ブリッツスタイン, マーク(1905-1964)
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「人生はキャバレーである」と誰かが言ったとか。その逆もまた真なり。キャバレーは人生です。そもそもキャバレーとは、ダンスやコメディショーなどを演じることができる舞台のあるレストランやナイトクラブのことであり、19世紀のフランスには伝説的な名店「シャ・ノワール(黒猫)」に夜な夜な芸術家たちがたむろしていました。そこでは人々は知的な会話と美味しいお酒を楽しみ、揺蕩うパイプの煙の中を、美しい女性たちがきわどい姿で踊るという、まさに夢と頽廃の世界が繰り広げられていたのです。このアルバムには20世紀のほぼ全域に渡る時代のキャバレー・ソングが収録されています。もちろん作曲家の国籍も多彩ですが、どの曲にも夜の妖しい雰囲気がもれなく感じられます。カレウェのソプラノは澄み切った響きと思いがけない官能性に満ちた声であり、一度聴いたら思わず釘付けになるほどの魅力に溢れています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100021 |
フィラデルフィアで生まれたブリッツスタイン。幼い頃から音楽的才能に恵まれ、アレクサンドル・ジロティにピアノを学びピアニストとしてデビュー。その後はカーティス音楽院で作曲を学び、ベルリンでシェーンベルク、パリでナディア・ブーランジェに師事しました。しかし舞台の楽しさに目覚め、演劇活動に精を出すようになり、「クレイドル・ウィル・ロック」などの映画音楽や劇音楽を作り始めます。バーンスタインやブレヒトとも親しくいくつかの作品で共同作業を行いこちらも注目を集めました。このアルバムは45年に渡る「ピアニストとしての」ブリッツスタインに光を当てており、少年時代の抒情的な作品から、バーンスタインを始めとした親しい家族のための曲、ジャズダンスまで多彩な作品が収録されています。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0438 |