シューマン, ロベルト(1810-1856)
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モード・パウエル(1868~1920)は、アメリカ合衆国のイリノイ州に生まれた女流ヴァイオリニストです。母国で初期教育を受けたのち、ヨーロッパへ留学して、高名なヨーゼフ・ヨアヒムなどにも師事しました。アメリカ生まれの音楽家たちは19世紀後半に続々とヨーロッパに留学、世界的に名を知られるスターも登場するようになりますが、パウエルはまさにその第一世代、最初の人気ヴァイオリニストとなりました。20世紀に輩出した女流ヴァイオリニストの元祖でもありますが、骨太の音楽性でならした人です。(山崎浩太郎)(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110962 |
ニューヨーカー誌で「まばゆいばかりの才能と深い音楽性がマッチしたピアニスト」と評されたピアニスト、ジェニー・Q・チャイ。近現代作品の優れた解釈で知られ、珍しい作品も積極的に紹介、また、新しいインタラクティブな楽譜ソフトウェアの開発に取り組んでいます。また上海を拠点に音楽と音楽家の国際交流を目的とした「Face Art Institute」を設立・運営し、ニューヨークの現代音楽団体「Ear to Mind」の理事も務め、上海とカリフォルニア大学バークレー校の教員を兼任するという多忙な毎日を送っています。このアルバムは、彼女が親しみを込めて「音楽のグランパ(おじいちゃん)」と呼ぶ英国のピアニスト、シーモア・リプキン(1927-2015)へのトリビュート。12歳から19歳までリプキンに指導を受けた彼女は、その時に学んだシューマン作品に格別の思い入れをもっており、なかでもクライスレリアーナは「決して古びることなく、自分の中に生きている」というほどに愛着を抱いているといいます。この「SONGS OF LOVE=愛の歌」と題されたアルバムでは、クライスレリアーナにバッハとアイヴズ作品を加え、恩師リプキンへの思いを音で綴っています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25228 |
……「風の記憶」はこのCDのために書き下ろされた新曲で、女性作曲家の森田花央里さんによる作品です。元々この曲には題名が付けられていませんでした。何度も演奏を重ねる中で、低音から始まり徐々に高音のメロディーへと向かう様が、大自然に吹く風が人生の記憶を思い起こさせてくれるように感じ、「風の記憶」と名付けました。音楽というと普段私たちは高い音のメロディーを想像しますが、この曲はチェロならではの低音が存分に表現された曲となっています。メロディーがマイナー(短調)でアンニュイな雰囲気を持って現れ、そして徐々に目覚めていくようなフレーズの後に、同じメロディーが今度はメジャー(長調)の明るい日差しの中で登場します。(2020/03/13 発売)
レーベル名 | :le petite disque |
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カタログ番号 | :LPDCD013 |
カザフスタンのアルマトイに生まれ、ケルンを拠点に活動するアリヤ・トゥレタイェヴァが最も身近に感じる曲を選んだアルバム。幼い頃「ロ短調ミサ」に深い感銘を受けて以来、バッハの音楽が幸せや悲しみを共有し、挫けずに前進する力を与えてくれるという彼女にとって、その音楽はアルバムの核心。加えてシューベルトとシューマンの2作は常に喜びをもたらしてくれる存在です。トゥレタイェヴァはドイツのケルン音楽舞踊大学でパヴェル・ギリロフのもとで学び、2010年に修士号を取得。2013年にはザルツブルクのモーツァルテウム大学の博士後期課程を最高評価で修了し、現在はソリストとしてだけでなく、室内楽奏者としても活動しています。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM470 |
【アンソニー・ロマニウクのソロ第2弾、鍵盤作品縦横無尽!】バロックからロマン派、現代に至るまで幅広い時代の作品を、広く深い知見とテクニックに裏打ちされた類まれな適応力で演奏し、世界各地のアーティストから篤い信頼を得ているアンソニー・ロマニウク。来日公演でもその個性で聴衆を魅了した彼のセカンド・ソロ・アルバムは、前作『BELLS 鐘』(NYCX-10300/ALPHA631)の方向性をさらに推し進めたものといえ、古楽器から現代楽器、そして電子楽器までを操り、バロックから現代音楽、ポップスに至るまでを、まさに縦横無尽に行き交う内容となっています。一見ばらばらな選曲ですがその流れが極めて自然なことにまず驚かされ、聴き進むほどに、それぞれの作品を引き立てる楽器選択の素晴らしさにも気付かされることでしょう。これからの鍵盤楽器のありようを提案しつつ、際立って優れた構成力で全体を美しくまとめ上げた、新しい魅力に溢れるアルバムです。(2023/02/10 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA913 |
ルーマニア出身の女性ピアニスト、クララ・ハスキル(1895-1960)。幼いころから音楽的才能を見せたものの、病気がちだったためもあり、真価が認められたのは第二次世界大戦が終わってからでした。しかし1960年に不慮の事故でこの世を去ってしまったため、華やかな活動時期はほんの10年程度。モーツァルトの端正な演奏で知られますが、ベートーヴェンやシューマンでも優れた解釈を見せています。このアルバムは、1953年ルートヴィヒスブルク城で開催されたリサイタルで演奏された作品を全曲収録したもの。シューマンの「色とりどりの作品 Op.99」の抜粋とアンコールの2曲はこれまでリリースされたことのない貴重な音源です。リサイタルの前半は、バッハ、スカルラッティに続くベートーヴェンの最後のソナタ。後半はシューマン、ドビュッシー、ラヴェルと、更に多彩な作品が選ばれておりハスキルの自信を感じさせるプログラムとなっています。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19052CD |
このアルバムでは、初心者のためのピアノ曲の中でも特に優れた作品を紹介しています。イギリスのピアニスト、クリストファー・ノーザムの演奏で、バードからドビュッシーまでの3世紀に渡る作曲家を網羅しており、どの年代の学習者にも満足していただけるようなピアノ音楽を厳選収録しました。あまり録音されていない貴重な作品も多いため、より多くのピアノ・ファンにもお楽しみ頂ける内容となっています。バッハの「メヌエット ト長調」やベートーヴェンの「エリーゼのために」、ブルグミュラーの「25の練習曲」より“アラベスク”と“無邪気”などのピアノ学習者にはお馴染みの有名曲から、パフルスキ「前奏曲 第1番 Op. 100」や、アルカンの「エスキース Op. 63」などのあまり顧みられることのなかった逸品も収録されています。(2020/08/14 発売)
レーベル名 | :Hoxa |
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カタログ番号 | :HS950701 |
楽器への強いこだわり、そして作品への強い思い入れ。この2つで知られるドイツのピアニスト、ユラ・マルグリス。これまでにもリストやシューベルトの作品で主張の強い演奏を披露し、多くのファン(楽器マニアも含め)を獲得しています。今回は作品への思い入れが強く表明されたアルバムをリリース。声楽のための作品や、弦楽四重奏曲などを自由自在にピアノ独奏曲へと変貌させています。そして彼が2台ピアノのために編曲した「禿山の一夜」で共演しているのは、マルタ・アルゲリッチ。激しく、そして蠱惑的な世界が目の前に開けます。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC453 |