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モイセイヴィチ, ベンノ(1890-1963)

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    ベートーヴェン/ブラームス/フランク:ヴァイオリン・ソナタ集(ハイフェッツ)(1937 - 1951)

    通常「ヴァイオリン・ソナタ」と呼ばれる作品は、正式には「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」であることが多く、このCDに収められた3作品もそれに該当します。しかし実際に演奏されるときは、ヴァイオリニスト+伴奏者という形態になりますが、もしこれが伴奏者ではなく「ピアニスト」であったら・・・。ハイフェッツの伴奏者として有名だったのは、エマニュエル・ベイとブルックス・スミス等でしたが、このCDではハイフェッツの横に並ぶ形で、ラフマニノフと並ぶ巨人であったモイセイヴィッチ、夭折のヴィルトゥオーゾ=カペル、そして"あの"ルービンシュタインが「ピアニスト」として演奏に参加しています。強烈な個性を持つもの同士のこのような"競"演は、今では聴かれることのないスリリングなものです。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110990

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」(モイセイヴィチ)

    「十指を完全なコントロール下に置いたピアニスト」。モイセイヴィッチはかくのごとく評されるに値するピアニストでした。あまりによく知られるあまり、陳腐ともなりかねないベートーヴェンの3つのソナタを、よどみ一つ無く申し分のない指裁きで流麗に弾きながら、巧みなバランスで内声を浮き彫りにし、旋律線をたわませることなく、堅固なソナタへと構築することに成功しています。そして何より曲全体のアプローチが極めてロマン派の巨匠的で、とりわけ「ワルトシュタイン」の最終楽章にける気宇壮大さは、もはや余人の決してまねの出来ない領域に達している演奏といえるでしょう。(2006/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111115

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、第5番「皇帝」(モイセイヴィチ)(1950、1938)

    技巧に苦労を感じさせない、いわば天衣無縫型のピアニストの最右翼であるモイセイヴィッチ。軽快さと柔軟さに富んだ指さばきは当代無二で、ラフマニノフやホフマンといったトップクラスのピアニストと比肩されうるものでした。協奏曲3番のラルゴの歌わせ方の美しさ、「皇帝」の最終楽章の舞曲的闊達さもさることながら、このCDにおける白眉は、3番の第1楽章のライネッケによるカデンツァです。まさに一陣の吹き抜ける風のごとく流麗で、その音の粒の揃い方の見事さに匹敵するものは、モイセイヴィッチ自身の演奏による、あの有名なラフマニノフ編曲の「真夏の夜の夢」以外に聴くことはできないでしょう。(2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110776

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    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番、第2番/パガニーニの主題による狂詩曲 (モイセイヴィッチ)(1937-1948)

    ラフマニノフはホロヴィッツを自身の精神的後継者と見なしていましたが、演奏そのものは、モイセイヴィッチのほうをより好んでいたようです。その理由として考えられ、また常にモイセイヴィッチのスタイルとして指摘される優美さ、過剰な感情表出の回避、その一方にある作品に対する大きなアプローチが、これら協奏曲に結実していることを聴き取る事は容易でしょう。このCDに収められているのは、ファン待望の旧録の復刻です。あまりに有名な「パガニーニ狂詩曲」の第18変奏の甘美さについては、もはや言を尽くすまでもないでしょう。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110676

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    ラフマニノフ:プレリュード/メトネル:ピアノ・ソナタ/カバレフスキー:ピアノ・ソナタ第3番/他(モイセイヴィッチ)(1928 - 1948)

    1890年ロシアのオデッサで生まれたモイセイヴィッチは14歳でウィーンに移り、名教師レシェティツキーの薫陶を受けた後1908年にイギリスに居を定め、以降華々しい活躍をしました。この経歴を見る限り、モイセイヴィッチを純粋なロシア楽派のピアニストと見なすことは出来ませんが、彼が揺籃期にロシア流のピアニズムの洗礼を受けたことには違いありません。事実、彼の保つ広いレパートリーの中で最も重要な位置を占めていたのは、リストに次いでラフマニノフでした。またモイセイヴィッチとほぼ同時代のロシア(ソ連)の作曲家たちの作品も、好んで取り上げました。ロシア国外では知名度が低かったメトネルらを西側に広めたのも、彼の功績によるところが大きいと言って良いでしょう。(2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110675

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    リスト:ハンガリー狂詩曲/ウェーバー:華麗なロンド 他(モイセイヴィッチ)(1935-1941)

    優美さを売り物にしたモイセイヴィッチの演奏ですが、技巧面において同時代のピアニスト達に劣るということはありませんでした。驚くべきことは、この盤に収録されているタウジヒ編の難曲「舞踏への勧誘」や、実際に弾いたことのある人にしかわからないメンデルスゾーンのスケルツォすらも、その技巧の難渋ささえ消え去ったかのように聞こえる点です。一部、画像も残っているリスト編のタンホイザー序曲では、技巧の克服はもちろん、完全に鍵盤を支配しきり、なおかつ余裕すら感じさせられます。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110669