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スイスのクラリネット奏者ベルンハルト・レートリスベルガーとピアニスト、ベンヤミン・エンゲーリを中心としたスイス後期ロマン派の作曲家による室内楽作品集。このアルバムは、コロナ禍の中、2020年の夏に録音された「スイスのクラリネット作品集」(NXMS7002)と密接な関係があり、どちらも知られざるスイス作曲家の作品を紹介するという目的で制作されました。収録された作品全てに共通するのは、音楽的イディオムがロマン派から後期ロマン派の様式に深く根差していることであり、どれも複雑な和声と魅力的な旋律を備えています。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :NXMS7005 |
19世紀半ばから現代に至るスイスの作曲家によるクラリネットのための作品集。ロマンティックなヴァルターの「幻想曲とカプリッチョ」やオトマール・シェックのラグタイムのリズムを駆使した「アンダンテ」など、収録曲8曲のうち5曲は世界初録音です。用いられているのはクラリネット属の6種類の楽器で、ピアノとの共演の他、無伴奏からデュオ、トリオまで、個々の楽器の個性や組み合わせが生み出すサウンドの妙を楽しめます。演奏しているベルンハルト・レートリスベルガーは20年近くルツェルン交響楽団に在籍した後、2010年からベルン交響楽団のクラリネット/バス・クラリネット首席奏者を務める名手。ソリストとしてもジョナサン・ノットやマリオ・ヴェンツァーゴ、ヴァシリー・ペトレンコらと共演し高く評価されています。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :NXMS7002 |
スイスを代表するバス歌手フェルナンド・コレーナ(1916-1984)をフィーチャーした前古典派の歌劇2作品。チマローザ作品は一人芝居であり、宮廷楽士長がオーケストラの指導に悪戦苦闘する様が面白おかしく描かれています。パエールの作品はもともと2幕ですが、通常短縮版で演奏されます。コレーナは1940年にチューリッヒで歌手デビューを飾り、1947年にトリエステ歌劇場でモデスト・ムソルグスキーの《ボリス・ゴドゥノフ》のヴァルラーム役として登場して注目を集めました。このアルバムでは表情豊かな歌唱を存分に披露しています。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :MGB-6155 |
初期ロマン派に属するスイスの作曲家フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ。このアルバムには彼の3つの弦楽四重奏曲が収録されています。治安判事の父の6番目の子として生まれた彼は、法の道に進むべくバーゼルの大学で法学を学びましたが、病に倒れたため故郷に戻り、やがて作曲家の道を志します。公立高校の教師を務めながらベルリンで小さな成功を収めたものの、経済的な苦労や夫婦間のトラブルなどが元となり、1836年にアーレ川に身を投げ悲劇的な最期を遂げてしまいました。いくつかの作品の存在が知られますが、作曲年代がはっきりしないものもあり、今後の研究が俟たれています。この弦楽四重奏曲はメンデルスゾーンを思わせる流麗な旋律で満たされた充実の作品です。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :MGB-6285 |
フランス系スイス人の作曲家フランク・マルタン。このアルバムは彼の「ギターを伴う室内楽曲」を集めた1枚。ヴィラ=ロボスやマヌエル・ポンセと同じように、マルタンも名ギタリスト、アンドレス・セゴビア(1893-1987)に魅せられた一人でした。1918年から1926年までチューリヒ、ローマ、パリで過ごしジュネーヴに戻ったマルタンは、1930年代、セゴビアの演奏を聴き感銘を受けたようです。「4つの小品」はこの時期に生まれた作品ですが、セゴビアが直接マルタンに作品を委嘱したのかはわかっていませんし、二人の関係についてもほとんど知られていません。とはいえ、この作品はマルタン唯一の独奏ギターのための作品です。他には中世の詩人のテキストを用いた「3つのミンネリート」、エレクトリック・ギターを駆使した作曲家晩年の作品「死の詩」、マルタンの家で開催された私的演奏会(ディヌ・リパッティと彼の妻を含む)で演奏された子守歌「Quant n'ont assez fait do-do」などが収録されています。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :MGB-6264 |
バーゼルで生まれたアルベルト・メシンガーは幼い頃から音楽に興味を示すも、音楽を学ぶことを許されたのは20歳になってからでした。まずベルン音楽院で音楽理論とピアノを学び、ライプツィヒ音楽院に留学。ここで作曲をパウル・グレーナーに学びました。その後はミュンヘンで研鑽を積みましたが、経済的理由で中断。スイスに帰国後は、カフェハウスでピアニストとして数シーズンを過ごしながら、合唱曲、室内楽曲、管弦楽曲などを作曲。この時期の作品が後にスイスの音楽界で注目を浴びることとなります。1937年にはベルン音楽院でピアノと音楽理論を教えるようになりましたが、数年後には健康上の理由から職を辞し、スイス南部ヴァレー州のザースフェーで趣味の山歩きを楽しみながら、フリーランスの作曲家としての人生を送りました。1953年にはバーゼル市の音楽賞を受賞、音楽学者のハンス・エッシュから「近年におけるスイスの作曲家の中で最も多才で想像力に富んだ人物」と高く評価されています。作風はマックス・レーガーやリヒャルト・シュトラウスの影響を受けており、半音階的和声から無調、1956年頃からは12音も取り入れた音楽は独自の魅力を放っています。このアルバムにはいずれも世界初録音となる3つの作品を収録。弦楽四重奏曲第3番は、まるでモーツァルトの第15番の弦楽四重奏を思わせる開始部ですが、すぐに現代的な和声が加わり、この曲が20世紀の作品であることに気付かされることでしょう。第5番は「Colloqui 対話」と題された6つの楽章で構成され曲。彼が自信を喪失していた頃の作品ですが、仕上がりは素晴らしく、とりわけ1954年の改訂版は簡潔な形式と無駄のない音使いが特徴です。「ハニー・ビュルギ夫人のための葬送音楽」は彼を支援していた人物で、この曲は彼女が生前にメシンガーに委嘱していたもの。パウル・クレー作品のコレクターでもあった夫人の個性的な性格を音楽で表現しています。(2022/08/12 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :NXMS7006 |
スイス系ロシア人の作曲家パウル・ユオン。両親はスイス人でしたが、父の仕事の都合でモスクワで生まれ、モスクワ音楽院で作曲をアントン・アレンスキーとセルゲイ・タネーエフに師事、その後ベルリン高等音楽学校に留学し、クララ・シューマンの異父兄弟ヴァルデマール・バルギールに師事しました。彼の作品はどれもドイツ・ロマン派の伝統に則っており、このアルバムに収録された2つの四重奏曲も、第1番の冒頭で奏でられるチェロの旋律などブラームスを思わせるロマンティックな曲調を持っています。1985年に設立されたベルリン・フィルハーモニー・ピアノ四重奏団による演奏です。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
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カタログ番号 | :MGB-6244 |