スコリク, ミロスラフ(1938-2020)
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1938年、ウクライナのリヴィヴで生まれたスコリク。第二次世界大戦後、家族とともにシベリアに追放され、この地で音楽を学んだという経験を積み、故郷に戻ってからはカバレフスキーに師事し音楽家として成功、現在では教師としても尊敬される人です。オペラやバレエなどの劇音楽や、パガニーニ:24のカプリースのオーケストラ編で知られています。9曲あるヴァイオリン協奏曲は彼の音楽人生の中でも45年間の長きに渡って作曲されおり、どれもシンコペーションが際立つ、力強く表現的なオーケストラの伴奏の上で、ウクライナの伝承を採り入れた哀愁漂う旋律を歌うヴァイオリンが印象的。時折、とびきり美しい旋律が織り込まれた興味深い作品群です。このアルバムには第1番から第4番までが収録されています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574088 |
ミロスラフ・スコリク(1938-) はリヴィヴ音楽院を経て、モスクワ音楽院の大学院でカバレフスキーに師事、ウクライナを代表する作曲家および教師の1人として活躍しています。彼の9曲あるヴァイオリン協奏曲は45年間に渡って書かれたもので、第1集(8.574088)に続くこの第2集には2004年から2014年に書かれた5曲を収録。ジャズの要素が強い第5番、瞑想的なテーマで始まり、次第に狂騒的になる第6番、第6番の荒々しさを発展させた第7番、ショパン生誕200年を記念して、ショパン作品から様々な引用が聴かれる第8番、抒情的な主題が劇的に展開する感動的な第9番、どれも単一楽章によるスコリクの作風が端的に示された興味深い作品群です。ヴァイオリニスト、ビエロウは第6番と第9番の初演者であり、スコリク作品の優れた理解者として知られています。(2020/05/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574089 |
ウクライナの作曲家ミロスラフ・スコリクは、リヴィウに生まれるも、第二次世界大戦後に家族がシベリアに追放されたため、その地で育ちます。彼はシベリアで、多くの「政治犯」とされる人から音楽を学び、教師として教えるまでになります。その後、ウクライナに戻り、一時期はモスクワへ行き、カバレフスキーにも音楽を学んでいます。彼の作品は、まさしく新古典派の潮流を受け継ぐものであり、大きなパワーを持っています。
1964年、アルメニアの映画監督パラジャーノフが作家コチュビンキーの「忘れられた祖先の影」(日本では「火の馬」と題される)を映画化する際に、音楽をスコリクに依頼。革新的な手法で描かれた映像は高い評価を受けたのですが、ソ連では批判を受けてしまい、再編集を拒んだパラジャーノフはソ連から排斥されてしまったのです。スコリクは完成した曲から2作をヴァイオリンとピアノのために編曲、これがトラック5と6です。(2012/07/11 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0137 |
ウクライナの作曲家ミロスラフ・スコリク(1938-)は、リヴィウに生まれるも、第二次世界大戦後に家族がシベリアに追放され、1955年まで帰国を許されなかったためその地で多感な少年時代を送ります。この地で多くの「政治犯」とされる人から音楽を学び、教師として教えるまでになりますが、ウクライナに戻ってからは、モスクワ音楽院でカバレフスキーに学ぶなどその才能を順当に伸ばし、偉大な作曲家として現在もウクライナで生活しています。彼の音楽には聖書や哲学の精神、古典と前衛、民俗音楽とジャズのリズムなどが含まれていて、それはあまりにも多彩であるためジャンルを特定することは出来ません。このアルバムに収録された音楽も多種多様な味わいを持つものばかりで、良く知られる「グツールの三連祭壇画」での悲しげな表情と、それに続く「二連祭壇画」のパワフルでエネルギッシュな音楽は、彼の特性を端的に表すものと言えるでしょう。また、管弦楽のための「カルパティア協奏曲」はとても魅力的な作品で、多種多様な楽器が存分に活躍する興味深いもの。まずはここから聴いてみてはいかがでしょうか?(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573333 |