旧約聖書
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ドイツのザクセン州出身の作曲家ゲオルク・シューマン。ライプツィヒ音楽院でピアノと作曲を学び、指揮者として経験を重ねた後、1907年にベルリンのプロイセン芸術アカデミーに招かれて、ブルッフの後任として作曲科の教師に就任。1934年から45年まで院長を務めつつ、ベルリン・フィルにソリスト及び指揮者として繰り返し出演、ベルリン音楽界の大立者として活躍しました。葬儀の際はベルリン・フィルが演奏したと伝えられています。このオラトリオ「ルツ」は彼の最高傑作と目される大作。聖書の『ルツ記』を基にダビデ王の詩篇や伝道の書、雅歌などのテキストを用いてシューマン自身が台本を作成。4人の独唱者、合唱団、管弦楽団によってナオミ、ルツ、ボアズらの登場人物の物語を生き生きと描き出しています。1908年12月9日にハンブルクで初演されたこの作品は大成功を収め、その熱狂は大西洋を越えて米国にまで急速に広がったものの、ナチスの圧力を受けて改変されまます。1946年のシューマン80歳の誕生日に元の形に戻して再演されましたが、その後は演奏されることがありませんでした。この作品、シューマンの同時期に活躍したリヒャルト・シュトラウスの退廃的な《サロメ》に対抗するかのような、純粋な愛の賛歌として再度注目されるのではないでしょうか。(2025/04/18 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555666-2 |
シューマンの合唱曲の中でも、ほとんど演奏されることのない2つの曲集「小姓と王女について」と「降臨節の歌」、そしてシューマンが編曲したバッハのカンタータ第105番。この3曲を演奏するのはエストニアを代表するエストニア・フィルハーモニー室内合唱団とハッキネンが率いるヘルシンキ・バロック管弦楽団です。「降臨節の歌」は1848年11月に作曲された曲集で、リュッケルトの詩が用いられており、円熟期のシューマンらしい息の長い旋律が歌われていく印象的な作品です。シューマンは傾倒するゲーテの影響を受け、バッハの作品も大切にしており、1850年にライプツィヒでJ.S.バッハの全作品を出版するのが目的である“旧バッハ協会”が発足した際にはシューマンも自身の“新音楽時報”において、バッハの重要性を説くとともに、作品を何曲か編曲し演奏することで普及に務めました。このカンタータは1849年に自身で演奏するために編曲したものです。こちらもシューマンの好みの響きで満たされています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1312-2 |
17世紀英国の音楽を、ダンス・パフォーマンスとのコラボレーションで表現するかと思えば、ルネサンス期の代表作の一つ、マショーの「ノートルダム・ミサ」とストラヴィンスキーのミサを並べるという不思議なアルバムをリリースする“先鋭的バロック集団”ラ・タンペート。このアルバムではドイツ・バロック正統派の作曲家シュッツとシャインの作品を粛々と演奏。選ばれている曲はどれも「改悛」をテーマにしており、ドイツ17世紀のプロテスタントの心が的確に表現されています。ル・ポエム・アルモニークのトップを飾ってきた名歌手ルフィリアトル、そしてビザンティン歌謡の歌手アブダラの存在感が際立つ素晴らしいアルバムです。https:youtube.com/watch?v=IRgbxNu_fNE(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA394 |
クリスマスに心が落ち着く音楽を聴きたいあなたに、シュッツの「クリスマス・オラトリオ」をお薦めします。キリスト降誕の様子が聖書の言葉を用いて描かれており、福音史家の朗唱が全曲を繋ぎます。特に終曲合唱の喜びに満ちた音楽は感動的。シュッツと言えば厳しい音楽というイメージですが、ここでのシュッツは暖かみに溢れています。このディスクには、日本でも特に演奏機会の多い「カンターテ・ドミノ」や、二重合唱による壮麗な詩篇第百番なども収録されています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553514 |