グラス, フィリップ(1937-)
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実はヴァイオリン奏者として、グラスその人とグラス作品の録音にかかわったこともあるというオルソップ、それだけグラス作品に関しては特別の思い入れがあるそうです。そんなこともあり、特に弦楽合奏のための作品である交響曲第3番は注目されますが、期待通りの名演といえましょう。弦楽器のみという音色上の制約を逆手に取ったかのような新鮮な色彩感と、パターン変化の妙味が大変よく引き出されています。特にヴァイオリン・ソロが素晴らしい叙情的ムードをかもし出す第3楽章は鮮烈な印象を与えます。交響曲第2番もまた、透明感のある響きのパターンがじりじりと移り変わっていく、グラスならでは美しさに満ちています。 (2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559202 |
ナクソスは、現代音楽の旗手フィリップ・グラスの音楽も積極的に紹介します!当盤収録の「ヒーローズ・シンフォニー」は、ロック界の超大物デヴィッド・ボウイがベルリンの壁近くの恋人たちの姿に着想を得て作り上げたと言うアルバム「ヒーローズ」を、振付家トワイラ・サープの薦めもありクラシック化した話題作。カップリングの「ザ・ライト」は、マイケルソン=モーリーの実験やアインシュタインの相対性理論からインスピレーションを得て作曲。全編、グラス・サウンドに満たされたアルバムに仕上がっています。古典から現代までカヴァーする、ナクソスの看板女性指揮者オルソップの幅広い適応力にもご注目ください。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559325 |
フィリップ・グラスが本格的に弦楽四重奏のジャンルに足を踏み入れたのは、いくつかのオペラや映画音楽を書いた後のことで、それ以来、このジャンルにおける彼の貢献度は非常に高いものになりました。このアルバムには4つの作品が収録されています。1966年、フランス時代に書かれた第1番はまだ禁欲的ですが、その後の作品はどれも特徴的で幾分強迫観念的な響きを持ち、聴く者を不安に陥れ絶望の淵でうごめかせると共に、仄かな美しさを感じさせます。魅惑的な第2番、清廉潔白な響きに満たされた映画音楽「ミシマ」から派生した第3番、最小限の音形が爆発的なエネルギーを有する瞬間を楽しむ第4番、これらの独特な音楽は、多くのファンをつかんで離すことはありません。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559636 |
変幻自在でありながらも、幾分、強迫観念的な響きを持つフィリップ・グラス(1937-)の音楽。一度はまると容易には抜け出せないほどの麻薬的な魅力があり、多くの人々がその虜になっています。第1番から第4番の四重奏曲の演奏(8.559636)で高く評価されたカードゥッチ弦楽四重奏団によるこのアルバムでは、伝統的な形式のなかに特有のミニマリズムを内包した「第5番」の四重奏曲と、1931年に製作されたサイレント映画「魔人ドラキュラ」のためにグラスが作曲したサウンド・トラックからの組曲版、そして本来は弦楽合奏のために書かれた「交響曲第3番」をライズマンが六重奏版に編曲したという3つの作品が収録されています。背筋がぞわぞわするような恐怖を覚える「ドラキュラ」のための音楽もそうですが、全体的に美しさが際立つ「交響曲第3番」はミニマル・ミュージックの頂点を極めたものと言えるのではないでしょうか?(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559766 |
一時期のような熱狂的な「ミニマル音楽への賛美」は、さすがに最近はあまり見かけませんが、その分、ミニマル音楽はもっと細分化され、抜け目なく日常生活の中に入り込んでいるような気がします。最近のベルリンでは、ラウンジで新しいスタイルのクラシック音楽を演奏することが流行していて(=Yellow Lounge)、この流れは日本でも静かなブームを呼んでいます。このアルバムは、Yellow Loungeで高い人気を誇るclair-obscurサクソフォン四重奏団による、グラスやライヒをはじめとした、心地よいミニマル音楽の世界が収録されています。コンサートホールとはまた違うリラックスした音をお楽しみください。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM217 |
現代の聴衆と演奏家の双方を魅了するフィリップ・グラス。2021年には「20世紀と21世紀の音楽史に多大な影響を与えるともに音楽とオペラにおける彼の並外れた功績に対して」BBVA財団のFrontiers of Knowledge Awardを受賞しました。このディスクはBBVA財団と協力関係にあるスペイン国立研究評議会(CSIC)のプロジェクトによって制作されたもの。演奏者ファビオ・アルバレスはニューヨークのマンハッタン音楽院で学んだピアニストで、このアルバムでも、眠らない街「ビッグ・アップル」での彼の7年間の生活経験が反映されており、浜辺のアインシュタイン - ニー・プレイ 5では自身がアレンジとナレーターを担当しています。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :IBS Classical |
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カタログ番号 | :IBS-92022 |
フィリップ・グラス(1937-)と長く親交のあるアメリカのピアニスト、ブルース・リヴィングストンによるグラス作品集。2004年、グラスが長年の親友である画家チャック・クロースのために書いた作品を初演したのがリヴィングストンであり、その翌年には、リヴィングストンが友人で俳優のイーサン・ホークをフィーチャーしたデュオ・コンサートを開催しました。グラスはピアノ・デュオに加わり、ホークはこのCDに収録されている「Wichita Vortex Sutra」の朗読を担当したのでした。他にも、グラスとリヴィグストンは「浜辺のアインシュタイン」のフィナーレを演奏したり、2014年にはリヴィングストンがニューヨークでグラスの「エチュード」完全版の初演を行うなど、絶賛されました。この世界初録音を含む2枚組は、名ピアニストによる現代最高の作曲家に捧げる個人的な賛辞でもあり、21世紀における新しい音楽を模索するための必須アイテムです。(2016/10/28 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92205 |
今更説明の必要もない偉大なる作曲家、フィリップ・グラス。彼の作品は「ミニマル」という名のもとに一括りにされがちですが、1980年代以降は単なる"繰り返し"ではなく、もっと多様なアイデアと技法が用いられた複雑なものとなっていることは間違いありません。この「協奏幻想曲」は2000年に作曲され、その4年後に改編されたものです。グラス特有の音で満たされた第1楽章、緻密な第2楽章のあとに、即興的で長大なカデンツァが続きます。そして第3楽章はルンバのリズムにも似た複雑でリズミカルな音楽となります。フェイルーズは若きアラブ系の作曲家。こちらの作品はタイトルが示す通り「9.11事件」を題材にしたもので、もともとは同じタイトルを持つスピーゲルマンのコミックからヒントを得たと言います。辛辣な描写を持ちながらも、人々の悲しみにそっと寄り添う優しさも持ち合わせています。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573205 |
パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。(2022/08/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA871 |
4人の異なる芸術家。彼らは全く異なる背景を持ち、異なる条件で活動していました。作品の雰囲気も各々違いますが、一つだけ共通点があるとしたら、それはみな「映画音楽の分野」で大成功している人たちということでしょう。ハリウッド映画音楽の祖であるコルンゴルト、イタリア映画に重要な役割を果たしたニーノ・ロータ、ロシア映画に芸術的な音楽をつけたシュニトケ、映画のサウンドトラックに野心的で実験的な作品を投入したフィリップ・グラス。このアルバムでは、彼らのヴァイオリンとピアノのための曲を聴きながら、多彩な作品を思い浮かべることで「Different Things=違うもの」というアルバム・タイトルにも関連が付けられています。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD235 |