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ラテン・アメリカ・クラシックス
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ルイス・ウンベルト・サルガードは、エクアドル出身のピアニスト兼作曲家です。ピアノ・リサイタルを行いながら、キトの国立音楽院で音楽理論を教えるなど教育活動にも尽力しました。また、新聞のコラムではヨーロッパの音楽シーンを紹介し、作曲家としてはエクアドルを離れることなく独学で作曲を学んでいます。彼の作品には、十二音技法を取り入れた先駆的なものがあり、民族主義とモダニズムを融合させた作風が特徴です。エクアドルの民俗音楽に基づく作品や、無調で複雑な和声言語を持つモダニズム的な作品も手がけました。生前は作品が演奏される機会は稀でしたが、近年では録音の機会が増え、再評価が進んでいます。アルバムの最初の2曲は、エクアドルを代表する音楽ジャンルであるサンフアニートで、ヴァイオリン2、チェロ、コントラバス、クラリネット、フルートの六重奏版で演奏されています。次に収録されている「未来派のサンフアニート、ミクロダンサ」はピアノのための小品で、十二音技法を用いながらも民族音楽の要素を保持した、彼の代表作の一つです。そのほか、ヨーロッパのワルツから派生したパシージョに基づく「夜に」、作詞家としても卓越した才能を発揮したソプラノのための歌曲、親交のあったチェリスト、ボグミル・シコラに捧げられた「スペイン狂詩曲」、さらにヴァイオリン・ソナタと小品、エクアドルの民族舞踊を取り入れた「ピアノ五重奏曲第2番」など、個性的な作品を楽しむことができます。(2025/04/25 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.579171 |
アストル・ピアソラの『Nuevo Tango=新しいタンゴ』はタンゴというカテゴリーを超え、全世界の人々に影響を及ぼすほどの人気を獲得しています。このアルバムでは、ピアソラが自身の五重奏団のために作曲した器楽作品を、独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために編曲したヴァージョンを演奏。最も有名なのはレオニード・デシャトニコフによる「ブエノス・アイレスの四季」でしょう。他の7曲は、ポートランド州立大学管弦楽団の音楽監督を務める指揮者ケン・セルデンが編曲。ピアソラのオリジナル演奏の録音を参考にしたという即興演奏も組み込まれるなど、創意工夫が凝らされています。ヴァイオリン独奏はNAXOSに2枚のピアソラ・アルバムを録音しているトマス・コーティク。ヴァイオリンとピアノのための編曲集(8.573789)でも「ブエノスアイレスの四季」を披露していますが、今回では更に華やかな演奏を聴かせます。(2024/04/26 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.574308 |
バルセロナに生まれ、8歳の時に家族とともにアルゼンチンに移住した作曲家エドゥアルド・グラウ。彼はこの地で晩年を過ごしていたファリャに作曲を師事、同じくブエノスアイレスに亡命していた音楽学者ハイメ・パヒサからオーケストレーションを学びました。グラウは200曲以上の多彩な作品を遺しましたが、そのどれからもスペイン風の要素が感じれらます。このアルバムに収録されているのは4つの協奏的作品で、スペインのユステ修道院から感銘を受け書かれた、抒情的で神秘的な雰囲気を持つ「ユステ協奏曲」、ヴィオラとピアノが活躍する「二重コンチェルティーノ」、アルゼンチンの陽気な民族舞踊「チャカレーラ」を素材に使用した「クラリネット協奏曲」、スペイン・ルネサンス期を代表する詩人の一人ガルシラソ・デ・ラ・ベガの詩からインスピレーションを受けた「グニードの花へ」を聴くことができます。(2023/09/22 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.579107 |
アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれの作曲家アルベルト・ウィリアムス。幼い頃からピアノの演奏に長けており、7歳の時に演奏会を開いたという記録もあります。地元の学校で音楽を学んだ後、奨学金を得て1880年代にはフランスに留学。セザール・フランクに師事するとともに、当時流行していたワーグナーの音楽に傾倒し、これらに影響を受けた作品を書きました。彼のヴァイオリン・ソナタ第2番は、確かにフランク風であるとともに、ブラームスのヴァイオリン・ソナタを思わせる抒情性も持ち合わせています。その翌年に作曲された第3番は、シンコペーションのリズムで始まる野心作。ピアノとヴァイオリンが対等に扱われ、まるで協奏曲を思わせるかのような対立を感じさせるほどにピアノ・パートが重要な働きを見せます。まるでシューベルトのような軽やかな第2楽章も魅力的。3拍子で書かれた第3楽章は、全音階的な和声進行と目まぐるしく変化する楽想が特徴。最後は転調を繰り返し、ピアノのオクターヴの連打で曲を閉じます。(2023/08/25 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.579120 |
アンデス地方、エクアドルの近現代作曲家による作品を中心に収録した、南米の音楽が持つ豊かな色彩感とリズムが満載のアルバム。デュラン・カルデナスの「インカの伝説」は名曲"コンドルは飛んでいく"を思わせる冒頭の幅広い旋律が印象的。また軽快な後半部はドップラーの"ハンガリー幻想曲"も想起させます。ハシント・フレイレの『組曲』はエクアドルの舞曲がテーマ。異なる楽想による3つの曲が紹介されています。同じくエクアドルの作曲家ヘラルド・ゲバラはパリのエコール・ノルマル音楽院でナディア・ブーランジェに作曲、ソルボンヌ大学で音楽学を学んだ人。この「Dialogos 対話」はエクアドルの民族的要素と現代的なテクニックを組み合わせた作品。フルートの超絶技巧が聴きどころです。レオナルド・カルデナスの「En el Centro del Mundo y el Tiempo 世界と時間の中心で」はアンデスの風景からインスパイアされた曲。こちらも伝統的なエクアドルの旋律が随所に用いられています。最後に置かれたメキシコの作曲家サミュエル・ジーマンの「フルート・ソナタ第1番」は、1996年、シカゴで開催された全米フルート協会の大会において、ベネズエラのフルート奏者マルコ・グラナドスが演奏して評判になり、以来フルート奏者のレパートリーとなった曲です。(2022/08/12 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.579125 |
エクアドル生まれの作曲家ルイス・ウンベルト・サルガードの作品集。作曲家の父のもとに生まれ、8歳で首都キトの国立音楽院に入学、ピアノと作曲を学びましたが、当時のエクアドルには十二音音楽や新古典派音楽といった欧州楽壇の新しい潮流に通じている教師はいませんでした。サルガードは最新の音楽を学ぶべく欧州留学を目指すも奨学金が得られず断念、本やレコードを通してほぼ独学で現代音楽の手法を学び、これをエクアドルの民俗音楽と融合させようと試みました。彼の作品は、モダンで洗練されたハーモニーの中にエクアドルの先住民サンフアニートの舞曲を織り込み、生き生きとした音楽として結実しています。このCDには、新古典派の作風によるチェロ・ソナタや、多彩なアイディアを盛り込んだ木管五重奏曲、アポロ11号の月面着陸成功にインスパイアされた「セレーネ(ギリシャ神話の月の女神の名前)」などが収録されています。 (2022/01/27 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.579128 |
1910年から1917年にかけて起きた「メキシコ革命」は、 ディアス独裁政権の打倒や民主化、農地改革、社会構造・経済構造の変革を目指す「民主的な革命」であり、新憲法の制定により現代のメキシコの基礎ができた重要な出来事です。それに伴いメキシコの文化も劇的に発展、ヨーロッパ風の様式への依存度を高める一方、先住民族の文化も重要視し、これらを融合することで新しい文化が生まれることになりました。音楽も同じであり、先住民族の楽器やメロディを上手く生かしながら、現代的な様式を取り入れたユニークな作品が数多く生まれました。このアルバムではよく知られる「ウアパンゴ」やレブエルタスの「マヤ族の夜」など現代メキシコを代表する作品を聴くことができます。もちろん賑やかな作品だけでなく、フランスのギタリスト、ローラン・ディアンスの思い出に捧げられた「あなたと最後のコーヒーを」のような抒情的な曲も含まれています。(2019/01/25 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.573902 |
「ブラジルの印象」と題されたこのアルバムには、伝統的なスタイルによる曲やネオ・ロマン主義、モダニズム、そしてジャズ、ボサノヴァやショーロ、フレボ、サンバなどの民族主義による様々な作品が収録されています。これは2015年にヴァイオリニスト、アンデレッジが2週間、ブラジルでツアーを行い、地元のミュージシャンと交流を持ちインスパイアされたことから生まれたもので、ピアニスト、エリカ・リベイロもこのツアーに参加、以降、アンデレッジとリベイロは良いコラボレーション関係を結ぶこととなりました。ヴィラ=ロボス以外は、ほとんど日本で名前を知られていない作曲家たちですが、どの曲も活気に満ちた楽しさを備えています。(2019/01/18 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.573923 |
キューバを代表するギター音楽の作曲家ブローウェル。彼は独奏作品だけでなく、多くのギターのための協奏曲を作曲しています。10番目の協奏曲である「徴の書」は2台のギターのために書かれており、これはブローウェルにとって初の「二重協奏曲」となりました。楽章は全て変奏曲形式で構成され、第1楽章はベートーヴェンの主題を元にした変奏曲ですが、旋律もオーケストラ・パートの響きも全てが複雑で、現代的な様相を帯びています。第2楽章はビートルズの名曲を主題としたロマンテックな音楽で始まります。第3楽章はキューバの舞曲に由来した喜びに満ちた楽想を持つ快活な楽章です。ブローウェルより少し後の世代のベッリナーティの作品は、サンパウロ交響楽団の委嘱により作曲され、2011年に初演された新作。即興的なメロディとブラジルの伝統的な舞曲が融合した華やかな曲です。どちらも世界初録音となります。(2018/04/27 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.573603 |
ヴィラ=ロボス以前のブラジルで「交響曲」と名の付く作品を書いた人は数えるほどしかいませんでした。彼の少し前の世代のオズワルドの交響曲第1番が初演されたのは1917年頃とされていますが、この曲がヴィラ=ロボスに影響を与えたのかは、わかっていません。それよりも当時のヴィラ=ロボスの関心はフランス音楽にあり、この2曲の交響曲もフォーレやダンディの作品との共通性を探ることができます。交響曲第1番は時にブラジル風の情熱を示しており、かたや、交響曲第2番は1917年に構想されたものの、1944年の初演時までに再考を繰り返したためか、熟達した技法が感じられます。ヴィラ=ロボスの交響曲のタイトルは、どれも想像を働かせることはできますが、作品を直接表現するものではなく、この第2番も当時の作曲家の心理状態を描いたものと推測されます。数々の引用が、独特のハーモニーで包み込まれた面白い作品で、後の「ブラジル風バッハ」も予見させます。(2017/11/29 発売)
| レーベル名 | :Naxos |
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| カタログ番号 | :8.573829 |