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パシチニク, オルガ(1968-)

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    ペンデレツキ:マニフィカト/カディッシュ(ワルシャワ少年合唱団/ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    これまでのNAXOSにおけるペンデレツキ(1933-)作品集のように、このアルバムも収録された2作品の作曲年代が35年を隔てた「スタイルの違い」を際立たせるものとなっています。1960年代におけるヨーロッパの前衛音楽を代表するトーン・クラスター(全ての音を同時に発する混沌とした響き)がふんだんに用いられた「マニフィカト」は、代表作である「ルカ受難曲」の流れを汲むものですが、この曲が書かれた70年代にはすでにトーン・クラスター自体が若干時代遅れになっていて、ペンデレツキも自身の作風を見直す傾向にあったようです。そして少しずつ「ロマン派」に戻っていったペンデレツキは以降驚くほどに聴きやすい音楽を書くようになって行くのです。2009年に書かれた「カディッシュ」はタイトルが示す通りユダヤの祈りの歌であり、ユダヤ人ゲットー(第2次世界大戦時にユダヤ人が強制的に住まわされた居住区)の解放65周年を記念して書かれた作品で、ここではクラスターなどの刺激的な響きがすっかり影をひそめた緩やかで美しい音楽ばかりが存在しています。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572697

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    ルトスワフスキ:20のポーランド語クリスマスキャロル/ラクリモーサ/5つの歌(パシチニク/ポーランド放送合唱団&交響楽団/ヴィト)

    現代音楽の巨匠・ルトスワフスキというイメージは強いので、盤をかけるなり、そのあまりに素朴で協和的な響きに、製造不良品ではないか!とすら思われる方もいらっしゃるかもしれません。もちろん元々、題名どおりポーランドのキャロルが素材になっているので、この素朴さは当然なのですが、よく耳を澄まして楽曲を聴き進めていくうちに、やはりそこはルトスワフスキ、和声やオーケストレーションなど、細かい仕掛けによるアレンジの妙が随所にちりばめられていることに気付かされる、ユニークな作品となっています。一方「5つの歌」は、期待通り?激しくクラスターや不協和音が飛び交う、前衛的な作品です。Website: www.naxos.com/libretti/20carols.htm (「5つの歌」以外 ポーランド語歌詞、全曲英語対訳)(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555994

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    ルトスワフスキ:管弦楽曲集 - 6 交響曲第1番/歌の花と歌のお話(ポーランド国立放送響/ヴィト)

    ナクソスのルトスワフスキ管弦楽曲集は正にスグレモノです。1.曲が凄い。調性が無い現代音楽だけはご勘弁という貴方でも、何か感じる不思議な魅力。当盤の収録曲は、初期の交響曲第1番(冒頭一発カマします、音量注意)から晩年の「歌の花と歌のお話」(各曲の題名が興味をそそリます。歌手の透明な声にも注目)まで作曲年代が半世紀に及びますが、常に新しい工夫があります。2.演奏が凄い。作曲者自作自演盤もある中で、作曲者の国の演奏家達の熱演も負けず劣らずの出来ばえ、聴き逃せません。3.嬉しいナクソス価格。これがこのお値段で楽しめるとは!(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554283