シューマン, カミロ(1872-1946)
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2016年からミュンヘンを拠点にデュオ活動を行う“デュオ・ルビコン”。子供たちの遊び場で出会い意気投合したという2人の親密な演奏は、これまでにも高く評価されています。この「影から光の中へ」と題されたアルバムでは、あまり演奏されることのない作品が選ばれています。第1楽章にJ.S.バッハ:無伴奏ソナタ BWV1001のフーガがモティーフとして使用されているボロディンのチェロ・ソナタ、ジョージアの作曲家ツィンツァーゼによる、19世紀ロシアで注目されていたコーカサスの民俗音楽の要素をふんだんに採り入れた「5つの小品」、ドイツ後期ロマン派時代の作曲家カミロ・シューマンのロマンティックなソナタ。どれも親しみやすく、魅力的な作品です。(2023/08/11 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM430 |
1872年、ザクソンに生まれたカミロ・シューマン(1872-1946)の作品集です。彼の父クレメンスは、町の音楽監督であったため、カミロは生まれた時から音楽に包まれていて、幼い頃からいくつもの楽器を自由自在に操れたといい、12歳の時には地域の管学アンサンブルの指揮者にも選ばれるほど卓越した才能を発揮していました。17歳の時、ライプツィヒ芸術学院に入学、作曲をライネッケ、音楽理論をヤーダスゾーン、そしてピアノをツヴィンツァーに学びます。その後、アイゼナハでオルガニストとして活躍、ガブリエリから当時最先端であったレーガーの作品まで多くの曲を演奏したことで知られています。このアルバムで聴けるチェロ作品は、どうしてもラフマニノフやブラームスの影響を免れませんが、とは言え彼のメロディメーカーとしての資質と、ピアノ・パートの名人芸を聴きとることができるでしょう。チェロを奏するのはNAXOSおなじみのクリーゲルです。(2011/04/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572314 |
ザクセン出身のカミロ・シューマンは、カール・ライネッケに師事し音楽の基礎を学びました。その後はベルリン音楽大学に進み、クララ・シューマンの異父弟であるヴォルデマール・バルギールとロバート・ラデッケのもとで更なる研鑽を積み、オルガニストとしてデビュー。後に作曲家に転向しました。彼の作品はドイツロマン派の伝統を遵守しながらも、晩年にはシェーンベルクやストラヴィンスキーなどの先進的な作風も取り入れた折衷的な作風を持っていますが、このホルンのための作品は明らかにロマンティックな様式を備えており、時にはまるで古典派作品であるかのような端正な佇まいを見せています。最後に添えられているのは、ルクセンブルクの作曲家メナジェの小品。まさに「山上」の荘厳な景色を思わせる雄大な作品です。ルクセンブルク出身のホルン奏者レオ・ハルスドルフの表現豊かな演奏に加え、ルクセンブルクに拠点を置き活躍するピアニスト白木加絵の絶妙な伴奏も聴きどころです。(2019/12/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579051 |