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日本において、シャルル・ケクラン(1867-1950)という作曲家はまだその一部の面しか知られていません。いくつかのピアノ曲、そして「ジャングルブック」をはじめとしたいくつかの管弦楽曲、ほんの少しの室内楽…恐らく録音の少なさもあり、まだまだケクランが普遍的な知名度を得るには時間がかかりそうです。この歌曲、合唱曲はそんなケクランの知られざる面を認知させるのに役立つのではないでしょうか。15歳から作曲を始めたケクランは、徴兵のため一度は音楽から離れますが、その後1889年にパリ音楽院に入学し、マスネ、フォーレ、ジュダルジュに師事します。その後は作品番号で220を越える極めて多くの作品を書き、晩年は無調にも興味を示すなど、多彩な音楽を生み出しました。ここに収録された歌曲のほとんどは、1890年に書かれた「月の光」などキャリアの初期から1909年頃に書かれたもので、これらは間違いなく20世紀のフランス歌曲の重要なレパートリーです。シンフォニックな響きを持つピアノパート、柔軟な歌のパート、これが融合して機知に富んだメロディが生まれるのです。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1234 |
現在ではもっぱら「フルートのための作品」を書いた人として認知されているゴーベール(1879-1941)ですが、TIMPANIレーベルでは管弦楽作品や声楽曲などの様々な興味深い作品をリリースしています。今回は室内楽作品集です。実はゴーベール、最初はヴァイオリニストとしてそのキャリアをスタートさせています。その実力は、1929年に書かれた彼のヴァイオリン協奏曲でも証明済み(1C1186に収録)。その甘いメロディはまるでコルンゴルトを思わせる濃厚な情緒に満ちたものでした。そんなゴーベールですが、このアルバムではヴァイオリンだけでなく、チェロ作品もお聴きいただけます。チェロを演奏しているのはこのレーベルでお馴染みのドゥマルケット。すばらしい技巧と表現力には感服せざるを得ないでしょう。なお、ソナタとエスキスは世界初録音となります。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1203 |
フィリップ・ゴーベール(1879-1941)。彼の名はフルートを愛する人ならお馴染みでしょう。パリ音楽院フルート科の教授であり、またパリ音楽院管弦楽団の首席指揮者も務めています。彼の書いたフルート曲は超絶技巧に彩られながらも、エスプリに富み、12音全てを用いながらも、前衛的な響きを追求するのではなく、色彩感を求めるための音使いであることがわかります。TIMPANIレーベルでは彼のいくつかの作品の世界初演盤をリリースしていますが、今作は極めて珍しい歌曲集となります。あまり知られていませんが、ゴーベールはヴェルレーヌやボードレールらの詩による90曲ほどの歌曲を残しています。これらはフォーレとドビュッシーの中間のような淡い光を放ちますが、時としてメシアンをも思わせる先鋭的な響きもあったりと、何とも美しい曲なのです。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1199 |
実にたくさんの作品を残しているのに、そのほとんどは忘れられてしまい、現在では、オペラ「ジョスラン」の中の1曲「子守歌」が知られているという作曲家、バンジャマン・ゴダール(1849-1895)。最近になって、ヴァイオリン協奏曲も少しだけ人気が出始めていますが、まだまだ彼の全容を知ることは不可能です。今回の弦楽四重奏曲も世界初録音というのですから、まだまだ知られざる名作に出会うことは多いはずです。この3つの弦楽四重奏曲は、実に優雅で美しい風情を持っています。先進的な作品を期待すると肩すかしを食らうかもしれませんが、恐らくそれがゴダールの最大の美点であり、特徴なのでしょう。エリゼ弦楽四重奏団の丁寧な演奏が、作品を引き立てています。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1221 |