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1847年、43歳のヨハン・シュトラウス1世は、相変わらず精力的に創作活動に勤しんでいました。彼は1827年に自らの楽団を率い、何度かオーストリアのための“分列行進”を行っていましたが、このOp.209の作品は1847年の8月のパレードで演奏されたもので、熱烈な拍手で迎えられたと記録に残っています。Op.211のカドリーユは、当時大変流行していたオベールのオペラから題材を得たものであり、同じ素材を用いてJ.シュトラウス2世もカドリーユを作曲しています。また「カティンカ」とは、当時ボヘミアの女性を総称した呼び名です。他にもステキなワルツとカドリーユが盛りだくさんです(ちなみにカドリーユとは、4組の男女のカップルが四角い形を作って踊る舞曲です)。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225342 |
ヨーロッパにおける1848年は「激動の年」でした。2月にフランスで勃発した「2月革命」は次第にヨーロッパの各地に伝播し、中でも3月にドイツ連邦、オーストリアで起こった革命は「3月革命」と呼ばれ、時の宰相クレメンス・メッテルニヒが失脚、亡命するなど政治的に不安定な時期を迎え、市民たちの生活も少しずつ脅かされていったことは間違いありません。とは言え、ヨハン・シュトラウス(1804-1849)の創作意欲は衰えることなく、次々と名作が書かれた年でもありました。トラック1の「幸運のポルカ」は、この年がうるう年であったことを記念して発売された「宝くじ」のために書かれた曲です。トラック3は革命の勃発に伴い、国民の士気をあげるための行進曲です。他には女神の名を採った作品や、自由のための行進曲など、心を昂進させる傾向の曲が多い1枚です。何といっても一番有名なのは「ラデツキー行進曲」です。3月革命に伴う、北イタリアの独立運動を鎮圧した名将ヨーゼフ・ラデツキーを讃えて書かれた名作です。ここでは、あまり演奏されることのない第1稿が収録されています。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225343 |
1848年のヨーロッパは激動の年でした。2月にフランスで革命が勃発、その翌月にヨーロッパ全土に拡大し「3月革命」となり、この2つの革命は「諸国民の春」と呼ばれ、ウィーン体制が事実上崩壊することとなったのです。しかし、そんな時期でもJ.シュトラウス1世の創作意欲は全く衰えることはなく、次々と円熟のワルツが生み出されていったのです。もちろん第1曲目の行進曲や第2曲目のワルツは、多くの国民の士気を盛り上げるのに一役かったことでしょう。しかしワルツの扇動的なタイトルは、出版社によって革命終了後に無難なものに変更させられたのでした。その翌年の4月は、シュトラウス(1804-1849)は彼のオーケストラと共にロンドンに演奏旅行に出かけ、ヴィクトリア女王のために演奏し、ここでも喝采を受けています。(2013/10/23 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225344 |