サン=ジョルジュ, ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド(1799-1875)
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(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9027BD |
【ベルリオーズ、ワーグナー絶賛のオペラをニケが蘇演!】中世十字軍の時代、キプロス王国に実在した女王カタリーナ・コルナーロを主人公とし、政治に翻弄された生涯に恋愛事情を掛けた物語。1441年、ヴェネツィア共和国とキプロス王国が舞台。ヴェネツィア貴族アンドレア・コルナーロの娘カタリーナは、フランスの騎士ジェラールとの結婚を間近に控えながら、評議会の一員で政略的に立ち回るモチェニーゴの差し金によりキプロスの王リュジニャンのもとへ嫁ぐことになります。命を狙われ身を隠したジェラールでしたが、彼を救ったのが実は身分を隠したリュジニャンその人であり、二人は正体を明かさぬまま兄弟の絆を結びました。カタリーナの婚礼の場で復讐を果たそうとしたジェラールでしたが、結婚相手の王に手を掛けようとしたその時、それが命の恩人リュジニャンであることを知ります。リュジニャンもまた驚きながら、捕らえられたジェラールの命を救い牢に繋ぎました。2年が過ぎたころ、リュジニャンは原因不明の病に罹り、死が間近に迫っていました。彼は妃のカタリーナが、刑の執行を免れたジェラールをまだ愛していることを知っており、二人が今後幸せを掴むことを望むようになっていました。やがてジェラールがマルタ島の騎士として現れ、リュジニャンの病はヴェネツィアの謀略であること、今ならばまだ救う方法があることを告げますが、それを聞いたモチェニーゴは時既に遅しと、権力を自分に譲ることをカタリーナに迫ります。全てはヴェネツィアと彼の策だったのです。しかしカタリーナはジェラールの協力を得て、無事にヴェネツィアの侵攻を抑えることに成功し、モチェニーゴは捕らえられました。王は死の床でカタリーナに王冠を託します。キプロスの女王の誕生に、民衆は深く忠誠を誓いました。1841年12月22日にパリ・オペラ座で初演された『キプロスの女王』。ベルリオーズは「アレヴィの出世作『ユダヤの女』に匹敵する大成功」と讃え、ワーグナーもまた「アレヴィの新しいスタイルは最も輝かしい形で成功した」と絶賛しました。ドイツではラハナーが『カテリーナ・コルナーロ』として同1841年、イタリアでもドニゼッティが同じタイトルで1843年に、ほぼ同じストーリーで歌劇を作るなど影響を与えましたが、アレヴィの作品自体はヨーロッパの歌劇場からいつの日か姿を消しました。2017年にこの名作を蘇らせて大きな話題となったのが、ニケによるシャンゼリゼ劇場公演。その前後にセッション収録されたアルバムがこちらです。ニケの熱い統率に導かれた、作品の価値を圧倒的に知らしめる素晴らしい演奏となっています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :ES1032 |
ドイツ語圏で活躍したコロラトゥーラ・ソプラノは、日本でも根強い人気を持っています。初期のシュヴァルツコップはもちろん、リタ・シュトライヒ、エリカ・ケートなどが50~60年代に人気を得ました。エルナ・ベルガー(1900‐90)は彼女たちの先輩格で、大きな影響を与えた存在です。ベルガーの時代のコロラトゥーラはモーツァルトだけでなく、ベルカント・オペラや《椿姫》などの主役もドイツ語で歌いました。もちろんアリアだけでなく全曲を歌劇場で歌ったのです。ベルガーの歌に澄明さと可憐さだけでなく、懐の深さが感じられるのはそのためでしょうか。(山崎浩太郎)(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110733 |
シチリア生まれのテノール歌手マルチェッロ・ジョルダーニは、日本での舞台はもちろんのこと、今や世界中のオペラハウスで活躍中。特にヴェルディを中心としたイタリア物やフランス物では欠かせない存在として、名指揮者との共演も数を重ね、既に名声を確立しています。何と言っても、「神のごとく歌う」と形容されたこともある、圧倒的な存在感のある歌声が武器。当盤ではヴェルディに加えてドニゼッティ、ベルリーニ、ロッシーニなど得意レパを集め最後はマスカーニの名曲で締め括り、彼の芸術を存分に堪能できます。輝かしい高音は特に聴き物です。(2004/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557269 |
ヒロインのルチア役を歌うリーナ・パリューギ(1908~80)は、30年代から40年代にかけてのイタリアを代表するコロラトゥーラ・ソプラノです。先輩のトーティ・ダル・モンテの流れを継ぐ彼女は、マルゲリータ・カロージオとともに、マリア・カラス出現以前の典型的なルチア歌いでした。歌手としての衰えは早く、40年代後半の全曲録音などでは冴えませんが、この39年録音は全盛期の状態をつたえる貴重なものです。相手役のジョヴァンニ・マリピエロ(1906~70)はパドヴァ出身の歌手で、大戦中にはイタリア各地で活躍したテノールです。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110150-51 |
舞台は19世紀のはじめ。戦場で拾われた後に連隊で育てられ、美しく成長したマリーアと、彼女に心を寄せるチロルの若者トーニオ。マリーアは、叔母を名乗る女性(後で実母とわかるベルケンフィールド侯爵夫人)によってパリに連れ去られてしまうが、最後はめでたくトーニオと結ばれる物語。ドニゼッティ円熟期の傑作「連隊の娘」は、主役2人に要求される超絶技巧が聴きもの。特にCD1、トラック13「第1幕のフィナーレ: ああ友よ、今日は楽しい日」のトニーオのアリアにおけるハイC連発攻撃は最大の難所です。またマリーアはCD2、トラック6「シェーナとアリア: わたしの運命は変わる…お金も地位も、心は変えられないわ」の後半でコロラトゥーラの華麗な技巧を披露します。ナクソスではロッシーニ「イタリアのトルコ人」で成功を収めたコンティ指揮によるライヴ録音でお届けします。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660161-62 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110018-19 |
《蝶々夫人》の主役は軽いリリコから重いドラマティコまで、さまざまな声質のソプラノ歌手によって歌われます。この全曲盤の特徴は、コロラトゥーラ・ソプラノとしてイタリアで絶大な人気を誇った、トーティ・ダル・モンテ(1892-1975)が歌っていることです。スカラ座での《ランメルモールのルチア》や《リゴレット》で名声を博したダル・モンテは録音が少なく、全曲盤はこの《蝶々夫人》が唯一のもの。現代ではまず聴くことのない声質で、貴重な遺産です。ジーリのピンカートン役もお見事。余白にはダル・モンテのアリア集も収められています。(山崎浩太郎)(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110183-84 |