ドラティ, アンタル(1906-1988)
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レコード・ファンにとってアンタル・ドラティは、史上初となったハイドン:交響曲全集や優秀録音で名高いストラヴィンスキー:3大バレエなどの指揮者としておなじみでしょう。そのドラティは母国ハンガリーではコダーイに作曲を学んでおり、器楽曲から交響曲まで相当数の作品を遺していることはあまり知られていません。ここに収録された歌劇《選ばれし者》はドラティ唯一の舞台作品で、哲学者マルティン・ブーバー(1878-1965)の『エリヤ』に基づくテキストに、リヒャルト・シュトラウスを思わせる重厚な音楽が付けられています。クラフクで行われた世界初演を指揮したのは、名歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの息子マルティン・フィッシャー=ディースカウ。指揮者・研究者であるマルティンはドラティの愛弟子でもあり、作品の良き理解者として初録音の発起人を務めました。主役エリアを歌うのはポーランド出身のトマーシュ・コニエチュニー。ワーグナー作品で活躍する歌手で、ここでも堂々たる歌声を披露しています。(2022/05/20 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C220313 |