シューマン, ロベルト(1810-1856)
Search results:479 件 見つかりました。
ロマン派から近代作品を得意とするイギリスのピアニスト、レオン・マッコウリー。1993年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、同年、リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得し世界的な活躍を開始しました。このアルバムではシューマンの名曲に取り組み、抒情的で夢見るような「子供の情景」、多彩な表情を見せる「交響的練習曲」、ユーモラスな曲想が楽しい「ウィーンの謝肉祭の道化」、この3曲をそれぞれ巧みに演奏し、シューマンの内的世界を表現しています。「交響的練習曲」では通常では最後に置かれる「5つの変奏」を曲中に挿入するというユニークな試みを行っているところにも注目です。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0134 |
「嗚呼、これこそロマン派!」と快哉を叫びたくなるような、2曲の登場です。名曲中の名曲、第1番冒頭のピアノの波打つようなアルペジオにのって、ヴァイオリンが暗い情感をふつふつと湛えた旋律を歌い出すのを耳にすれば、あとはめくるめく情熱の嵐に身を委ねるだけです。後続の楽章も躍動する付点リズムがユニークな第2楽章、染み入るような心の歌の第3楽章、明るいエネルギーに満ちた第4楽章と、たった一曲にこんなにおいしい要素を詰め込んでいいのかと思うくらい、それぞれに素晴らしい音楽ばかりです。やや演奏の機会の少ない第2番は、確かに強烈な個性という点では一歩譲りますが、実に安定した筆致が耳に心地よい一曲です。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553836 |
シューマンの番号付きの3つのピアノ三重奏曲のうち、徐々に精神が蝕まれていく時期に書かれた第3番は人気が薄いのか、録音もそれほど多くありません。しかし、後半の2楽章の幻想性など秀逸、シューマンの名に恥じない逸品です。伝統的な4楽章形式を崩すOp.88では7の妙なる旋律をお楽しみ下さい。当盤の掘出物(シューマン・ファンなら見逃せない!)は、鍵盤音楽が原曲のOp.56を後世の作曲家がピアノ三重奏の形態に編曲した珍品。10、12などはシューマンでも屈指のメロディーに彩られ、この原曲でさえ忘れられかけている作品の再評価を迫ります。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553837 |
フシュヌレ兄弟を中心として録音が続けられるシューマンの室内楽ライヴ録音シリーズの第3弾。2017年エリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者ジュリアン=ラフェリエールを迎えた三重奏曲、ル・サージュほか多くのアーティストの信頼篤くアンサンブルやソリストとして活躍するリズ・ベルトーをさらに加えた四重奏曲を収録しています。ライヴならではの緊張感と彼らの深い交感が生み出す親密さにより、たいへん心地よい演奏に仕上がっています。(2024/04/12 発売)
レーベル名 | :B Records |
---|---|
カタログ番号 | :LBM059 |
シューマン(1810-1856)の時代は、オーケストラの作品を家庭で再現するために、「ピアノ連弾」の手法が多く用いられていました。確かにCDなどのない時代はそれが一番早く、確実な方法だったことは間違いありません。その需要を見越した出版社は数多くの作品を連弾譜として出版するために、多くの人たちに編曲を依頼したようです。この弦楽四重奏曲第3番は、O.ドレーゼルが編曲し、シューマン自身が多少手を加えOKを出したもの。ピアノ五重奏曲は、彼の妻クララに献呈され、初演時のピアノも彼女が担当しました。作品を知り尽くしたクララだけに、シューマン亡き後の仕事でも全く問題なく、シューマンの世界を再現することに成功しています。シューマンの連弾作品シリーズは7巻が予定されており、こちらが第1作目のリリースとなります。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572877 |
現代もそうですが、シューマン(1810-1856)の時代にも「演奏会のプログラム」を家庭て楽しむために、管弦楽曲や室内楽、オペラなどをピアノ独奏、もしくは連弾に編曲するという需要がかなり多かったのです。一連のリストの編曲作品はすでにお馴染みですが、シューマンの音楽も家庭やサロンで人気が高く、例えば「ピアノ五重奏曲」は妻クララの手によって、弦楽四重奏曲は、若く才能ある作曲家オットー・ドレーゼルが巧みにピアノ連弾版へと移し替えています。ピアノで演奏することで、原曲のくすんだ美しさに新たな輝きが付け加えられ、また違った面持ちの作品に変貌しています。珍しい作品である6つのカノン風小品を編曲したテオドール・キルヒナーは、シューマンの他の作品(たとえばリーダークライスOp.39など)もピアノ独奏版に編曲したりと、その素晴らしいアレンジで知られている人です。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572878 |
当初ドイツのみで販売されていて、ワールドワイドリリースが渇望されていたアルバムです。シューマン(1810-1856)の管弦楽作品を連弾ピアノで演奏するという試みは、ブラームスの同様の作品とも違った世界を表出するものです。とは言え、ブラームスとは違い、彼自身が連弾用に編曲することはあまりなく、ほとんどが彼の弟子であったカール・ライネッケらが編曲したものを監修するというやり方であり、これがまた「第3者の目を通してみたシューマン像」を知ることができるという、とても面白いものになっているのです。もちろんシューマンが同意することが重要なのですが。このアルバムの中では「ヘルマンとドロテア」序曲は珍しくシューマン自身が編曲したもの。内声を重視したシューマンが、どのように管弦楽作品を音の少ない連弾に移し替えているのかに注目して聴いてみてください。なおこの曲の主要テーマは、フランス革命時のお話のためか、"良く知られた"あのメロディが使われています。メインの交響曲第3番は、若干ぎこちなく聞こえる部分もありますが、なかなか素晴らしい作品に仕上がっています。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572879 |
現代のような録音技術がなかった時代、オーケストラの演奏を聴くことができたのは一部の上流階級の人々に限られていました。そこで当時の出版社は、大編成の作品を家庭でも楽しめるように「ピアノの連弾用に編曲したオーケストラ作品」を次々に出版し、家庭やサロンでの需要に応えていました。自身の作品の普及に力を注いでいたシューマンも、自作の交響曲や序曲を連弾用に編曲し出版を重ねました。もちろん自身が編曲しただけでなく、妻クララの助けを借りたり、時には自身の義理の弟(クララの父親違いの弟)バルギールや、名オルガニスト、プレッチュナーが編曲に携わりましたが、最終的にはシューマン自身が手を加え、連弾で演奏しても原曲に遜色ない仕上がりとなっています。シリーズを通じて演奏しているのは2006年に創設された“エッカレ・ピアノ・デュオ”。連弾作品を精力的に演奏しているドイツ人フォルカーと日本人真理子の夫婦デュオです。/ (2017/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572880 |
19世紀、未だレコードなどの録音技術がなかった時代、人々が音楽を楽しむためには、コンサートホールに出かけるか、実際に演奏する以外方法はありませんでした。そのため、交響曲やオペラなどの大掛かりな作品の場合は、自宅やサロンで演奏するために「できるだけ小さな編成への編曲」の需要が高まり、作曲家自身が手を加えたり、他の作曲家が編曲するなど様々な譜面が出版されました。なかでも2台ピアノ、もしくは4手連弾は、交響曲や管弦楽作品の音を余すことなく転写することが可能とされ、シューマンもいくつかの作品をこの形式に編曲しています。エッカレ・ピアノ・デュオはシューマンのオリジナル、監修作品を全て含めた7枚のアルバムの録音を続けており、この第5集にはシューマン自身が編曲した「交響曲第4番」と妻のクララとともに編曲した「交響曲第1番」が収録されています。作品を知り尽くした作曲家ならではの緻密な音の構成をお楽しみください。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.551415 |