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フォクルール, ベルナール(1953-)

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    オルガン音楽の30年 1991~2021 (ヴィーダー=アサートン/フォクルール/タルディヴェル)

    【名手フォクルールによる現代オルガン音楽の歴史、ヴィーダー=アサートン参加!】ベルギーのオルガンの名手ベルナール・フォクルールによる、20世紀末から今日まで30年間のオルガン作品を俯瞰する企画。2017年に亡くなったアメリカの振付師トリシャ・ブラウンに捧げられた自作のほか、ベッツィ・ジョラスによる自身の過去のオルガン曲「Musique de jour(日中の音楽)」に呼応する作品、そしてパスカル・デュサパンやトマ・ラコートといったフランスで活躍する作曲家、イギリスのジョナサン・ハーヴェイ、日本の自然への観想と笙の響きに着想を得た細川俊夫の作品など、多彩な収録内容となっています。チェロの名手ヴィーダー=アサートンが2曲で参加し、切れ味鋭い演奏を聴かせてくれるのもポイント。収録されたトラック6と7は2020年のロックダウン中に収録。フォクルールはその他の作品を、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールにあったジョゼフ・ステヴァンス製作のオルガンを用いて録音するつもりでおりました。ところが2021年1月18日、そのオルガンはホールで発生した火災による消火活動の影響を受けて使用不能となってしまい、パリでの録音に変更されたということです。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG789

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    古楽器のために~20世紀ベルギーの新作楽曲集(ラシェロン/クレマティス/フォクルール)

    【音楽大国ベルギーに於ける、古楽と同時代音楽の関係を探る好企画!】およそ20世紀半ば頃から、クイケン兄弟やフィリップ・ヘレヴェッヘ、リチェルカール・コンソートなどの活躍によって世界の古楽界をリードする地域となったベルギー。そこは同時に現代音楽がさかんな国でもあり、20世紀初頭以来さまざまな作曲家たちがヴィオラ・ダ・ガンバや木管コルネット(ツィンク)、リコーダーなど、古楽器のための新作を少なからず世に送り出してきた地域でもありました。新しくも古雅な響きで人々を瞠目させてきたそれら独特な現代作品の数々を、古楽復興の歴史とともに40年の歴史を重ねてきたRicercarレーベルが1枚のアルバムで特集。21世紀に入って新たに収録された楽曲のみならず、クイケン・アンサンブルの前身でもあるアラリウス・アンサンブルが1968年に録音した「歴史的古楽器録音」も収め、かの古楽大国で現代作曲家たちがどのように古楽器を発見していったかを多角的に知ることのできるアルバム構成になっています。レーベル主宰者ジェローム・ルジュヌに捧げられた楽曲もあり。ブスマンス、メルニエ、指揮者としても名高いピエール・バルトロメー、あるいは自身も歴史的オルガンの弾き手でありながら作曲家としての顔ももつベルナール・フォクルール……演奏芸術・作曲・録音、それぞれの領域の近さもあればこそ、このようなユニークな音世界がベルギーでは歴史を重ねて来れたのだとわかる好企画盤です。(2020/11/13 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC421

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    フォクルール:そして4つの星を見上げた(フォクルール/ボルチェフ/インアルト/ブロンクティ)

    【フォクルールが描くダンテの「煉獄篇」】グスタフ・レオンハルトに師事した名オルガニスト、ベルナール・フォクルールはバッハやブクステフーデのオルガン曲全集の録音で有名ですが、1992年から2007年までベルギーの王立モネ劇場の総裁としてアントニオ・パッパーノや大野和士を迎えて黄金時代を築き、2007年から18年までエクサンプロヴァンス音楽祭の総裁を務めたという異色のキャリアの持ち主。そのフォクルールの長年の夢は作曲で、ここに収められたのはダンテ『神曲』中の「煉獄篇」のテキストによる声楽作品。バリトンとソプラノの独唱、電子制御付きのオルガン、ハープと管楽器による演奏で、コルネットとトロンボーン(サックバット)には古楽器を使用しています。フォクルール自身は演奏に参加しておりませんが、ソプラノは愛娘のアリス、アンサンブルは彼女と共演を重ねるインアルトが担当。浄化の苦しみと喜びを神秘的に描いた音楽を、切々と歌い上げています。(2020/08/14 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG762