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ロックバーグ, ジョージ(1918-2005)

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    ロックバーグ:ピアノ作品集 2 - 12のバガテル/3つの悲しい小品/ソナタ・セリア(イヴァン・ハーシュ)

    第1集(8.559631)、第4集(8.559634)に続く、アメリカの作曲家ロックバーグのピアノ作品集第2集です。彼は長い作曲家生活のほぼ全域でピアノ作品を書いていて、1941年の最初期の変奏曲から、1996~97年の「2台ピアノのための炎の環」まで様々な作風の変遷を経ながら、凝縮された世界を表現し続けました。ここに収録された「12のバガテル」は短いながらも完結した内容を持つ小品の集合体で、以前、ピアニスト、ハーシュがロックバーグに「シェーンベルクとの関連」を指摘したところ、即座に「それは違う」と反論されたという作品です(確かに、使っている12の音が同じであろうとも、その構成や並べ方が変われば全く違う色合いが出ることは間違いありません)。3つの悲しい作品は驚くほど抒情的ですがジャズ風な趣きも垣間見える美しい曲。ソナタ・セリアは着想こそ初期ですが、50年代に改定され、1998年になってようやく発表された力作です。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559632

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    ロックバーグ:ピアノ作品集 3 - パルティータ - 変奏曲/バッハによる/幻想的ソナタ(サリー・ピンカス)

    ロックバーグのピアノ作品集第3集です。第1集(8.559631)や第2集(8.559632)の難解で複雑な響きに比べると、この第3集に収録されている「パルティータ-変奏曲」はどことなく耳に優しい瞬間もあり、聴き手はやすやすと彼の世界へ引き込まれてしまいます。しかし、そこはロックバーグ。すぐに音の迷宮へと私たちを連れ去ってしまうのですが・・・。古典的な手法から、最先端の語法まで、様々なテクニックを用いて描かれた12の作品には、悲劇、原罪、愛など予測不能の世界が描かれていて、まさに目が覚めるほどの面白さです。なかでも「夜想曲」でのなりすましロマン派ぶりには誰しも唖然とすることでしょう。ハープシコード奏者、イーゴリ・キプリスのために書かれた「バッハによる」は2人の作曲家による親密な対話です。暗く苦痛に満ちた「ソナタ」にも時折抒情的な音が見え隠れするのがロックバーグの持ち味でしょう。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559633

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    ロックバーグ:ピアノ作品集 4 - カーニバル・ミュージック/4つの短い小品/創作主題による変奏曲(サリー・ピンカス)

    ロックバーグのピアノ作品集第4集です。第3集にもかなりメロディアスな作品が含まれていましたが、こちらはもっと大衆的(?)な肌触りが感じられることでしょう。「カーニバルの音楽」は、冒頭こそ現代的な響きですが、それを縫って聞こえてくるのは何とも楽しい音楽。ジャズ、ラグ、そしてブラームスやバッハの引用など、色とりどりです。「4つの短いソナタ」は強烈な音のぶつかり合いが楽しめますが、音楽の構造はスカルラッティに由来します。そして「変奏曲」はまるで19世紀の音楽。ロックバーグは基本的にロマンティストだったに違いありません。(2010/10/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559634

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    ロックバーグ:ブラック・サウンズ/聖歌「何ゆえに悲しむや、わが心よ」/7つの情景によるモノドラマ「パイドラ」(ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト/ローズ)

    たまには現代音楽らしい現代音楽を聴きたくなる貴方に推薦するのが現代アメリカのロックバーグ。神話に題材を求めた「パイドラ」は、半音階的な音の洪水が何故かカッコよく感じられるから不思議、手に汗握る迫力で、最後まで飽きさせません。叫び声まで使う、女性歌手の表現力の幅広さは拍手喝采もの!バレエのための音楽「ブラック・サウンド」のオーケストレーションも素晴らしく、演奏時間12分過ぎからの猛烈な高揚は、この部分だけ繰り返し聴きたくなるほど。「ドイツの三大S」と称される一人シャイトによる管弦楽曲には、作曲者の作曲様式の多様性が伺えます。作曲者自身による曲へのコメント付き。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559120

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    ロックバーグ:フルート作品集 1 (ジェニングス/ジョンソン/ハン)

    もともとロックバーグ(1918-2005)が日本で知られるようになったのは、「カノン変奏曲」の流行からでしょうか。あの名曲が少しずつ形を変えていく過程は、ぞくぞくするほどに刺激的でした。彼の作品のいくつかは同じような形態をもっており、この「カプリース変奏曲」も同じ世界に属するものです。もともとパガニーニの主題と50の変奏から出来ているヴァイオリンのための曲ですが、今回フルーティストのジェニングスがいくつかを選び出してフルートのために編曲し、これを演奏しています(彼女の父アンドリューは、コンコード弦楽四重奏団の第2ヴァイオリニストで、ロックバーグはこのアンサンブルのためにいくつかの作品を書いていたこともあり、彼女は幼い頃からロックバーグ作品に愛着を持っていたといいます)。もちろんロックバーグ自身はフルートのためにそれほど多くの作品を書いたわけではないのですが、ジェニングスは「古き親しい友人」として彼の作品をフルートのために編曲、彼女なりの解釈を施して世に送り出すといいます。美しい音色だけでなく、様々な特殊奏法を駆使した多彩な音色は、聴き手を幽玄な世界へといざなうことでしょう。浮世絵からインスパイアされた一連の作品も、儚い美しさを有しています。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559776