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New Releases - 2017年01月 発売タイトル
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ポーランドで初めて十二音技法を取り入れた”とされる作曲家ユゼフ・コフレルのピアノ作品集。彼は当時オーストリア=ハンガリー二重帝国領で現在はウクライナ領であるストルィーに生まれ、1918年から1924年にウィーンで音楽を学びました。その後はまたウクライナのリヴォフに戻り音楽教師として活躍しましたが、ドイツ軍が侵攻した際、家族とともに囚われの身となり、恐らくホロコーストによって命を落としたと推測されています。そのため彼の作品も散逸してしまい、現在は戦前に出版された僅かな作品のみで、彼の業績を確認する以外ありません。十二音の技法を自由に用い、また独自に発展させた挑発的な作品です。アルバムの最後に収録されているシェルホルンの「Spur」(奨励という意味を持つ)はコフレルの作品の独創性にインスパイアされた作品で、そのままコフレルに捧げられています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777979-2 |
1921年12月23日にウィーンで初演されたカールマンのオペレッタ《バヤデール》。その数ヶ月後の1922年2月18日にはベルリンでも上演されるなど大成功を収めた演目です。バヤデールとは「インドの踊り子」の意味で作品全編には、カールマンの特色ともいえるハンガリーの民俗音楽と、ウィーンのワルツが見事に融合した独特の雰囲気に加え、いかにもインドを思わせるエキゾチックな響きも漂っています。内容は、歌姫オデットに片思いしたインドの王子ラジャミが、彼の友人ナポレオンと催眠術の助けを借りて、オデットの気を引くという物語。ナポレオンの恋人マリエッテとのエピソードも交えながら、最後はハッピーエンドで幕を閉じます。ライナー・トロストをはじめとした名歌手たちの軽妙な歌唱とともに、重鎮リチャード・ボニングが奏でる流麗な音楽も聴きものです。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777982-2 |
ドイツの指揮者、ヴァイオリニスト、作曲家ロベルト・ラデッケ。交響的作品集(777995)に続く室内楽作品集は、どれも世界初録音となります。ポーランドとドイツの国境近くにあるジェチュモロヴィチェに生まれ、1853年にベルリンに移住。指揮者、教育者として19世紀末のドイツ音楽界に強い影響を与えたラデッケは、ヴァイオリニストとして四重奏団に属し、またピアニストとしてはベートーヴェンのソナタで極めてセンセーショナルな解釈を施すなど、演奏家としても傑出した才能を示していました。そんなラデッケの室内楽曲は、充実したピアノ・パートと、ロマンティックな感情表現に溢れたメロディが特徴的。演奏しているフォンテーヌ三重奏団はドイツの若手奏者たちによるアンサンブル。古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを有しています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777996-2 |