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過去50年以上にわたり、イギリスで最も国際的に認められた作曲家の一人として活動してきたハワード・スケンプトンは、伝統的な調性を使い叙情的な作品を生み出すかたわら、自身がアコーディオンやレアな楽器を演奏、これらの楽器のための作品を作ることに喜びを見出してきました。このアルバムで登場する「ハーディ・ガーディ」は中世ヨーロッパ発祥の手回しの弦楽器で、バグパイプのような独特な音色を持っています。このアルバムでは、古楽とワールド・ミュージックを専門として1992年に結成された「アンサンブル・シリヌ」が、創設メンバーのサラ・ストウやマシュー・スプリングの他、現代音楽とワールド・ミュージックのスペシャリスト、オーボエのクリス・レッドゲートやイザベル・カレ(フルート、リコーダー、ガムラン)にクリス・ブラニック(パーカッション)を招いて数々の曲を録音しています。モダン楽器と中世の楽器による独創的な音の世界をお楽しみください。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28580 |
2012年にリリースされたDVD(MSVDX 101)と同じ収録内容を持つこのアルバム。最初はデジタル・ダウンロードのみの発売でしたが、CDとしての発売を待ち望んでいた人が多く、今回の発売となりました。近現代を代表する3人の作曲家の弦楽四重奏曲に、イギリスの現代作曲家フィニッシーの作品を加えたこの1枚は、現代英国作品のリリースに力を入れているMetierレーベルを象徴するにふさわしいアルバムです。スケアヴェズを筆頭に名手4人で構成されるクロイツェル弦楽四重奏団は、現代作品を得意とするアンサンブル。Metierレーベルの他、NAXOS、Toccataレーベルにおいて多彩な曲を録音しています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSVCD92105 |
なんとも挑発的で前衛的な曲ばかりを集めたこの「現代アメリカのクラリネット作品集」。演奏しているイアン・ミッチェルは主に現代作品を得意とするヨーロッパ有数のクラリネット奏者で、アンサンブル・ジェミニのディレクターであり、数多くの交響楽団やアンサンブルと共演、40を越える委嘱作の初演も行っている人です。このアルバム、冒頭から不思議な音が聞こえてきます。長く引き伸ばされた声をバックにクラリネットが自在に歌う「反射」、ウォーロックの少し古めかしい歌曲「眠り」をチャイルズがアレンジしたという後日譚のような作品…以降、ダブル・クラリネット(!)も含めた、超絶技術を極めつつ、詩の朗読もはさみながら、即興的な音楽が延々と続いていきます。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28553 |
フランス=レバノンの作曲家ナジ・ハキムはオルガン曲の作曲家として知られています。彼はオルガン曲を書く際、ヴァイオリンと組み合わせたり、時にはリコーダーと組み合わせるなど、これまでになかった試みを多く行い、そのどれもが高く絶賛されています。このアルバムでも、テノールが歌う聖歌を導入としてヴァイオリンとオルガンの対話が繰り広げられる「サルヴェ・レジーナ」、同じくヴァイオリンとオルガンによる熱狂的な「カプリッチョ」を始め、リコーダーの素朴な響きとオルガンの重厚な音色が溶け合う「二部作」など、どれもオルガンが縦横無尽に使われた特徴的な作品ばかりです。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28583 |
イギリスのピアニスト兼作曲家、ジョン・マッケイヴ(1939-2015)。ピアニストとしてはハイドン演奏のスペシャリストであるとともに、同時代の作品にも精通しており、数多くの作品を紹介、録音してきました。このアルバムは1985年に録音されたオーストラリアとアメリカの現代音楽を集めた1枚で、これを録音するためにマッケイヴはわざわざシドニーのEMIスタジオに出向いたのですが、出来上がったものは何故かリリースされることがありませんでした。このマスターは、スタジオが閉鎖された際に紛失したと思われていましたが、2018年に奇跡的にカセットコピーが発見され、これをリマスタリング。今回CDとして蘇りました。マッケイヴ自身が選んだ様々なスタイルによる作品は、どれもユニークで聴きごたえのあるものばかりです。(2019/07/19 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28585 |
「クァトロ・プントス」は米国コネチカット州ハートフォードに拠点を置く多面的な組織で、異文化間との交流やパフォーマンスの上演、また地元の学校でのワークショップなどで目覚ましい成果をあげています。このアルバムはトルコ南東部の音楽グループとのコラボレーションで生まれたもの。伝統的な作風によるイランの作曲家レザ・ヴァリの作品を皮切りに、タイトルが示すとおり、赤い城壁で囲まれ「ピンク・シティー」と呼ばれるインドの歴史ある都市ジャイプルからアラブを代表する都市カイロに至る各地の民族音楽を巡る旅が楽しめます。アンサンブルでアフガニスタンの民族楽器ゼルバガリ(太鼓)とヴィオラを担当するケヴィン・ビショップの「アフガン組曲」はアラビア音楽の伝統を大切にしながら、現代的な要素も取り入れた楽しい作品です。(2019/07/19 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28589 |
イギリスを拠点に活動する作曲家エド・ヒューズの作品は、オペラから室内楽、管弦楽、ピアノにサイレント・ムービーの音楽まで、世界各地で上演されて人気を博し、数々の賞も受賞しています。このアルバムに収録された3つの作品には、それぞれ、ヒューズの古楽と詩への興味が色濃く反映されているとともに、イギリスの南東部、サセックス地方の風景や、自然が表現されています。サセックスは人気の観光地ブライトンや、ここにも登場する風光明媚なカックミア・ヘイヴンなど、イギリスでも最も美しく豊かな自然の景色が見られる地域です。そんなサセックスのイメージをもとに作曲された音楽は、イギリスのみならず世界中の聴き手にアピールできる普遍的な魅力に溢れています。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28597 |
アメリカのスペクトル音楽(音響現象を音波として捉え、その倍音をスペクトル解析したり理論的に倍音を合成する)を長い間牽引してきた作曲家ジョシュア・ファインバーグ。最近は少し方向を転換し、“抽象的な音楽とプログラム音楽の対比を追求する”ソニック・フィクションと呼ばれる分野に目を向けているということです。このアルバムではアルディッティ四重奏団やアコーディオン奏者パスカル・コンテットなど、国際的に高く評価された奏者たちによる演奏を聴くことができます。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28564 |