オプファーマン, ラース
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18歳のリヒャルト・シュトラウスが作曲した「ホルン協奏曲第1番」は、ミュンヘン宮廷楽団の首席ホルン奏者を務めた父フランツに捧げられた作品です。シュトラウスは幼い頃からホルンに親しみ、12歳の時に「アルプホルン」、24歳の時に「アンダンテ」を作曲(このアルバムにはL. オプファーマンによる室内オーケストラ伴奏版が収録されています)、また以降のオーケストラ作品でもホルンは重要な役割を果たしており、この楽器に深い愛着を抱いていたことが感じられます。老境に差し掛かったシュトラウスは、2番目のホルン協奏曲を完成させ、「父の思い出に捧ぐ」として1943年にザルツブルク音楽祭で初演。この協奏曲は第1番と同じ変ホ長調で書かれており、モーツァルトを思わせる懐古的な曲調の中で、ホルンが超絶技巧を駆使して旋律を堂々と歌い上げる、若々しいダイナミズムを持った作品です。エーベルハルト・クロークによる室内オーケストラのための『4つの最後の歌』の編曲は、この晩年の名作に透明感溢れる新たな魅力を加えています。「九月」の最後のホルン・ソロも印象的。独奏はバンベルク交響楽団の首席ホルン奏者を務めるクリストフ・エス。ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)、リヒャルト・シュトラウス・コンクールなど、多くの国際コンクールで賞を受賞、2010年にはホルン四重奏団「ジャーマン・ホルンサウンド」を創設し、室内楽奏者としても活躍しています。(2024/10/11 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551473 |