ブロッサム, ヘンリー(1867-1919)
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クラシック・コンサートやオペラなどで活躍しながらも、舞台・映画の主題歌などを歌い、ラジオ放送でも人気を得ていたクルックス。甘くリリカルな歌声が特徴で、硬軟歌い分ける三大テノールの元祖的な存在だと言えるでしょう。戦前期のアメリカを代表するリリック・テナーのリチャード・クルックスは、1900年6月26日、ニュージャージー州のトレントン生まれ。オペレッタ、ミュージカル、映画で人気を獲得しましたが、27年にはトスカニーニのもとでベートーヴェンの第9を歌ったり、28年にはメンゲルベルクに選ばれ、マーラーの交響曲《大地の歌》のニューヨーク初演でも歌うなど、コンサート・ホールや歌劇場でもその実力のほどが高く評価された人でした。したがって、当アルバム所収の各ナンバーも、必要以上に甘めに歌い崩すことはなく、あくまで正統派の二枚目とでも呼びたいアプローチから、ロマンティックな心情が自然にわき上がるあたりが聴きものになっています。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120639 |
戦前の日本では、「甘すぎる」とお堅い音楽愛好家に不評だったマコーマックですが、当盤は1910年から21年にかけてのアコースティック録音を収録。マイクを使った電気録音以前であるのにもかかわらず、後年よりもストレートな歌い口をみせていた彼の歌唱力が存分に堪能できます。日本で唱歌に採用されたこともあり、どこか懐かしさを感じさせるアイルランド民謡を、お国物ならではの共感を湛え、美声を駆使して高らかに歌い上げているのが感動的です。アイルランド出身で、アメリカに渡ってヒット作を連発してミュージカルの祖と呼ばれるようになったハーバートが自ら指揮し、マコーマックが歌ったナンバーが1曲収録されているのも嬉しいですね!(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120748 |
台本作者によって原作にある苦悩や煩悶の深みをあえて減じ、ヒロインを中心とする人間模様を浮き彫りにし、聴衆の共感をより得やすいストーリーに、グノーは中庸と繊細・優美さ、そして適度のエキゾティズム、そしてバランスのとれたオーケストレーションをもって「ファウスト」を作りました。すぐさま大成功を収め、今なおフランスを代表する「最もフランスらしい」オペラの一つとして愛されています。役柄で求められるのは、何よりもタイトル・ロール、ファウストの若々しい声。リリカルな美声のビョルリンクが甘いメロディーを切々と歌います。対照的なメフィストフェレスを、ギャウロフとも比較されるおどろおどろしさ満点のシェピが務める他、充実したキャストの一枚です。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111083-85 |