シェイクスピア, ウィリアム(1564-1616)
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まるで民謡のような素朴な味わいを持つケルナーの詩に魅せられたシューマンは若い頃から円熟期に至るまで折に触れて彼の詩に曲を書きました。そのどれもが深い感情に彩られ陰影に満ちた表現力豊かなものとして知られています。今回、このアルバムを歌うのはハンス・イエルク・マンメル。日本での来日公演の際も、その柔らかい羽毛のような美声で聴衆の心を鷲掴みにした彼ですが、ここでもシューマンの歌の世界を見事に描き出しています。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557077 |
父親が出版業を営んでいた事もあり、若い頃から音楽だけでなく、文学にも強い関心を抱いていたシューマン(1810-1856)でしたが、不思議なことに歌曲の作曲にはほとんど興味を示しませんでした。しかし、愛するクララと結婚が決まった時から、突然堰を切ったかのように歌曲を書き始めた彼、たった1年の間に「ミルテの花」や「詩人の恋」などを始めとした名作を次々と作曲するのです。歌曲の作曲に没頭していた彼はクララに手紙を書きました。「私はほとんど死にそうだよ。ああ、クララ。歌を書くことの至福を私は長い間逃していたようだ・・・。」そんなシューマンは、それ以降も事ある毎に美しい歌曲を書き続けました。そして、そんな珠玉の歌曲を歌うのは名歌手パウル・アルミン・エーデルマン(彼の父は偉大なるバス・バリトン歌手オットー・エーデルマンです)。シューマンのデリケートな感情を丁寧に紡ぎ出し、全てのフレーズに心が通った、きめ細やかな歌がここにあります。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5172 |
若く才能ある演奏家の初アルバムをリリースするCapriccioレーベルのシリーズ「Premiere Portraits」。今回の1枚は1979年、オーストリアで生まれ、ウィーン国立音楽大学でヘレナ・ラザルスカから声楽を学んだテノール、トーマス・エベンシュタインのアルバムです。2003年から2012年にベルリン・コーミッシェ・オーパーのメンバーとして活躍、その後は世界中のオーケストラと共演、各地の歌劇場でも素晴らしい歌唱を披露しています。レパートリーは古典から現代まで幅広く、なかでもモーツァルト、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスの作品で高く評価されており、このデビューアルバムで選ばれている後期ロマン派の作品は、彼の最も得意とする分野です。シュトラウスの「商人の鑑」での表現力豊かな歌唱は聴きどころです。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C3007 |
2014年、リヒャルト・シュトラウスの生誕150周年を祝して、入念に準備された「ピアノ伴奏による歌曲全集」の登場です。
全てを監修したのは、往年の名メゾ・ソプラノ、ブリギッテ・ファスベンダー。彼女は舞台を退いてからも、後進の指導を積極的に行っていることで知られており、この全集でも現在最高のシュトラウス歌手13人を結集し、歌唱についてのアドヴァイスを与えることで、ここに最高の「全集」が完成したのです。
これまで全集としてリリースされていたアルバムは(後に新発見の2つの歌曲…子ども時代より:CD1-20、秋の夕暮れ TrV 226:CD1-19が追加され、現在は全集とは銘打っていません)、2人の歌手が歌い分けていただけであり、今回のような細かいニュアンスの違いには対応していないこともあり、この全集における「歌唱法からドイツ語の発音、そして作曲年代によるスタイルの違い」までが丁寧に考慮され、もちろん各歌曲にふさわしい声質も選択されるというコンセプトは聞き手にとっても魅力的なものであることは間違いありません。
各々の曲は、概ね作曲年代順に並べられ、母親の助けを借りて仕上げたであろう6歳の時の「クリスマスの歌」から、84歳の時に名歌手マリア・イェリッツァのために書かれた「あおい」(実質上、彼の最後の作品)まで、「歌曲」というものに彩られたリヒャルト・シュトラウスの生涯をじっくり辿ってみませんか。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039312 |
2019年1月7日に91歳の生涯を閉じた南アフリカ、ケープタウン出身の作曲家ジョン・ジュベール。作曲家として活動するかたわら、バーミンガムで教職につき後進を指導、多くの賞を受賞しました。このアルバムは2017年、彼の90歳の誕生日を記念してリリースされた1枚で、彼が得意とした合唱曲が収録されています。音楽でコミュニケーションをはかりたいと語ったジュベールにとって、合唱作品は特別の存在であり、様々なテキストを用いて折々の心情を描いた作品はどれも強い存在感を放っています。なかでも第二次ボーア戦の勃発を契機にトーマス・ハーディが書いた詩を用いた「South of the Line」は強い悲しみと怒りに満ちた曲。戦争に対する彼の思いが強く表れています。(2019/07/26 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0166 |
【アリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンが歌いあげる、詩と音楽の美しき融合】ヒルンド・マリスによる、ヨーロッパの詩人たちと作曲家たちの関係に焦点を当てたアルバム。ゲーテやリルケ、リュッケルト、シェイクスピア、イプセンといった大詩人、シューマン、ショパン、リヒャルト・シュトラウス、グリーグなどの大作曲家はもちろん、スペイン内戦で銃殺されたフェデリコ・ガルシア・ロルカや、雪崩で遭難したミェチスワフ・カルウォヴィチといった、非業の死を遂げた芸術家の作品、アリアンナ・サヴァールの自作も収録しています。ギターやハープといった撥弦楽器を主体としたアンサンブルの美しい響き、グループを主宰するアリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンの済んだ歌声、ヒルンド・マリスが録音場所として好んで使用する教会の豊かなアコースティックを通じ、これらの作品の魅力を存分に楽しむことが出来るアルバムです。(2021/10/22 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG772 |
メランコリー=憂鬱…この揺れめく切ない気分は、詩人や音楽家たちにたくさんのインスピレーションを与え、様々な作品が生まれてきました。このアルバムにはロマン派から近現代の「憂鬱」な作品を集めたもの。通常はピアノで伴奏される歌曲が、ピアノと弦楽四重奏版という形で奏されます。曲によってはオリジナルの形であったり、アリベルト・ライマンによって編曲を施されていたりと様々ですが、ここではどの曲も、しっとりと荘厳な雰囲気を帯びて、重苦しく切なく響きます。歌手ルチア・ドホニョーヴァはスロヴァキア生まれ。名歌手ルチア・ポップの推薦でステージに立ったという彼女の声は、とても伸びがよく美しい響きを持っています。彼女のトゥリーナのアルバムは2010年のグラミー賞「ベスト・ヴォーカル・パフォーマンス賞」にもノミネートされています。最後におかれたルクーの「夜想曲」が絶品です。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5144 |