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現代のユニークな作曲家、マイケル・ゴードン(1956-)の2曲の大規模なオーケストラ作品です。ロサンジェルス・フィルハーモニックの委嘱作である「ダイストピア」は"調和と不調和の間の灰色の領域を探索する"がテーマの熱狂的で混沌とした音楽。この都市の未来を音で描くというスゴイ(騒々しい)作品です。「ベートーヴェン:交響曲第7番の再構築」は、常にベートーヴェンからインスピレーションを得るというゴードンが、9曲ある交響曲の中でも最も暴力的なリズムを持つ「第7番」を再構築したもの。いつまで経っても始まらない第1楽章(らしきもの)が始まると、この現実世界がどんどん奇妙な音に侵食されていきます。確かにベートーヴェンの残滓はあるのですが…。初演時、聴衆は呆れかえったという問題作です。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21105 |
アメリカのオルタナティヴ・ロック・バンド「ウィルコ」のメンバー、グレン・コッチェ(1970-)のオリジナル作品「ドラムキット・カルテット」。2014年、8年ぶりにリリースされたコッチェのアルバム「Adventureland(CA21098)は、クロノス・カルテットとエイト・ブラックバードが共演したことでも話題になりました。今回のコッチェはまるでライヒやアダムスのようなミニマル色と、独創的なサウンドをふんだんに用い、「ポスト・クラシカル」風な静寂と騒音の世界を行き来します。ソー・パーカッションは即興的な音と、電子音を組み合わせ、見事な音のタペストリーを織り上げています。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21116 |
作曲家ジェフリー・ブルックスの音楽の特徴は、大きく豊かな感情表現、ヘビーなベースライン、ポップスとロックの影響、印象的な不協和音、ニューヨーク・スタイルの「ダウンタウン」のノイズに代表されます。ブルックスとバング・オン・ア・カンのメンバーは1980年代半ばに初めて会い、以降親しい友人として「ドレッドノート」(1996)などのコラボレーション作品を発表、この最新アルバムでもユニークな音楽を創り上げています。エキゾチックな「After the Treewatcher」、ノイズたっぷりのバッハ作品が変貌していく「最愛の兄の旅立ちに寄せて」によるカプリッチョ」、同じくバッハからインスパイアされた「パッション」の3曲です。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21146 |
アメリカ現代における「総合芸術」の第一人者メレディス・モンク。1960年代から斬新なヴォイス・パフォーマンスを行い、数多くのアーティストに多大な影響を与え続けている彼女ですが、このアルバムでは過去作品に新たなアレンジを加えながら、自身のキャリアを振り返るという、まさにアルバム・タイトル「Memory Game」そのままの世界を披露しています。長らく彼女と活動を共にしているブレックマン、スニフィン、ガイシンガーが演奏に参加、オリジナルのスタイルを継承しながらも、どこまでも斬新な表現を追求するモンクの意欲に圧倒される1枚です。(2020/05/22 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21153 |
18世紀に実際に起きた事件に基づく、デイヴィッド・ラングの歌劇《アナトミー・シアター=解剖学劇場》は英国の殺人者の告白から処刑、そして最終的には観客の前で公開された“解剖”の驚くべき進展を追っています。人体の内部の道徳的腐敗の証拠を求めて、処刑された犯罪者の死体を巡る物語について、ラングとディオンが共同で書いた台本を4人の歌手が歌い継ぎ、この恐ろしくも魅惑的な物語を紡いでいきます。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21152 |
あの「悪魔の辞典」で知られるアンブローズ・ビアスの短編小説をもとに、劇作家マック・ウェルマンが詩を書き、デイヴィット・ラング(1957-)が曲をつけた音楽劇「The difficulty of crossing a field=野を横切ることの難しさ」。緊迫の音楽とテンションの高いセリフが交錯するこの不可思議な物語は2002年3月に上映され好評を得ました。この録音は、新たなミュージシャンたちを得たことで、初演時とは違ったものが生み出されています。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21107 |
バリトン歌手、ピアノ、アンサンブルのための1幕の歌劇《ルーザー=破滅者》。ニューヨークタイムズ紙で「大胆、型破り」な作品として賞賛されました。この作品は、オーストリアの作家トーマス・ベルンハルトが1983年に発表した同名小説「Der Untergeher」に基づいており、登場するのは名前を持たない語り手のみ。各シーンのタイトル通り、物語の軸となるのはグレン・グールドの存在ですが、作曲家ラングは「この物語はグールド、ホロヴィッツ、そしてクラシック音楽に関するものではありません」と言い切っています。美を鑑賞し、同時に美から疎外されることについて学ぶ方法を探るというこの作品は2016年にブルックリン音楽アカデミーで初演され、その後、ロサンゼルス・オペラで西海岸での初演が行われました。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21155 |
アルゼンチン人の父とフランス人の母を持つチェリスト、マヤ・ベイザー。ワシントン・ポスト紙で「アヴァンギャルドを支配する女王」と称えられた彼女は、多くのアーティストとコラボし、TEDでのトークの映像は100万人以上が視聴するなど、その全てが魅力的です。このアルバムはマヤの委託によって制作され、作品は彼女に捧げられています。無伴奏チェロと「私は・・・」という言葉をひたすらつぶやく語りがが絡みつく「The Day」、マヤ本人の本人のヴォーカルをミックスした「World to Come」。どちらも強い印象を残す楽曲です。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21135 |
豊かな質感を持った音と物語を内包するアレックス・ワイザーの音楽集。ニューヨークで生まれ育ったワイザーは、歴史的視点と活気に満ちた音楽を融合させ、独自の語法による作品を生み出しています。このアルバムには瞑想的な歌曲集「and all the days were purple-そして全ての日々は紫色だった」と、「3つの墓碑銘」を収録。様々なテキストによる切ない旋律を滔々と歌うソプラノを包み込む混沌とした楽器の音色は、全ての世界がゆるゆると溶けていくかのような感覚をもたらします。「3つの墓碑銘」も雰囲気は似ており、悲し気な旋律がまっすぐに聴き手の心に伝わります。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Cantaloupe Music |
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カタログ番号 | :CA-21147 |