ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)
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ベートーヴェンの精髄が、ソナタを代表とする構築性の美にあることはいうまでもありませんが、一方でそこはかとなく書きとめられた小品にも、旋律美などの魅力が見出され、シュナーベルは肩のこらないアプローチでこれらの作品を弾いています。構築性を主眼とするベートーヴェンのもう一つの代表的形式として「変奏曲」が挙げられ、彼はピアノのために21の作品を書きました。それら作品群において、変奏曲を単なる形式変奏の寄せ集めから、性格変奏による融合体とすることに成功しましたが、その頂点として君臨する巨大な「エロイカ変奏曲」を、シュナーベルは揺らぐことなき建造物として表現しています。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110764 |
1822年出版商ディアベリは、当時オーストリアとドイツで話題になっていた51人の音楽家たちに、自作のワルツ主題をもとに変奏曲を作ってもらう案を企画しました。依頼を受けた音楽家たちの中には、シューベルトやツェルニー、そして神童ピアニストとして世に出た幼いリストも含まれていました。しかしただ一人ディアベリの申し出を断ったのがベートーヴェンでした。後に考えを変更し、いったんは見捨てた主題をあたかも依頼を受けた他の音楽家たちに対抗するかのごとく、入念かつ音楽性の高い稀なる傑作を書き上げたのでした。シュナーベルの演奏は端正でありながら、各変奏の性格的相違を際立たせており、録音当初より評判を得ています。(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110765 |
【フォルテピアノの名手、七條恵子によるピアノ三重奏が登場!】2004年のブルージュ国際古楽コンクールで最高位を受賞、オランダと日本を中心に活躍し、近年もベートーヴェンやサティのピアノ作品をそれぞれにふさわしい楽器と調律で演奏したアルバムが大きな話題となった七條恵子。彼女がチェチーリア・ベルナルディーニ、マルクス・ファン・デン・ミュンクホフという名手たちと2017年にアムステルダムで結成したトリオ・マリー・ゾルダートは、古典からロマン派までのピアノ三重奏曲をレパートリーとし、作品に応じたピリオド楽器での演奏に加え、19世紀の演奏慣習を再発見し、追求する事を目的としたアンサンブルで、19世紀の名ヴァイオリニスト、マリー・ゾルダート=レーガーの名前を冠しています。今回の録音でも、収録されたシューベルトの第2番が作曲された1827年に近い、1825年頃製作のオリジナルのフォルテピアノを使用。その艶やかな音色は、ベートーヴェンの華やかさとシューベルトの深い陰影を親密な表現で見事に描きだすアンサンブルに、大きく貢献しています。シューベルトの第4楽章はカット無しの原典版を使用。(2021/10/22 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD631 |