ブロトンス, サルバドール(1959-)
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スペインの近代ギター曲を集めたシリーズが始動します。全4巻。ある意味「型破り」の曲も含まれます。第1集は数々の受賞経験もあるギタリスト、アダム・レヴィンの演奏です。スペインは1936年から1975年に渡って独裁体制を維持していたフランコ政権の圧政に苦しめられていましたが、芸術家たちは、アメリカで「文化や教育を通じて世界各国の相互理解を高めるために」設立されたフルブライト・プログラムを通じて助成金を受けたりと秘かに進化を続けていました。それゆえ、1970年代終わりからの復興運動には目覚ましいものがあり、スペイン音楽は急速に進化を遂げたのです。この7人の作品は、そんな歴史を乗り越えて21世紀に書かれたもので自由な息吹が感じられる見事なものばかりです。(2013/06/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573024 |
国際的にはほとんど無名でも、ホームグランドのカタロニアでは超有名、というセーラの音楽の特色は、抒情味豊かでちょっと甘口の映画音楽風といったところでしょうか。もちろんスペインの民俗色はふんだんに盛り込まれており、鄙びた雰囲気に溢れていますが、かといって野暮ったくなり過ぎないバランス感覚が絶妙です。ヴィルトゥオジックで華麗な独奏ピアノとオーケストラの双方が大いに活躍する「変奏曲」、センチメンタルで濃厚な旋律の歌わせ方が泣かせてくれる「ロマンティカ」、あるいは終結部での熱狂的な盛り上がりがカッコイイ「アンダルシアの祭り」など、なかなか多彩な作品が収録されています。(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555871 |
フルート奏者クラウディ・アリマニーは、数十年の研究によってドップラー兄弟のフルート作品全集(全12集)を完結させましたが、更に探求を続け、各地の図書館で新たに作品を発見し、この第13集の録音が実現しました。また、アルバムの最後には現代の作曲家ブロントスによる協奏的幻想曲「フランツとカール・ドップラーを偲んで」を置き、プロジェクトの締めくくりとしています。バルセロナ出身のアリマニーはもともとは趣味としてフルートを始めましたが、ピアニストのジュゼップ・マリア・ルエラ、フルート奏者のサルヴァドア・グラタコスに師事し、フランスの巨匠アラン・マリオンやジャン=ピエール・ランパルに出会い高く評価されたことで、フルートの研鑽を積むことを決意。1980年代から世界各国の著名なオーケストラと共演を重ねています。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5459 |
バルセロナの音楽一家に生まれ、父からフルートを学び、バルセロナ音楽院でフルートと作曲を学んだブロトンス(1959-)。1985年にフルブライト奨学金を授与されフロリダ州立大学に留学、やがて作曲家として125以上の作品を創り、これらは様々な賞を受賞するなど高く評価されています。また1991年からはバンクーバー交響楽団の音楽監督、指揮者として活躍、他にもいくつもの交響楽団と素晴らしい仕事をしています。そんな彼の交響曲第5番は、私たちの現代の世界を描いた問題作です。4つの楽章には、どれも「人間の弱点」が描かれ尽くされ、曲の最後にようやく希望が見出されるというもので、聴いていて何となく落ち着かなくなるのは、まあ、仕方のないことなのかもしれません。穏やかさと皮肉さが同居する「オーボエ協奏曲」は一瞬プーランクの軽妙な世界を彷彿させることでしょう。17歳の時に初稿を書いた「4つの小品」は、スペイン国立管弦楽団主催のコンクールで受賞した作品。彼の名を高めるきっかけとなった躍動感あふれる音楽です。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573163 |
バルセロナ生まれの現代作曲家ブロトンスの吹奏楽作品集です。彼の作品は、破滅と再生をモティーフにしたものが多く、前作の交響曲第5番「我らの世界」(8.573163)も壮大なテーマを内包したものでしたが、今回の「復活」はそれ以上に強いメッセージを持った作品です。これはブロトンス(1959-)の最初の吹奏楽作品で、書かれた時期は初期のものですが、彼の作品の中でも一番演奏されている曲の一つといえるでしょう。緊張に満ちた戦いの場面から、ゆったりと再生していく希望と平和を描いた場面のコントラストが美しい絵画のような作品です。交響曲第6番も吹奏楽のための作品で、タイトルの「コンサイス」とは簡明、簡潔の意味を持ち、全曲も比較的短くきっぱりとした風情を有しています。これは2012年のバレンシアにおけるバンドコンテストの自由曲として作曲されました。「オブスティネシー」はその名の通り、しつこく絶え間ないリズムの反復が特徴的です。最後の「移民のバラード」はカタルーニャの民謡がスペインの民族楽器テノーラ(オーボエの一種)で美しく印象的に奏され、以降様々に形を変えて歌われていきます。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573361 |
名指揮者グスターボ・ドゥダメルが「素晴らしい才能!」と称賛したスペインのヴァイオリニスト、フランシスコ・フラーナのデビュー・アルバム。テーマは「バロック時代の伝統再考」であり、作曲家、演奏家ともども過去の名作を探求し、現代に再現するという試みが課せられています。アルバムの中心を成すのはヴィヴァルディの「四季」に使われた75%の素材を捨て、残り25%で新しく構築したというマックス・リヒターの「四季Recomposed」。作曲家自身の映画音楽のリメイクでもあるシュニトケの「バロック風」の組曲、他にユン・イサン作品と、世界初録音となるブロトンスの作品が並びます。フランシスコ・フラーナは故郷のパルマ・デ・マジョルカで学び、ジュリアード音楽院に入学、日本の名手、川崎雅夫に師事し学士号と修士号を取得しました。USCソーントン音楽学校のアーティストディプロマ卒業生でもあり、五嶋みどりとも共演するなど、今後の活躍が期待されています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100080 |