ブローン, クリスティアン・フォン
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20世紀終わりから21世紀にかけて作曲されたオルガン作品を収録した1枚。 南アフリカ生まれのジョーダンの「賛美の歌」は1999年の作品で、西洋とは異なる文化における祈りの歌として書かれました。伝統的なアフリカの部族社会の儀式で歌われるという「賛美の歌」をモデルにしており、超絶技巧を要する激しいセクションは儀式を盛り上げるドラムをイメージしています。この録音は2018年の改訂版によるもの。長年にわたりザール音楽大学作曲科の教授を務めたブラントミュラーの最後作品「星空の音」は、連作「Kosmogonia」の一部を独立させたもので、これが初録音。「地球」と「宇宙」に分けられた音の層を使い、その対話を描いています。ペルトの「来る日も来る日も」は1980年にシュパイヤー大聖堂の定礎950年を記念して書かれました。大聖堂の建物を思わせる豪壮なサウンドが1分ほど続いたあと、ミサの典礼をイメージした進行の後に音楽は穏やかに消えてゆきます。 「星との対話」は当盤の演奏者で、パリのサン・テティエンヌ・デュ・モン教会のオルガニストを務めるクリスティアン・フォン・ブローンの作品。彼の師であり、今は亡きブラントミュラーとの音による対話をイメージしたものです。エスケシュの「エヴォカシオン II」はアフリカのダンスのリズムに基づく低音の上で、グレゴリオ聖歌やポリフォニー音楽、バロック期の詩編曲など多彩な音楽の要素が万華鏡のように展開します。(2022/07/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579122 |
ドイツの職人家庭に生まれたアンドレアス・ジルバーマン。13歳から3年間の修行を経て21歳の時にアルザスでオルガン製作を開始、彼の工房はストラスブールでも人気が高く、やがて5歳下の弟ゴットフリートが修行に来るなど注目を集めていました。修行を終えた弟と2人で何台かのオルガンを製作、その後は彼の子供たちが工房を継ぐなど「ジルバーマン」の名前は優れたオルガンの代名詞ともされるほどの知名度を誇っています。このアルバムで演奏された楽器は1668年にバルトナーによってBouxwiller(=フランス、ブクスヴィレール)のプロテスタント教会に建立されたオルガンで、1699年にアンドレアスが改築を施し、その出来栄えの良さが彼の評価を高める要因となった彼にとっても思い出深い楽器です。現在でも補修を繰り返しながら18世紀の音色を伝える名器を、ザールブリュッケン出身の名手、ブローンが演奏。オルガン建立時の作品から現代曲まで幅広い作品にも対応できる、素晴らしい楽器の音色をお楽しみください。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1705 |