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クレキヨン, トマ(1505-1557)

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    アメルバッハ:タブラチュア譜によるハープシコード作品集(1571)(ウィルソン)

    16世紀のオルガン奏者アメルバッハの名前は、とりわけこの「タブラチュアブック」で知られています。当時の歌や様々な舞曲などを鍵盤楽器のために編曲したものを集めたこの曲集は、演奏技巧の熟練だけでなく、音楽の基礎を教える手段として有益でした。既存の作品に華やかなパッセージを加えることで演奏の難易度もあがり、時として演奏不可能な曲も出てきたとさえ言われています。(2007/12/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570335

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    音の錬金術~ハイデルベルクのリュート写本(ミールズ/コボウ/アレント)

    16世紀ドイツのリュート奏者・作曲家、ゼバスティアン・オクゼンクンが編纂した「リュートのためのタブラチュア集」は、ラテン語のモテット、ドイツ語の詩篇と歌、イタリアとフランスの曲を含む当時最先端の音楽をリュート独奏用に編曲して1558年に出版されました。ジョスカン・デ・プレを筆頭にニコラ・ゴンベールやイオアネス(ヨハネス)・ムートンなど、当時の宮廷で流行した音楽をうかがい知ることができます。オクゼンクンはプファルツ選帝侯のオットー・ハインリヒお抱えのリュート奏者。当時のリュート用編曲(インタブレーション)は、多声音楽を2声か3声に編曲するのが通常でしたが、リュート奏者のアーレントと歌手のクリストフ・ブルメスターはオクゼンクンのアレンジが声のパートを付け加えるのに向いていると考え、独自に歌のパートを加えています。ここではドロテー・ミールズとヤン・コボウによる優れた歌唱を聴くことができます。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555267-2

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    ごきげんよう、スザートさん~ティールマン・スザートの出版譜の世界~(ユートピア)

    【多声音楽の発展を促したスザートの業績、欧州最前線の古楽プレイヤーたちと】ラ・カピーリャ・フラメンカやウエルガス・アンサンブルといったベルギー随一の古楽アンサンブルで活躍してきた実力派古楽歌手たちが結集、それぞれの曲は決して長くないものの、どれも精巧な多声の歌の魅力が凝縮されたポリフォニー傑作集を録音しました。テーマはティールマン・スザート、16世紀屈指の印刷業界人です。15世紀にヨーロッパで発展した活版印刷術が16世紀初頭に楽譜印刷に応用されるや、音楽は手書きで楽譜を書き写すしかなかった時代には考えられなかったほどの勢いで広範囲に届くようになりました。その大きな恩恵を受けたのが15世紀末~16世紀に活躍したフランス=フランドル楽派のポリフォニー作曲家たち。そして彼らの名声拡大に大きく寄与したのが、ヴェネツィアやアントウェルペン、パリなど多くの人々が行き交う大都市で活動していた出版業界人たち。おそらく自身も音楽家だったスザートはフランドル地方随一の国際的な港湾都市アントウェルペンに拠点を構え、クレキヨンやクレメンス・ノン・パパ、ゴンベールといった同時代のフランドル人作曲家たち、あるいはジョスカン・デプレのような往年の大御所たちの傑作を数々の曲集に編んで印刷、その普及に大きく貢献します。スザートによって選ばれた作品の確かさをじっくり、リュート独奏を交えながら堪能できるプログラムには「千々の悲しみ」や「森のニンフたちよ」など往年の名曲から、宗教曲・世俗曲を問わず仏・蘭・伊・ラテン語などさまざまな言語の佳品が並び、細部までよく整えられた演奏の確かさとあいまって、5世紀前の世界に軽々と私たちを誘ってくれる仕上がりになっています。(2023/10/06 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2205

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    コレア・デ・アラウホ:ティエント集/トマ・クレキヨンの歌/聖なる秘蹟にまつわる説法(インアルト/フォクルール)

    【スペイン黄金時代の末にひときわ強く輝いたオルガンの大家、その真髄を多角的に解き明かす】現代における金字塔的存在ともいうべきバッハ・オルガン作品全集で知られるとともに、ドイツ・バロックのオルガンの大家たちの傑作集を数多くRicercarレーベルに録音してきたベルギーの世界的オルガニスト、ベルナール・フォクルール。今回のアルバムは、1989年にも一部作品を録音していたスペインの大家コレア・デ・アラウホと正面から向き合った充実の4枚組。しかもフォクルールの独奏のみならず、近年よく共演を重ねているインアルトを交えて多様な編成による同時代作品も多く組み込まれています。イタリアのフレスコバルディや英国のギボンズ、ドイツのシャイトなどとほぼ同じ時代を生きたコレア・デ・アラウホは、周辺諸国に圧され落陽を迎えつつあった黄金時代末期のスペインで活躍。1626年に出版された大著『ティエント曲集、およびオルガンのための実践的・理論的講釈』で音楽史に名を残したものの、何度か裁判沙汰を起こしながらも大都市セビーリャでオルガニストとして長く活躍した後、ハエンとセゴビアの大聖堂でもポストを得たという他はあまり詳しいことが判っていません。しかし彼のオルガン作品は精巧な対位法とダイナミックな音楽展開で注目され、古楽復興の流れでも多くの名盤が制作されてきました。フォクルールの今回の録音はそれら並居る名盤群に勝るとも劣らぬ仕上がりで、1989年に収録した作品も改めて再録音。スペイン各地と彼の母国ベルギーに残る銘器を縦横無尽に駆使し、古雅な響きの魅力を最大限に引き出しています。欧州最前線を行く俊才たちが手にした、バロック以前のスペインで重用された管楽器バホン(ドゥルツィアン)のコンソートや金管合奏を交えたトラックも、充実した響きで在りし日のスペインへと誘ってくれます。(2022/04/22 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC435

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    装飾楽句の嵐~木管コルネットのための作品集(イ・カヴァリエーリ・ディ・コルネット)

    【木管コルネットの新世代名手、故郷イタリアの昔日を縦横無尽に旅する傑作集】木管コルネット(ドイツ名ツィンク)とは、リコーダーをやや大きくした木管ないし骨材管に金管式のマウスピースがついた、ルネサンス~バロック期に流行した管楽器。400年前の欧州では非常に愛されていた楽器にもかかわらず、吹きこなすのは並大抵ではなく、古楽復興の流れでもプロ演奏家の登場が比較的遅かった楽器のひとつでもあります。しかし1980年代に登場した伝説的名手ブルース・ディッキーが数多くの名手を育てたおかげで、この楽器を巡るシーンは21世紀に飛躍的な広がりを見せました。イタリア出身の超実力派インギシアーノもまさにディッキー門下の俊才のひとり。彼の卓越した息遣いと指回りで、昔日の精鋭奏者たちが吹きこなした大作曲家たちの独奏名品を心ゆくまで味わえるこの新録音は、イタリア人古楽器奏者によるイタリア古楽がこれほどまでに作品の存在感にぴたりと寄り添うものかと驚かされる、絶妙の歌心がたまりません。共演が鍵盤楽器ひとつというシンプルな編成なのも魅力のひとつ。木管コルネットの旨みをきわだたせるシャープなイタリア式チェンバロやポシティフ・オルガンの響きも味わい深く、昔日のイタリアの音楽世界を満喫できる上質アルバムに仕上がっています。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A120

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    ルネサンス世俗声楽曲(ドゥルチェス・エクスヴィエ)

    【多声の綾を独唱とリュートの美音で綴る、16世紀流儀のリュート歌曲集】16世紀には、パレストリーナやラッススらによる教会音楽はもとより、ヴェルドロやジャヌカンらの世俗音楽も、多くの場合は3~5声が別々のメロディを歌いあわせるポリフォニー楽曲として作曲されました。しかし当時のさまざまな史料から、そうした歌もリュート1挺を従えた独唱で演奏される機会が少なからずあったことも判っています。既にジョスカン・デプレの世俗歌曲群をその手法で、多くの声部をリュートで受け持って見事なアルバム(RIC403/国内仕様盤NYCX-10071)を制作している、スロヴェニア出身の新世代名手ボル・ズリヤンとフランスの古楽歌手ロマン・ボクレールのタッグは今回、たった一人で過ごす夜に去来する恋の悩みを歌ったイタリア語マドリガーレやフランス語シャンソン、およびスペイン語歌曲を集め、黄昏から夜明けまでの時の流れを追ったプログラムを二人だけでじっくり解釈。幾人もの歌手が歌うよりも現代人の感覚に近いと言ってもよい孤独感を鮮やかな演奏に結晶させました。温もりあるボクレールの美声もさることながら、ジェズアルドのマドリガーレをリュート独奏で演奏した驚くべきアルバム(RIC434/NYCX-10311『レコード芸術』誌特選)で新たに注目を浴びたズリヤンの細部まで行き届いた解釈も見事なもの。一連の切ない詩句による歌の末、不意にアンコールのように盛り込まれたビートルズの「ブラックバード」もあまりに自然な美しさではっとさせられます。(2023/01/13 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC446