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スイスの名門オーケストラと鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスによる待望のオネゲル(1892-1955)交響曲の続編が登場です。前作では第1番と第3番という少々地味ながらも、堅実な曲を用意したデイヴィス。今作では満を持しての第2番と第4番のお披露目です。オネゲルの交響曲の中でもとりわけ人気の高い第2番は、弦5部のために書かれた編成の小さい曲。もともとは1936年の旧バーゼル室内管弦楽団創立10周年の記念にと、創立者パウル・ザッハーがオネゲルに委嘱した曲でしたが、第二次世界大戦の勃発など世界的情勢の不安を受け、完成したのは1941年になってからでした。そんな時期に書かれた作品のせいか、全曲は暗いトーンに覆われていますが、最後に現れるトランペットのコラールがこの絶望的な雰囲気を振り払ってくれるかのように勇壮に響くのです。それに対し、第4番は明るく清明な響きを持ち、時にはスイスの民謡が聞こえてくるなど、幸福感に溢れた作品となっています。こちらもパウル・ザッハーの委嘱作で、こちらは同じく楽団の創立記念20周年のための作品です。デイヴィスの指揮の特徴である、見通しの良さはこれらの2曲にも存分に発揮されており、第2番でのメリハリと、第4番の透明感は、これらの曲の過去の演奏の中でも群を抜くものでしょう。(2014/05/28 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB05 |
バーゼル交響楽団は、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇場の座付きオーケストラでもあります。1997年に旧バーゼル交響楽団と、バーゼル放送交響楽団が合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィスを首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるアンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。1876年に設立された旧バーゼル交響楽団は、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョルダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラです。客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェングラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わいを持つオーケストラを演奏しています。2009年から首席指揮者を務めるデニス・ラッセル・ディヴィスは、このオーケストラから新しい響きを引き出すことに成功、既にリリースされているシューベルト(1797-1828)やオネゲル、ストラヴィンスキーなどでも驚くほど斬新な音楽を創り上げています。今回収録の第2番はシューベルトの初期の作品で、作曲は17歳のとき。しかし規模も大きくなかなか聴き応えのある曲です。一方6番は「小ハ長調」とも呼ばれる曲で、冒頭から荘厳な雰囲気を持つベートーヴェンからの影響が大きいとされる作品。どちらもディヴィスが念入りに演奏しています。(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB07 |
現在、最も先鋭的な表現を持つ指揮者デニス・ラッセル・デイヴィス。彼は2009年以来バーゼル交響楽団の首席指揮者として、このオーケストラの更なる発展に寄与しています。今盤はシューベルト(1797-1828)の「ザ・グレート」で、この悠然たる作品をねっとりと歌い上げます。全曲は1時間超え。最近ではジョナサン・ノットもゆっくりとしたテンポ設定で演奏していましたが、こちらに匹敵する濃厚な演奏と言えるでしょうか。もちろん一瞬たりとも音楽は弛緩することなく、常に緊張感を孕んだ見事な造形美が光ります。(2014/01/22 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB03 |
偉大なるストラヴィンスキー(1882-1971)の「春の祭典」。1913年にバレエ・リュスで初演され激しい賛否両論を巻き起こしたことでも知られます。この演奏はまずディヴィスの指揮するオーケストラで、この破壊的な曲を聴いていただき、その後に同じくデイヴィスと日本の現代音楽のスペシャリスト、滑川さんによる4手版をお楽しみいただくという趣向です。どんな形態で演奏されようとも、この曲の凄さは際立っています。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB06 |
2014年にリリースされた"春の祭典"(SOB06)に続き、ストラヴィンスキーの"火の鳥"を管弦楽版と2台ピアノ版との比較を楽しめる企画盤。今回も管弦楽版をD.R.デイヴィスが指揮するバーゼル交響楽団、「2台ピアノ版」をD.R.デイヴィスと彼の妻、滑川真希が演奏しています。ストラヴィンスキーの3つのバレエ作品の中で、"火の鳥"は、他の2曲("春の祭典"、"ペトルーシュカ")と違い、作曲家による4手版が残されていません。そのため、D.R.デイヴィスは自分で4手版をアレンジするために、バーゼルのパウル・ザッハー財団に保管されているピアノ・ソロの譜面を参照、新たなヴァージョンを作り上げました。D.R.デイヴィスの斬新な解釈に基づく演奏はもちろんのこと、2つの版の聴き比べも非常に興味深いものとなっています。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB10 |
《ペトルーシュカ》はもともとはピアノ協奏曲として構想された作品であり、1911年にバレエ・リュスのためにバレエ音楽に仕立て直した際も、ピアノの見せ場が多く取られていました。1914年にはアルトゥール・ルービンシュタインの依頼により《ペトルーシュカからの3楽章》が作られていますが、ストラヴィンスキー(1882-1971)は、オーケストラの総譜を作成する際に平行して"4手ピアノ版"も作成していました。こちらは、リハーサル用、もしくは研究用として用いられていましたが、最近はその技術的難易度の高さが愛されるようになり、しばしばコンサート・ホールでの演奏機会も増えてきました。2014年にリリースされた《春の祭典》(SOB06)、2016年の《火の鳥》(SOB10)に続き、ストラヴィンスキーの《ペトルーシュカ》を管弦楽版と4手連弾版との比較で楽しめる好企画盤。今回も管弦楽版をD.R.ディヴィスが指揮するバーゼル交響楽団、「4手連弾版」をD.R.ディヴィスと彼の妻、滑川真希が演奏しています。(2016/10/28 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB11 |
ベルリオーズ(1803-1869)自身が「私の人生はとても多くの興味深い内容を盛った小説である」と語り、また45歳のときには実際に「回想録」の執筆もはじめるなど、その生き方も音楽に負けず劣らず波乱万丈の一途を辿った人でした。この回想録は彼の死後、1870年に出版されましたが、これを読んだ読者たちは、ここに横溢する狂気に驚くと同時に、彼の天才についての思いを巡らせたのです。このアルバムは、ベルリオーズがシェイクスピア作品に触発された作品が主に収録されていますが、極度に歪曲、拡大された人物描写や壮大な音楽、濃厚な表情は、確かに他の作曲家たちの同傾向の作品に比べると、一味も二味も違うもの。ベルリオーズという人物の特異さが遺憾なく強調されていると言ってもよいでしょう。今回、これらの作品を演奏するのは、オペラでも活躍するアイヴォー・ボルトン。「クレオパトラの死」では名歌手カサロヴァを迎え、充実した演奏を聴かせます。また、ヴァイオリン協奏曲ともいえる「夢想とカプリス」は歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」から派生した作品で、こちらも興味深い音楽です。ユン・ソヨンの力強い演奏が魅力的です。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB08 |