スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
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ロシアの作曲家リャードフと言われてもピンと来ない音楽愛好家の方が多いかもしれませんが、彼は、管弦楽法の名人として名高いリムスキー・コルサコフの弟子。他に並ぶ者がないほどの、師譲りの華麗な管弦楽書法を武器に、色彩的な作品を残したのです。そのせいか、今日でもコンサートのプログラムに単曲で取り上げられたりしますが、ムソルグスキー「展覧会の絵」中の同名作品と聴き比べたい1、題名だけでそそられる4などの代表作をこのようにまとめて聴けるCDは殆どありません。デジタル初期の録音ながら立体的なサウンドも聴きどころ。マルコポーロ盤(8.220348)の再発売盤です。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555242 |
第1楽章の冒頭を聴いた瞬間は「この曲は難しい?」と思うかもしれませんが、序奏部が終わった途端炸裂するのは紛れもないロシアのリズム。これは1886年に作曲されたルビンシテイン(1829-1894)最後の交響曲です。溌剌とした第1主題の次に来るのは抒情的な第2主題。チャイコフスキーよりは、ブラームスやシューマンを思い起こさせる重厚なハーモニーに彩られた力強い楽章、次の第2楽章は控え目に咲く花を思わせる優美な音楽。快活な中間部も聴き映えのするものです。第3楽章は明るくさっぱりとした茶目っ気たっぷりの音楽。そしてどっしりとした最終楽章にもロシアの風味が満載です。「ドン・キホーテ」は1870年の作品。数多くの作曲家たちがモティーフとした破天荒な騎士の物語を、ルビンシテインは丁寧に音で追って行きます。広く聴かれることを願いたい「隠れた名作」です。(2014/01/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555394 |
ロシアの大ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして高名なアントン・ルビンシテインは、実は多ジャンルに手を染める作曲家でもありましたが、その作風はイメージとは異なりベートーヴェン、ブラームスまがいの「保守本流ござ~い」といったもので、ヴァイオリン協奏曲はそういった彼の作風がまさに満開といった感があるものです。一方隠れファンが多く存在するともいわれるキュイですが、協奏的組曲は彼一流の手堅さに加え、適度なロシア情緒がミックスされたものとなっており、特に中間の2つの楽章の美しさが耳を惹きます。なお両作品ともに独奏ヴァイオリンはなかなか豊かな技巧に彩られており、そういった点でも聴き応えのある仕上がりです。*8.220308と8.220359からの再発売品(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555244 |
7つの大洋を題材とする誇大妄想的な構想と、全7楽章、演奏時間70分超という特異な規模を誇るこのメガトン級大交響曲は、全4楽章による最初の発表から30年近くの月日を経て完成された、ルビンシテイン渾身の力作です。彼の他のオーケストラ曲と同様に、ベートーヴェンやブラームス、あるいはメンデルスゾーンを思わせるような質実剛健、やや保守的な響きを基調としながら、あるときは雄大な大海原を歌い上げたり、あるときは凄まじいばかりに吹き荒れる嵐を描いたりと、タイトルから期待される内容そのまんまを、コテコテにかつ極大のスケールで繰り広げたものとなっています。ともかく全てがデカい、この圧倒的スケール感をお楽しみください。*Marco Polo 8.220449の再発売品(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555392 |
冒頭のティンパニ劇打から、まさに「ドラマティック!」な世界が繰り広げられていきます。作曲時期は第1次世界大戦勃発の1914年。レスピーギ本人はと言えば、音楽学校の教授に就任し、長年の夢だった「イタリア産交響曲的作品の復興」に驀進し始めたばかりでした。不安と力こぶを全身にみなぎらせて「劇的交響曲」は誕生したのです。同時代の先人達(R.シュトラウス、マーラー、ドビュッシー)の手法から「いいとこ取り」して折衷的に作った作品とは言われますが、その壮大でカラフルな世界はさすがレスピーギでしょう。なお、時折「ローマ三部作っぽい所」が聴こえるのも一興です。*8.220418の再発売品(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550951 |