シューマン, ロベルト(1810-1856)
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1986年にミュンヘンに生まれたチェリスト、ラドゥティウ。彼は6歳の時に父親から最初のチェロのレッスンを受け、たちまちその才覚を表しました。2001年から2005年まで、ザルツブルクのモーツァルテウム大学でクレメンス・ハーゲンと学んだ後、ウィーンでハインリヒ・シフ(彼には今でも学んでいる)の下で学びます。その後2007年から2009年までは、ベルリンのハンス・アイスラー・アカデミー・オブ・ミュージックでD.ゲリンガスの最後の学生の一人となりました。もちろん内外のコンクールでも数多くの入賞歴を持っていて、中でも2008年にリガで開催された「カール・ダヴィドフ国際コンクール」での1位と、バッハの解釈に与えられた特別賞は、彼の経歴の中でもとりわけ輝くものとなっています。そんな、現在のドイツで最も将来有望視されている彼のデビュー・アルバムは、世界初録音となるルジツカの依嘱作品を含む、幅広いレパートリーからなるものです。今後の彼の活躍が容易に想像できそうな、柔軟な音楽性が魅力です。(2011/04/13 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC759 |
ピエール・ピヒラーはウィーンでペーター・シュミードルに学び、ウィーン国立歌劇場管弦楽団などで演奏経験を積んで来ました。このアルバムでは、ドイツ・ロマン派の名品の数々に加え、ウィーン生まれのベルクとプリンツの作品を収録。特に注目はウィーン・フィルの首席奏者として敬愛されたアルフレート・プリンツの世界初録音となる作品です。ラテン語で「音」を意味するSONUSと題されたこのアルバムからはウィーン伝統のサウンドが聞こえてきます。(2023/09/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99293 |
ウクライナで生まれ、モスクワのチャイコフスキー音楽院で学んだピアニスト、スタニスラフ・フリステンコのデビュー・アルバムです。彼は11歳で初のソロ・リサイタルを開催、以降、数多くのコンサートで聴衆を魅了し続けています。とりわけ、カーネギー・ホールでのコンサートの模様は、ワシントン・ポスト紙で「広いダイナミックレンジと成熟した完成、そして力強い指」と評価されています。コンクールの受賞歴は25以上を数え、2013年のブリュッセルでのエリザベート王妃コンクールで4位、第59回マリア・カナルス国際コンクールで優勝など着々と経験を積み上げています。大きな体から繰り出されるパワフルな音楽と、意外なほどに繊細な抒情性。このミスマッチが心に残る逸材、これがSteinwayレーベル、デビュー・アルバムとなります。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30032 |
【美演!師弟共演によるシューマンとブルッフの名作】オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのCHANNEL CLASSICS3枚目のアルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねています。今回は師ポッペンの指揮のもと、ドイツのヴァイオリン協奏曲2曲を録音。晩年のシューマンがヨアヒムのために書いたものの、演奏されず封印され80年以上も陽の目を見なかった作品と、こちらもヨアヒムの助言により改訂された、あらゆるヴァイオリン協奏曲の中でもトップクラスの人気を誇るブルッフの傑作をカップリングしています。バールはどちらの作品にも深く寄り添い、それぞれの美しさを伸び伸びと存分に引き出しました。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS46724 |
チェロ奏者と弦楽四重奏団の共演というと、大抵の人はボッケリーニの五重奏か、シューベルトのハ長調の弦楽五重奏曲を思い起こすことでしょう。しかしチェリスト、ズィル・ベイリーは既存の曲を編曲することで、新しいレパートリーを生み出すことに成功しました。このアルバムでもシューマンとベートーヴェンという意表をつく作品を取り上げ、納得の行く演奏を行っています。シューマンのチェロ協奏曲は作曲家であるフィリップ・ラッサーに助言を求めつつ、自身らで編曲を行うことで、シューマンの複雑な響きを余すことなくサイズダウン、緊密なアンサンブルを繰り広げています。かたやベートーヴェンの「クロイツェル」は1832年にアレンジされた(編曲者は不明)、いわばベートーヴェンと同時代の作品。こちらは原曲を拡大したもので、緊張が張り巡らされた原曲が幾分緩やかな曲調になっているところが面白いものです。(2016/09/21 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92204 |
1989年生まれのニキタ・ムンドヤンツは、父に名手アレクサンドル・ムンドヤンツを持つ期待の若手ピアニスト。モスクワ音楽院ではニコライ・ペトロフに師事し、2016年「クリーブランド国際ピアノ・コンクール」で優勝を飾るなど、既に才能が認知されています。作曲家としても才能を発揮し、2013年からはチャイコフスキー音楽院で管弦楽法の教授を務めるだけでなく、2016年のプロコフィエフ国際作曲コンクールで優秀賞を獲得するなど、こちらも注目されています。このアルバムでは、ベートーヴェン、シューマン、プロコフィエフの3人による小品集を演奏。作風の違う各作品の性格を丁寧に弾きわけながら、一気に聴かせる構成力も見事です。(2018/09/21 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30075 |
シューマン(1810-1856)の珍しい小品を集めた1枚です。これらの作品は普段ほとんど耳にすることのない断片のようなものばかりで、書かれた年代も若い頃から晩年までと多岐に渡っていますが、どの曲からもシューマンならではの内省的な旋律と、懊悩が感じ取れます。7歳の時にウェーバーが指揮するベートーヴェンの交響曲を聞き感激したシューマンは、いくつかの作品を彼なりに研究し、3つのベートーヴェンにまつわる作品を書き上げます。ディアベリがピアノ用に編曲した第7番の第2楽章の主題による変奏曲は、結局3回書き直されるも、完成されることも、生前出版されることもなく、彼の死後クララによって部分的に出版されました。全曲が揃ったのは1976年ということで、少し前のシューマン作品集には含まれていないという本当に珍しい曲です。他にも自らの主題による変奏曲、ショパンやシューベルトの作品による変奏曲、そして破棄されてしまったソナタの楽章など、研究者にとっても貴重な作品が並びます。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573540 |
シューマンで最も人口に膾炙している曲を挙げるならロマンチックな「トロイメライ」でしょうか。「ピアノ協奏曲」が人気テレビ番組「ウルトラセブン」の最終回で大活躍したこともありましたが、作曲家の知名度の割には曲に大衆性が不足。でも例えば「予言の鳥」を聞いてみましょう。この謎めいた小品は音楽の深淵を垣間見させてくれて、こんなところにシューマンの本質が表れているのかもしれません。一筋縄では行かない曲たちを、作曲家の心の動きを探りながら聞く、BGM的に聞き流すのではなくじっくりシューマンを味わってみませんか。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556662 |