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若い音楽家たちによって結成された「カザフスタン国立弦楽四重奏団」によるメンデルスゾーンの2つの弦楽四重奏曲。18歳の時に書かれた「弦楽四重奏曲第2番」は多くの点でベートーヴェンの弦楽四重奏との類似が認められます。この当時、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲は「不可解で取り返しのつかない恐怖」と評されるほどに、人々の理解を得られていませんでしたが、メンデルスゾーンはこれらの曲を分析し、自作にも数多くの引用を行うなど作品のとりこになっていました。全曲のほとんどを短調が支配し、暗く情熱的な気分に満たされていますが、メンデルスゾーンらしくロマンティックな面も備えています。その11年後に書かれた第3番は、音楽的にもかなり充実しており、すでにベートーヴェンの影響からは完全に脱しています。前年に結婚したセシル・ジャンルノーとの幸せな生活が反映されたとされる明るく輝かしい曲想が魅力的な作品です。(2019/07/26 発売)
レーベル名 | :Divox |
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カタログ番号 | :CDX-21202 |
アンサンブル・ピラミッドはスイス、チューリッヒで1991年に設立されたアンサンブルです。マルクス・ブレニマン(フルート、編曲)、バーバラ・ティルマン(オーボエ)、ウルリケ・ヤコビ(ヴァイオリン)、ミュリエル・シュヴァイツァー(ヴィオラ)、ジャエル・ベルツヒンガー(ハープ)のメンバーで構成され、曲によって柔軟に編成を変え、バロックから近現代まで幅広い音楽を演奏しています。彼らはプログラムに必ず「新しいもの」と「古いもの」を並列に並べることで、音楽の流れを自然に感じ取れるような働きかけをしています。また忘れられてしまった作品の蘇演にも力を入れており、そちらでも高い評価を受けています。このアルバムでは、そんな彼らのスタンスがはっきり理解できることでしょう。モーツァルトに挟まれたデュティユーは、決して居心地悪そうではなく、ごく自然に収まっているところが見事です。録音 1999年9月2-4日(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :Divox |
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カタログ番号 | :CDX-21006 |
こちらはアンサンブル・ピラミッドが「フランス音楽」に特化してプログラムしたアルバムです。19世紀後半の印象派の音楽を中心に、これらの移り変わる色彩感を絶妙な編曲で楽しませてくれます。ラヴェルの「クープランの墓」ではラヴェルによってピアノ・ソロから管弦楽曲へと変容された「プレリュード」、「フォルラーヌ」、「メヌエット」、「リゴドン」の4曲に「フーガ」が加えられていて、全く新しい響きを味わうことができるというものです。ドビュッシーの2つの作品、とりわけ小組曲での「洋上の小舟」はもともとこの編曲だったのではないか。と思えるほどのはまり方。静けさの中に妖艶さがたっぷり感じられる粋な響きです。録音 2007年4月27-29日マルトハレン教会(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :Divox |
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カタログ番号 | :CDX-21005 |