ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)
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第1集(SOMMCD0637)が好評を得たフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。この第2集には4手版の交響曲第5番の他、シューマンの「アンダンテと変奏」、ベートーヴェンのピアノソナタ第18番 Op.31-3の第3楽章を用いたサン=サーンスの「ベートーヴェンの主題による変奏曲」が収録されています。(2023/04/14 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0650 |
フィルハーモニア管とロイヤル・フィルの首席ホルン奏者を長年務め、2021年には再びフィルハーモニア管に復帰した名手ローレンス・デイヴィスのソロ・アルバム。ピアノを担当するのは実の母であるヘレン・デイヴィスで、2人での録音は今回が初めてとのこと。2020年のロックダウンで人と人との繋がり(connections)について考えた彼らは、ヘレンの父親がイギリス系ドイツ人であったことからこのアルバムの構想を広げました。ベートーヴェンの名曲に始まりヨーゼフ&リヒャルト・シュトラウス父子の作品、そしてヒンデミットを収録。最後に収められたクックはヒンデミットに学んでその作風を受け継いだイギリスの作曲家で、今回のテーマにまさにぴったりの選曲といえそうです。安定した技術と表現力が聴きものです。(2023/10/27 発売)
レーベル名 | :Willowhayne Records |
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カタログ番号 | :WHR084 |
世界中の批評家、聴衆から「電撃的なピアニスト」、「善意の天使による演奏」と絶賛される若きウクライナのピアニスト、ヴァレンティナ・リシッツァ。NAXOSにも彼女が伴奏として参加したCD(8.572506)があり、その才能の片鱗を知ることはできたのですが、「もっともっと聴きたい」とフラストレーションのたまりがちな1枚でもありました。今作では、そんな彼女の多彩な才能をたっぷりと味わっていただけることと思います。力強いベートーヴェン、一転してロマンティックの極みとも言えるシューマン。この2作品だけでも彼女の表現の幅広さを実感していただけるはずです。超絶技巧を知りたければタールベルクを聴いてみてください。その恐ろしいほどの指の回り方に舌を巻くことでしょう。そして最後のリスト。彼女がなぜ「恐ろしいまでの才能」と称賛されているのかが直感でわかるはずです。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572491 |
2000年の「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー・コンペティション」で初めて出会ったチェリスト、ジョンストンとピアニスト、ポスター。以来、親しい友人として頻繁にコラボレーションを重ねるうちに、お互いを深く理解しあい、芸術性を高め合ってきたといいます。今回の彼らのアルバムは「変奏曲」をテーマに、様々な作品を集めたもの。3曲の変奏曲の他には、作曲家に関連した曲や、同じ時代の曲など、各々関係性の高い作品が選ばれています。シューベルトの「流れの上で」には名テノール、ギルクリストが参加。美しい歌唱でアルバムに華を添えています。(2019/03/22 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100095 |
ビアンカ・カリネスクは1985年ルーマニア生まれのピアニストです。5歳でピアノのレッスンをはじめ、ブカレストで学んだ後、ウィーン音楽院でドリス・アダムに師事します。彼女は歌曲やオペラのピアノ伴奏や室内楽の分野においてもスペシャリストであり、数々の歌手、演奏家たちと共演も果たしています。このアルバムは彼女のOrlando Recordsレーベルにおけるデビューとなりますが、最初のベートーヴェンから、その重々しい音色も含め、一種独特の雰囲気を醸し出しています。確かなテクニックと力強いタッチは、彼女の非凡なる才能を端的に表すものといえそうです。選曲も見事で、あまり聞く機会のないシュットのパラフレーズや、グラナドスのアレグロの演奏は、ピアノ・ファンにとっても楽しみなものです。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Orlando Records |
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カタログ番号 | :OR0008 |
「英雄」をはじめとする一連の傑作が作られた1802年から1808年にかけてのベートーヴェンの作風は、「ドラマ的ソナタ期」と名されており、彼の手によって、時代は古典主義からロマン主義へ移行したと見ることもできます。このCDの序曲群はこの時期に作られたもので、彼は短い動機を可能な限り展開・変容し尽くしつつ、中規模作品においてもドラマ的な様式を表現しようと試みたのでした。生粋のロマン主義者であったメンゲルベルクは、とりわけこれら作品のドラマ性に鋭く着目し、急緩自在のテンポ、幅広いデュナーミクをもって、ベートーヴェン作品に潜む神髄を引き出すことに成功しています。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110864 |