どちらかというと室内楽に注力しており、DG KOREAからリリースしたアルバムもリチャード・オニールやスミ・ジョーの伴奏で、本格的なソロ・アルバムは2011年のリスト作品集以来のもの。今後の活躍が楽しみなピアニストです。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1863 |
父親が出版業を営んでいた事もあり、若い頃から音楽だけでなく、文学にも強い関心を抱いていたシューマン(1810-1856)でしたが、不思議なことに歌曲の作曲にはほとんど興味を示しませんでした。しかし、愛するクララと結婚が決まった時から、突然堰を切ったかのように歌曲を書き始めた彼、たった1年の間に「ミルテの花」や「詩人の恋」などを始めとした名作を次々と作曲するのです。歌曲の作曲に没頭していた彼はクララに手紙を書きました。「私はほとんど死にそうだよ。ああ、クララ。歌を書くことの至福を私は長い間逃していたようだ・・・。」そんなシューマンは、それ以降も事ある毎に美しい歌曲を書き続けました。そして、そんな珠玉の歌曲を歌うのは名歌手パウル・アルミン・エーデルマン(彼の父は偉大なるバス・バリトン歌手オットー・エーデルマンです)。シューマンのデリケートな感情を丁寧に紡ぎ出し、全てのフレーズに心が通った、きめ細やかな歌がここにあります。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5172 |
1840年にシューマン(1810-1856)が「詩人の恋」を作曲してから、それこそ数え切れないほどの歌い手たちがこの歌を歌って来ました。男声歌手、時には女声歌手も歌うこの歌曲集には汲めども尽きぬ魅力があることは間違いありません。このアルバムでは同じ年に書かれた「リーダークライス Op.24」と、同じハイネの詩に付けられた4つの歌曲を集めています。シューマンがこれらの詩にどれほどまでに寄り添って、美しいメロディをつけたかを味わっていただけることでしょう。ハイネの詩自体は、批評精神に裏打ちされているものも多く、ドビュッシーを始めとした後世の人々は「シューマンはハイネを理解していない」と批判したとも言われますが、少なくともシューマンは、詩から崇高なエッセンスを抜き出すことで言葉に永遠の命を与えたのではないでしょうか。ここで艶やかな歌を聞かせるのはベルリン生まれのノアックです。彼はフィッシャー=ディースカウやアリベルト・ライマンに学び、数々のオペラに出演する実力派です。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーの客員教授を務めています。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1816 |
デンマークから届いた眩しい輝きに満ちたシューマン(1810-1856)の交響曲集です。若きスイスの指揮者サイモン・ガウテンツによる斬新なアプローチによるこれらの交響曲は、これまでに演奏されたものとは一線を隠した出来栄えであり、SACDのハイスペックを生かした高音質は、シューマンの繊細な世界をきっちり捉えています。サイモン・ガウデンツ…彼の祖母から最初のピアノのレッスンを受け、ルツェルン音楽大学ではクラリネットを学びました。その後グラーツ、フライブルク、ザルツブルクで作曲と指揮を学び、レオン・フライシャー、クルト・マズア、デニス・ラッセル・デイヴィスらの薫陶を受けています。ロジェストヴェンスキー国際指揮者コンクールで一位を獲得したのを皮切りに、数多くの賞や奨学金を獲得、また多くのオーケストラに客演を行っています。現在はハンブルク室内管弦楽団と、オーデンセ交響楽団の首席客演指揮者を務める期待の俊英です。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777925-2 |
42歳の若さでこの世を去った天才、ジャクリーヌ・デュプレ。1961年の衝撃的な「ロンドン、ウィグモア・ホールでの正式デビュー」の翌年に行われたこのコンサートの演目は、彼女にとって初となるシューマンの協奏曲でした。この演奏会のために、パリのポール・トルトゥリエを訪れ、彼の素晴らしいカデンツァを学ぶほどの意気込みでした。聴衆は彼女のエルガーを愛しましたが、実際はロマンティックな曲想を持つシューマンの協奏曲の方が、彼女の感性に合っていたようで、1966年にこの曲をロストロポーヴィチから学んだ時、「私(ロストロポーヴィチ)がこれまで聴いた中で最も完璧なシューマンだ」と賞賛されたのだそうです。そのロストロポーヴィチによる1962年のドヴォルザークは、カルロ・マリア・ジュリーニとの共演で、こちらも今回が初出音源です。1977年のスタジオ録音よりもTotal Timeが約3分早く、熱のこもった演奏です。もちろんジュリーニによる細部まで目の行き届いたオーケストラパートも聴きどころです。ボーナスとして収録されているのは「ブラジル風バッハ 第5番」のアリア。ロストロポーヴィチとロンドン交響楽団の7人のチェロ奏者たち、そして彼の妻ヴィシネフスカヤの独唱による演奏は大好評となりました。こちらも初出音源となります。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5149 |
ボリショイ歌劇場の首席奏者をピアティゴルスキーが勤めていた時代、シャリアピンに「もっと語るように」というアドバイスを受けたという有名なエピソードがあります。この後亡命生活を経てホロヴィッツ、ミルシュタインとトリオを組み、次いでハイフェッツとルービンシュタインと共に「百万ドルトリオ」を結成するという経歴を通して、ピアティゴルスキーは技巧と共に「歌い」そして「語る」奏法をじっくりと身につけました。アンコール集における旋律美もさることながら、シューマン、サン=サーンスの2協奏曲におけるほとばしるばかりの激情と、一転して心を揺さぶる緩徐部の歌は、いずれも雄大にそして朗々と「語られる」演奏といえるでしょう。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111069 |
【名手ズイル・ベイリーによる名作協奏曲】1972年生まれのアメリカのチェリスト、ズイル・ベイリー。2016年にナクソス・レーベルからリリースされたドアティの作品集(8.559798)にソリストとして参加し、第59回グラミー賞にて見事Best Classical Instrumental Soloを受賞したことも記憶に新しいところ。今回のアルバムでは、2009年から開催されているウィンブルドン音楽祭の第10回を記念して演奏されたシューマンのチェロ協奏曲を、ブロッホとブルッフの2曲と共にヘンリー・ウッド・ホールにて改めてセッション録音して収録しています。さらに、2016年にヴァイオリニスト フィリップ・クイントとの共演で行われたブラームスの二重協奏曲の熱いライヴも追加し、たいへん聴き応えのあるアルバムとなりました。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30123 |
チェロの豊かな音色と、抒情性、表現力の高さを実感するのに、このシューマン(1810-1856)の作品集ほどふさわしいものは他にありません。しかし、皮肉なことにシューマンはチェロのためにほとんど曲を残していないのは、なんという不思議なことなのでしょう。ここに収録されている作品も、こんなにチェロの音色がふさわしいのに、本来はホルンのためであったり、オーボエのために書かれていたり。あまりにも内省的な音色は、シューマンと共鳴が強すぎたのでしょうか。トラック15から17のクララの3つの曲は1853年7月、ヨアヒムに献呈された作品ですが、夫ロベルトの作品と緊密に絡み合う内容を持ちつつも、彼女独自の個性を出していると、ヨアヒムから絶賛されたものです。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572375 |