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グレート・コンダクター・シリーズ

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    ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 Op. 46, 72 /序曲「謝肉祭」(チェコ・フィル/ターリヒ)(1935)

    チェコの名指揮者ターリヒ。彼のレパートリーのほとんどは、いわゆる「お国もの」。なかでも彼が育て上げたチェコ・フィルによるドヴォルザークの数々の名演は今でも最高のものとされています。このスラヴ舞曲と序曲の録音は1935年。彼の経歴の頂点の時期の溌剌たる演奏です。若干ゆったり目のテンポを取り、明朗で堂々たる素晴らしいスラブ舞曲。「謝肉祭」の第2主題での美しい弦のポルタメントなど聴きどころは枚挙に暇がありません。今回の復刻は、原盤の音の欠落をいくつかの複製から持ち寄り補うことにより、理想の形でお聴きいただけます。(2009/05/27 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111331

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    ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/序曲「レオノーレ」第1番、第3番(フィルハーモニア管/クレンペラー)(1954-1955)

    名演として名高いクレンペラーの“英雄”1955年録音の復刻です。彼の演奏の特徴として「ゆったりとしたテンポ」が挙げられますが(晩年になるほどその傾向は強い)この壮年期の録音でも、ハイテンションな音楽の作りのなかに音の一つ一つを噛みしめるような表現は見てとれます。いつものことながらオーバート=ソーンの復刻は見事な限り。もともと状態の良い音が更にくっきりと立ち現れます。(2009/02/25 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111303

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    ブラームス:交響曲第1番/ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番/R. シュトラウス:7つのヴェールの踊り(アムステルダム・コンセルトヘボウ管/カラヤン)(1943)

    カラヤンの魅惑的なライフスタイルについては、すでに多くの書物などで語られていますが、若かりし頃の彼を知りたかったら、やはり残された録音を聴くのが一番の早道でしょう。このコンセルトヘボウ管との録音は、円熟期に見られる独特の耽美的な美意識はまだ影をひそめた、慎重な音楽作りを感じさせはしますが、やはり野心溢れる若者、至るところで彼らしい熱意の表明が聴き取れます。(2009/01/14 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111298

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    J.S. バッハ:ストコフスキー編曲集(フィラデルフィア管/ストコフスキー)(1927-1939)

    20世紀の最も偉大な指揮者の1人であるストコフスキーは、偉大なる名曲を自らの編曲(再作曲?)で華麗なる音絵巻へと変貌させました。NAXOSからは、セレブリエールによるその編曲版の録音も出ていますが(8.557883)、やはり御大自らの棒で聴くのには格別の味わいがあると言うものです。原曲の数百倍ほど派手になったバッハで新鮮な驚きをどうぞ。(2008/11/12 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111297

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    ブラームス:交響曲第2番/ブルックナー:交響曲第7番 - 第2楽章(ロンドン・フィル/ベルリン・フィル/フルトヴェングラー)(1942-1949)

    フルトヴェングラーと言えばブラームスというイメージがありますが10 種類以上ある第1 番の録音に比べ、第2 番の全曲録音は現在確認されているだけでも3 種類しかありません。その上商用録音はこの1948 年のロンドン・フィルハーモニーとのものだけです(他はライヴ)。マーストンの復刻はいつものごとく丁寧な仕事で、マニアの方も必ずやご満足いただけることでしょう。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111000

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    ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/「エグモント」序曲/ウェーバー:序曲「魔弾の射手」(ベルリン・フィル/フルトヴェングラー)(1926 - 1935)

    ここに収録された「運命」と「魔弾の射手」序曲はフルトヴェングラーの初の公式録音として知られる記念碑的な音源です。当時40歳の彼の演奏はまさに燃え上がるような激しさを感じさせます。この録音で本来欠落している部分(トラック4 3’34から3’47まで)は1937年盤から取り出して、うまく貼り合わせてあります。ここはまさに職人芸の世界です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111003

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    シベリウス:交響曲第2番/プロコフィエフ:ピーターと狼(ボストン響/クーセヴィツキー)(1950)

    子どものための愉快な音楽、「ピーターとおおかみ」は1936年に書かれましたが、この曲の最初の英語版ナレーションの録音を行ったのもクーセヴィツキーです(1939年R・ヘールによる)。この演奏が長きに渡って多くの人に愛されたにも関わらず、こちらの1950年のエレノア・ルーズベルト(32代アメリカ合衆国大統領夫人)によるナレーションのものはLP盤は存在するものの、CDとしては復刻されておりません。シベリウス、グリーグも初CD化です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111290

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    J.S. バッハ/モーツァルト/シューベルト:管弦楽作品集(ベルリン・フィル/フルトヴェングラー)(1929-37)

    フルトヴェングラーのバッハは「濃厚でじっくり聴かせる」ことで高く評価されています。最近の潮流である「きびきびしたテンポ、軽いバッハ」とは全く違う音楽自体を雄弁に語らせた精神性溢れる演奏。曲を高みに引き上げることではあのカール・リヒターさえも凌駕していると言えるでしょう。そして劇的なモーツァルトと、まるでメロディを愛撫するかのように優しいシューベルト。フルトヴェングラーの神髄を味わうために最適の1枚です。(2008/07/16 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111136

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム(シュヴァルツコップ/ホッター/カラヤン)

    終戦後、連合軍当局によりドイツ・オーストリアでの活動を一時禁止されカラヤンの、活動解禁後の初コンサートの1曲がこのドイツ・レクイエムです。若きカラヤンの情熱の迸りが曲全体に横溢した名演として親しまれているもので、エリーザベト・シュヴァルツコップ、ハンス・ホッターの名唱が花を添えています。既出盤より大幅に音質が改善されています。ぜひ御一聴ください。(2007/10/17 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111038

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    ディーリアス:ヴァイオリン協奏曲/ピアノ協奏曲/夜明け前の歌(ロイヤル・フィル/ビーチャム)

    「英国印象派」ともいえるディーリアスの作品を特徴づけているのは、音楽の流麗さのみならず、懐古的で暖かな風景が眼前に浮かび上がるかのような心象です。しかしその心象は、いたずらに耽溺するたぐいの物ではなく、どこか達観した英国風の価値観が反映されている傾向が見られます。ビーチャムは単にディーリアスの側にいた指揮者と言うだけではなく、作品に潜むそういった特徴を体現するのに適合した資質を持つ表現者であったがゆえに、積極的にディーリアスの作品を取り上げ、また改訂も含め、作曲者はビーチャムの解釈を高く評価したのでした。(2006/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111006