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リシャフォール, ジャン(1480-1547)

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    ある皇帝に捧ぐレクイエム~神聖ローマ皇帝カール5世の余生と音楽(ユートピア)

    【西洋芸術史に絶大な影響を及ぼした皇帝の素顔に迫る好企画】16世紀中盤のヨーロッパに君臨し、スペイン王カルロス1世としてイベリアとネーデルラントおよび新大陸を統べる一方、神聖ローマ帝国の盟主としてドイツ語圏に絶大な影響を及ぼしたハプスブルク家の皇帝カール5世。その治世はイタリア戦争やルター派プロテスタント勢力との対立など苦難続きでしたが、あらゆる文化領域に優れた人材が集まり宮廷芸術の洗練がひときわ進んだ時代でもありました。ここでは華麗さと威容に彩られた公の場での皇帝ではなく、スペインの修道院で静かな隠棲生活を送っていた晩年のカールに光を当て、彼が愛したポリフォニー芸術の粋を小編成で追求、死へと向かう一芸術愛好家の音楽的肖像を浮かびあがらせます。ルネサンス歌唱に通暁した5人の実力派歌手がヤン・ファン・アウトレイフェの奏でるリュートを交え、多声の教会音楽やリュート伴奏の歌曲、リュート独奏など親密かつ豊かな多声世界を展開。葬儀の場で実際に歌われたモラレスの作品ではなく、カール5世の死の2年前にフェリペ2世がスペイン王位を継いだ時点で王室フランドル聖歌隊に招かれたマンシクールの充実作を選んでいる点も見逃せません。静謐さの中でルネサンス芸術の真髄を知る、秀逸古楽レーベルRameeならではの1枚です。(2025/02/14 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2401

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    王の愛~ヴェネツィアの初期活版印刷譜とルネサンスの声楽・器楽(ドゥルス・メモワール/レザン=ダドル)

    【ア・カペラだけではない!多声音楽の発展をルネサンス楽器のスペシャリストたちと】フランス中部の古都トゥールに拠点を置き、深い研究の成果と筋の通った企画を音楽性に満ちたパフォーマンスへ昇華させ、古楽シーンを賑わせてきたルネサンス音楽集団ドゥース・メモワール。今回は16世紀初頭のヴェネツィアで、多声音楽の普及と発展に大きな貢献をもたらしたオッタヴィアーノ・ペトルッチの業績に光を当て、その当時のポリフォニー音楽の粋を多角的かつ体感的に味わえるプログラムを組み上げました。15世紀半ば過ぎにイタリア東部フォソンブローネで生まれたペトルッチは版画技法を学んだ後、1490年頃からヴェネツィア総督の後援を受けて印刷工房を持ち、活版印刷技術を楽譜出版に転用。『オデカトン』と題された一連の曲集などを通じ、ジョスカンやイザーク、ラ・リューなどフランドル楽派の洗練された声楽曲やスピナチーノ、ダルツァといった名匠たちのリュート音楽を続々出版、その普及に大きく貢献しました。多声楽曲の中には歌詞が添記されていないものも多く、それらが器楽独奏や合奏で演奏されていたことを窺わせます。ドゥース・メモワールはシンプルな編成で歌われる「元歌」と、ペトルッチの楽譜や同時代の作曲家たちによるその編曲例を並べ、多声編曲や当時の楽器の音色の組み合わせを縦横無尽に楽しませながら、1500年前後のヨーロッパ多声音楽がどのような広がりを見せていたかを卓越した演奏で実感させてくれます。ソロ活動でも注目されるビュンドゲンほか3人の歌手たちの瑞々しい歌の傍ら、さまざまな形状のルネサンス・リコーダーや大小のボンバルド(オーボエ普及以前のダブルリード管楽器)、ルネサンスハープやリュートなど多様な楽器を使いこなすプロフェッショナルたちの妙技も聴き逃がせません。(2023/10/20 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC457

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    ベスト・オブ・ジンガー・プア

    1992年3月にデビューしたドイツのヴォーカル・アンサンブル「ジンガー・プア」。この2枚組は彼らの活動25年を記念してリリースされるコンピレーション・アルバムです。/2004年からCDをリリースし、これまでに発売した20種類以上のディスコグラフィから選りすぐられた曲は、ルネサンス期から現代(チック・コリアやスティングも含む)にまで及び、その多種多様さには驚くばかりです。高度なテクニックに裏打ちされた美しいハーモニーをたっぷりお楽しみください。/(2017/05/26 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1869

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    リシャフォール:ミサ曲「おお栄光ある母よ」/ミサ曲「きたれ、キリストの花嫁」(カペラ・マリアーナ/セメラード)

    【ハプスブルク家とフランス王家に仕えたジョスカンの高弟の至芸】活躍初期と後期はハプスブルク家が治めるネーデルラント(現ベルギー)の諸都市で活躍、生涯の大半を通じルイ12世やブルターニュ出身の王妃アンヌ、ルイ12世の後を継いだ広範な文化擁護者フランソワ1世らフランス王室に仕えた名匠ジャン・リシャフォール。恩師と言われる大家ジョスカン・デ・プレの死を悼むレクイエムがつとに有名なこの作曲家の至芸を、ここでは2曲の多声ミサ曲とその源流となる作品を通じて紹介。演奏は日本でもバッハ・コレギウム・ジャパンとの名演で知られるハナ・ブラジコヴァーを筆頭に、彼女との共演による中世作品の名演が多いバルバラ・カバートコヴァー、古楽と近現代歌曲に抜群の適性をみせてきたトマーシュ・クラールら実力派が揃う8人編成のア・カペラ声楽アンサンブル。SUPRAPHONやACCENTでのチェコ系プレイヤーの声楽録音に実績の多い技師アレシュ・ドヴォジャークの敏腕により、教会堂のほどよい残響のなか各パートの動きが明瞭に伝わる録音になっているのも魅力です。師ジョスカンも模索したパロディ・ミサ(既存の特定旋律を全ての楽章の根幹に使ったミサ曲)の技法を縦横無尽に展開、時に特定パートをソロ的に活かし自在にくりひろげられるポリフォニーの妙をお楽しみ下さい。(2024/11/15 発売)

    レーベル名:Musique en Wallonie
    カタログ番号:MEW2308