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シューマン, ロベルト(1810-1856)

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    スヴャトスラフ・リヒテル - 初期録音集 1 (1948-1956)

    20世紀の最も偉大なるピアニストの一人、スヴャトスラフ・リヒテルの偉業は今更ここで語る必要もないでしょう。彼の驚くほどの演奏技術、そしてバッハからショスタコーヴィチまでの堅固な解釈、そしてカリスマ性。これらを持って全ての聴衆を魅了した彼の最も初期の演奏がここに収録されています。中でも1948年に録音された幻想小曲集の抜粋は、オリジナルの78回転盤のリリース以来、初の復刻となります。(2009/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111352

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    リヒャルト・タウバー 歌曲名唱集(1919-1926)

    リンツ生まれの名テノール、リヒャルト・タウバー(1891~1948)は1920年代後半から活動の主舞台をオペレッタ、とくにレハールの作品に移して大衆的な人気を獲得しましたが、20年代の半ばまではドレスデン、ベルリン、ウィーンなど超一流の国立歌劇場で、本格的なオペラの分野に活躍した歌手でした。ここに収められているのはその「オペラ」時代、19年から26年にアコースティック録音したドイツ・リートなどの歌曲集です。人気オペラ歌手らしく堅苦しいリートの枠にとらわれない、情熱的で甘美な声と歌いぶりをお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110739

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    リラ/レーヴェ/ベートーヴェン/ジルヒャー/アルヴェーン:男声合唱作品集(ベルリン放送合唱団/ウェーバー)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C10716

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    ルリエ/バルトーク/シューマン:ピアノ作品集(リ・ゼンニ)

    ジュリアード音楽院とイェール音楽大学院で研鑽を積んだピアニスト、リ・ゼンニ。ソリスト、室内楽奏者としてアメリカ全土からヨーロッパで活躍し、その情熱的なパフォーマンスは多くの聴衆を魅了しています。2017年に録音されたデビュー・アルバム「Melancholie メランコリー」は、彼女が選んだルリエ、シューマン、バルトークの作品を収録。強靭なタッチから生まれる美しい音色と情感豊かな演奏を披露しています。(2020/12/25 発売)

    レーベル名:Steinway and Sons
    カタログ番号:Steinway30097

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    ヨゼフ・レヴィーン 録音全集(1920-1937)

    スクリャービンが過酷な練習を自らに課し、危うく右手を損なうところになったのは、レヴィーンの演奏するリストの「ドン・ジョヴァンニの回想」を聞いたため。このあまりに有名なエピソードが示すよう、レヴィーンは19世紀の名技主義を代表する巨匠の一人として、押しも押されぬ存在でした。生前開いたコンサートの回数も録音も少ないため、一般の知名度はさして高くないものの、ピアノ愛好家の間ではこのCDに収録されている「美しき青きドナウ」の絢爛たる演奏は、伝説とも目されています。競演する妻ロジーナも同じく名をはせた名演奏家かつ名教師で、中村紘子氏がニューヨーク留学時代に薫陶を得たことでも知られています。(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110681

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    ミッシャ・レヴィツキーの録音全集 2(1927-1933)

    生前、スタインウェイ社によるピアニストのランキングでトップクラスの“A”に属していたレヴィツキー。硬質で職人芸ともいえる堅実な技巧を武器に、数々の難曲を苦労の痕もなく弾きこなしました。独特の緊張感を常に維持しつつも、旋律線をうたわせることにも秀でており、かつ同時代のピアニストと比べ、過剰な表現を回避するなど、モダニストとしての側面も、彼の演奏を特徴付けています。シューマンの第1楽章でのダッシュと第2楽章の対比、自作のワルツにおける融通無碍なリズムが、彼の本領とも言えるでしょう。(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110769

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    レーヴェ/シューマン/ドビュッシー/ヴォルフ/プーランク:ソプラノのための作品集(ピオー)

    名ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーのALPHAレーベルへの初のリサイタル・アルバム。タイトルの「CHIMERE-シメール」とはギリシャ神話に登場する“ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ怪物”(英語読みではキマイラ)のことですが、時には理解できない夢の象徴や、様々な要素を併せ持つ存在=女性そのものを示す、まさにこのアルバムにふさわしい言葉です。彼女が変幻自在に歌い上げるレーヴェ、ヴォルフ、ドビュッシー、プーランク、あまり聴くことのないガーニー、バクサ、そしてバーバー、プレヴィンの歌曲は、ドイツ語、フランス語、英語の3つの言語を行き来しながら、聴き手を詩的で親密な夢の旅へといざないます。伴奏のマノフのピアノもピオーの歌にぴったりと寄り添い、ユニークな世界を描き出しています。(2018/06/29 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA397

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    ロッテ・レーマン:リート録音集 - 1 (1935-1937)

    1910年22歳でハンブルクでデビューした後、レーマンは着実にキャリアを重ね、24年から33年にオペラ歌手としての絶頂期をむかえました。オペラにとどまることなくリートの世界にも関心を向けていた彼女は、それまで散発的に行っていたリートの録音を、集中的に行うと決意。過度な表現や技巧の披露に陥ることなく、「音楽的表現」が何であるかということに常に心を砕き、卓越した録音を多数残しました。そこにはオペラで学んだ全体像の優れた構築性が現れており、短いリートが一つの有機的な世界として結ばれている点こそ、彼女の最大の長所といえるかもしれません。(2006/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111093

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    ロッテ・レーマン:リート録音集 - 2 (1937-1940)

    レーマンがいかに深い心象風景を表現していたか、まずヴォルフの10曲を聴いただけで得心されることでしょう。オペラはもとより、朗読の才能もあったレーマンは、単に歌詞が表す内容だけではなく、その背後に潜まされた精神的なアトモスフェールをきわめて自然に表出することができたのでした。シューマンの二重唱は、メルヒオールと組むという豪奢な顔ぶれ。オペラの時とは違い丁々発止とはならず、相調和する喜ばしい、とびきりの愛の歌。そしてシューベルトは抜粋ながら、「冬の旅」では絶望に至る苦悩を。レーマンがこのような様々な表現技法を持って、ドイツ・リートの世界にいかなる貢献をしたか、この一枚でその一側面を検証することも可能といえるでしょう。(2006/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111094

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    ロッテ・レーマン:リート録音集 3 (1941)

    ドイツ・リート界の二大歌姫と言えば、エリーザベト・シューマンとロッテ・レーマン。可憐なシューマンに対し、レーマンは馥郁たる成熟した声と、比類無きドラマ作りをトレードマークとしました。単曲のリートにおいては凝縮された物語を、連作においては小宇宙を形成するかのような、構成力と集中力を発揮。レーマンの秀でたそれら能力がもっとも現れたのが、オバート=ソーンの見事な手腕によって復刻された「詩人の恋」と「女の愛と生涯」。彼女の息づかいまで再現されたこの盤は、シューマンの精神世界をもっとも情緒豊かに表現した歌唱として、録音史上語りつがれること間違いなしの傑作です。(2007/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111244