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シューマン, ロベルト(1810-1856)

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    シューマン:ピアノ協奏曲/グリーグ:ピアノ協奏曲(ギーゼキング)

    ロマン派の行き過ぎた主観的解釈に基づいた音楽的解釈~テンポの揺らぎや和声の変更、誇張されたデュナーミクといった譜面からの乖離をいったん排除し、作曲家が残したデータである楽譜に忠実に演奏することを旨とした新即物主義。その演奏は明快な形式感や清澄な響きを理想としましたが、決して想像されているほど杓子定規で無味乾燥な演奏ではありません。交響変奏曲における後半の主題の変奏され方がいかに融通無碍であるか、ベームとギーゼキングの息のぴったり合った呼応が聞き物です。またグリーグの第1楽章のカデンツァでは、リミッターが外れる寸前のギーゼキングの技巧を聞くことが出来ます。(2006/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111110

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    シューマン:ピアノ協奏曲/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番/エロイカ変奏曲(A. フィッシャー)

    (2012/03/14 発売)

    レーベル名:ICA Classics
    カタログ番号:ICAC5062

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    シューマン:ピアノ協奏曲イ短調/謝肉祭(ヘス)(1937 - 1938)

    デイム・マイラ・ヘス(1890~1965)は、生地ロンドンを主舞台に活動した、イギリスの女流ピアニストです。その母性的ともいえるスケールの大きな演奏は、イギリスばかりかアメリカでも熱狂的なファンを生み、ヘスは彼らから「ピアノの女王」と称えられました。第2次大戦中には連日の空襲下にもかかわらず演奏会を続け、不屈の闘志でロンドン子たちを励ましたことでも知られます。ドイツ・ロマン派を得意としたヘスにとって、シューマンはレパートリーの大切な柱の1つでした。ここには、第2次大戦前に彼女が録音した、すべてのシューマン作品が収められています。(山崎浩太郎)(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110604

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    シューマン:ピアノ協奏曲イ短調/序奏とアレグロ・アパッショナート Op. 92/序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op. 134 (ヤンドー/ブダペスト響/リゲティ)

    19世紀には星の数ほどもピアノ協奏曲が作曲されましたが、シューマンのものはやはり別格、「あぁ青春!」といわんばかりの、気恥ずかしくなるくらいの爽やかさを、30分間振り撒き続けます。名人芸的要素は控え目であるにもかかわらず演奏効果も高く、聴衆にとっても、ピアニストにとっても、永遠の名曲であり続けることでしょう。カップリングの2曲は、演奏機会も少ない隠れた存在ですが、序奏と協奏的アレグロの方は、山田耕筰の「赤とんぼ」に酷似したフレーズが出てくるということで(旋律線、和声ともにソックリ!)、知る人ぞ知る迷曲の地位(日本国内限定)を獲得しているという説も......。*既発タイトル3枚(8.553182/8.550506/8.550118)からシューマン作品だけを選び、まとめました。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557547

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    シューマン:ピアノ協奏曲イ短調/序奏とアレグロ・アパッショナータ(コスタ/グルベキアン/ガンゼンハウザー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550277

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    シューマン:ピアノ五重奏曲 Op. 44/ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番(カーゾン/ブダペスト四重奏団)(1951 - 1952)

    英国出身のピアニストの中で、シューベルトのD.960ソナタの伝説的な録音によって出色の名を残したカーゾン。彼の持ち味は、作品の持つ古典派的なバランス感覚を堅実に保ちつつ、ロマン派的な旋律線の歌わせ方に秀でたところにあります。その二つの要素の絶妙なバランスが反映された演奏は、中庸を逸脱せず、しかしながら凡庸にならないという稀有のものでした。このCDの二つの作品も、同様に古典派的な要素とロマン派的な側面の融合が求められますが、カーゾンは彼の持つ音楽性を発揮。ブダペスト弦楽四重奏団をリードしつつ調和も失わない、気品溢れる演奏をしています。(2005/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110306

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    シューマン:ピアノ五重奏曲/ピアノ四重奏曲/おとぎ話(ファイン・アーツ四重奏団/ワン・シャイン)

    繊細な感情を持つシューマン(1810-1856)は、その作曲姿勢にも独特なものがあり、例えば作品を書く時にも、ある時にはピアノ曲ばかり、その次は歌曲、そして交響曲などと、特定のジャンルに集中的に取り組む傾向がありました。そんなシューマン、1841年に到来した「交響曲の時期」を過ぎると、次は室内楽曲の時期が来たようです。ピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲(どちらも変ホ長調)の代表作は1842年の作曲で、以降、シューマンは幅広いジャンルの作品を、精神の不均衡と戦いながら書きあげていくのです。このファイン・アーツ弦楽四重奏団とピアニストのワン・シャインの演奏は極めて表情豊かなもので、ピアノ五重奏曲の冒頭の胸の滾りを表すかのようなパッセージにも、細かな感情の揺らぎが見て取れる、痒いところに手が届くような素晴らしい演奏となっています。1853年に書かれた「おとぎ話」は、彼の神経の糸が切れてしまう直前の作品ですが、そこには驚くほどに明るく豊かな世界が広がっています。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572661

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    シューマン:ピアノ五重奏曲/ブラームス:ピアノ五重奏曲(ヤンドー/コダーイ・クァルテット)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550406

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    シューマン:ピアノ作品集 1 - 6つの間奏曲/交響的練習曲(サムソン=プリマチェンコ)

    ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリマチェンコ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏する傍ら、数多くの後進を育てています。シューマンは彼女の得意とする作曲家であり、ARCODIVAの2枚のアルバムでは、シューマン作品の持ち味を存分に生かしたロマンティックな演奏を披露しています。(2019/02/15 発売)

    レーベル名:ArcoDiva
    カタログ番号:UP0195

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    シューマン:ピアノ作品集 2 - 謝肉祭/子供の情景(サムソン=プリマチェンコ)

    マリーナ・サムソン=プリマチェンコが弾くシューマン、第2集。メインとなる「謝肉祭」では、さまざまな表情を持つ小さな曲を丁寧に取りまとめ、賑やかさともの悲しさを併せ持つ全曲のストーリーを描き出しています。一転、「子供の情景」では憧憬、郷愁といったシューマン作品の持つ内省的な魅力を引き出して見事。ロマンティックなシューマン像を的確に表現した聴き応えのある1枚です。(2019/02/15 発売)

    レーベル名:ArcoDiva
    カタログ番号:UP0196