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10本の指の機能を全て駆使し、鍵盤の上から下まで余すことなく使いきることで知られる「ショパンの練習曲に基づく53の練習曲」を始めとした、ピアノにおける超絶技巧の限界を追求した作品で知られるゴドフスキーの作品集第9集です。このアルバムのメインは、ショパンのワルツをもとにした編曲集。6曲のワルツが重厚な音の衣を纏って目の前に立ち現れます。原曲の味わいを残した「演奏会用編曲」と、全く別物に変貌した「演奏会用パラフレーズ」の違いもぜひお楽しみください。ちなみに5曲のゴドフスキーのオリジナル作品は以外にシンプルですっきりしています。このシリーズをずっと担当している名手シチェルバコフは、今回も煌めくばかりの技巧でこれらの曲を易々と弾き切っています。とはいえ、ゴドフスキの残した膨大なる作品の全容はまだまだ明らかにされていません。前述の「ショパンによる練習曲」の録音も期待したいところです。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225226 |
名ピアニスト、および作曲家であるゴドフスキーの作品集第10集です。この作品は1912年、ウィーン音楽院で教鞭をとっていた時期の作品で、ヴィルヘルム・シュテケル博士へ献呈されています。24の小さいワルツからなる曲集で、各々の曲は、明らかに19世紀の作曲家たちの作品を示唆しています。それは、副題にあからさまな作曲家名が記されているものもあれば、曲中に少しだけ「あっ」と思わせる引用があったりと様々な手法が凝らされていますが、とにかく面白いものばかりです。技術的な演奏難易度は他の曲に比べると、若干低いかもしれませんが、表現力には最大級のものが求められます。超絶技巧が好きな方はトラック25の「芸術家の生涯」をどうぞ。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225276 |
ポーランドのピアニスト、作曲家、教師であり「ピアニストの中のピアニスト」と称賛されたゴドフスキー(1870-1938)。MARCOPOLOのシリーズもこれで第11集。いよいよ佳境に入って来ました。今回のアルバムの中心となっているのは「左手のための」作品集。1929年に書かれた「6つの小品」は左手版と両手版があり、ここでは両手版が収録されています。当時の有名ピアニストたちに捧げられた技巧的な作品集です。「おとぎ話」は1888年に出版された作品です。ニ長調とニ短調が交錯する「組曲」は左手のための作品。バロックの様式をヒントに用いていますが、曲は完全に後期ロマン派の雰囲気を有しており、複雑で陰鬱な面も持ち合わせています。1930年出版の「前奏曲とフーガ」も極めて精巧に書かれたフーガが見事です。華麗なるトッカータである「無窮動」は両手のための作品。ヨハン・シュトラウスの主題による交響的変容は、彼の死後3年を経て、編集校訂されて出版された曲。おなじみのシュトラウスの華麗なワルツが一層華々しく奏されます。ここで見事な演奏を繰り広げるのは、もちろん名手シチェルバコフ。厚みのある響きを存分にお楽しみください。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225350 |
ポーランド(現在はリトアニア)のソズウィに生まれ、14歳のときに一時期ベルリン高等音楽院で学ぶも、たった3ヶ月で辞めてしまい、以降、音楽の才能を独自に切り開いてきた天才ゴドフスキー(1870-1938)。9歳で最初の作品を出版、10歳ですでにコンサート・ピアニストとして活躍していた彼らしく、その作品は恐ろしいまでに超絶技巧が張り巡らされていることで知られています。このアルバムは彼の特異な作品集の第12集となり、他の作曲家たちの作品の編曲物と、自身の「左手のためのワルツ」を聞く事ができます。冒頭のシュトラウスの「セレナーデ」はあのギーゼキングも独奏用に編曲していますので、聞き比べも楽しいかもしれません。シューマンやシューベルトの曲は思いの他、シンプルな編曲が施されていたりしますが、ウェーバーの2つの作品は、もうゴドフスキーの独壇場とも言えるもので、例えば「舞踏への勧誘」の入り組んだメロディは、もう聞いていて混乱するばかり(笑)。彼のオリジナル作品もなかなかいい味出しています。演奏しているのはシチェルバコフ。説明不要のテクニシャンです。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225364 |