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ナッシュヴィル交響楽団

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    巡礼の行進 - アメリカ・クラシック音楽の先駆者たち

    多民族の移民国家であるアメリカのクラシック音楽は、当然のことながら様々な要素、すなわちロマン派や印象派といったヨーロッパのクラシック音楽に加え、ジャズやポピュラー音楽、あるいは黒人霊歌やラテン音楽の影響などが反映され、人種ならぬ音楽種の坩堝といった様相を呈しています。NAXOSのアメリカン・クラシックス・シリーズでは、そんなアメリカ音楽を多角的に取り上げてきましたが、その中からハイライトともいうべき楽曲を、なるべくバラエティーに富ませてピックアップしてみました。特に当シリーズが初めてという方には、結構意表を突く出会いがあるかもしれません!(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559200

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    ダニエルプール:古代の谷の闇/喜びの涙/女の生涯(プリットマン/ブラウン/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    リチャード・ダニエルプール(1956-)はアメリカの中堅作曲家たちの中でも、最も偉大な才能の持ち主とされる人です。彼はヨーヨー・マやフレデリカ・フォン・シュターデら多くの演奏家たちのためにオペラや室内楽を作曲。そのどれもが高く評価されています。その作風は決して難解ではないものの、やはり前衛的であり個性的であり、またテキストの多くはセンセーショナルな内容を持つもので、ここに収録された作品も現代における深い問題を孕んだものです。「古代の谷の闇」はナッシュヴィルとピッツバーグ交響楽団の委嘱作で、第5曲には古代ペルシャの詩人ルーミーの詩を英訳したものがテキストに使われています。詩自体は残忍な夫や恋人に従順な女性が描かれていますが、ダニエルプールはこの女性を最近のイランに置き換え、現政権の下で耐えてきたイランの人々へのオマージュとしています。他にはモーツァルトのレクイエムに触発された「喜びの涙~Lacrimae Beati」、ソプラノ歌手アンジェラ・ブラウンのために書かれた「女の生涯」。全て世界初録音です。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559707

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    ダニエルプール:孤独の歌/戦争の歌/素晴らしい都市に向けて(ハンプソン/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    幾度季節が巡ろうとも、人々の記憶から失われることのない事項の一つに「9.11」があります。ニューヨークで活躍する現代作曲家ダニエルプール(1956-)は、自作の「アメリカン・レクイエム」の初演のために、9月11日の朝、演奏会場であるピークスキルの"コープランド・ハウス=コープランドが所有していた家"でスコアのチェックを行っていました。その時マンハッタンの出版社から電話が来て、同時多発テ口の勃発を知ったダニエルプールは、その事件と「アメリ力ン・レクイエム」との関連性に震憾したのです。もともと「アメリカン・レクイエム」は20世紀を通じて異なる戦争で戦った60人以上の退役軍人たちのインタビューから生まれた作品であり、ソリストには卜ーマス・ハンプソンが起用されていました。そこでダニエルプールは、今度は9.11を含む、世界中で起きる悲惨な戦いの犠牲者たちのために、同じく卜ーマス・ハンプソンが歌うことを想定した2つの新たな歌曲集を創り上げました。一つはウィリアム・バ卜ラー・イェーツの詩を用いた「孤独の歌」、もう一つはウォル卜・ホイッ卜マンの詩を用いた「戦争の歌」です。そして、1992年に作曲された「素晴らしい都市に向けて」はまだその事件を知らなかったニューヨークの肖像画です。(2016/10/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559792

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    タワー:ヴァイオリン協奏曲/ストローク/チェンバー・ダンス(チョーリャン・リン/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    アメリカを代表する女性作曲家、ジョーン・タワー(1938-)。彼女はニューヨークのニューロシェルで生まれましたが、9歳の時に家族がラパス、ボリビアに引越したため、少女時代をこの地で過ごしています。この地で過ごした経験は彼女に強い影響を与え、特に打楽器の使い方には独特の感性を見せることとなります。高校生のときにアメリカに戻り、ベニントン・カレッジに入学、その後コロンビア大学で芸術の博士号を取得します。この時期にたくさんの先人たちの音楽の影響を吸収することで、より柔軟なスタイルと作風を構築したのです。彼女は現代音楽を積極的に促進し、自身の作品を発表するために「DA CAPOプレーヤーズ」を設立し、多くの作品を演奏し続けています。このアルバムには比較的最近の3つの作品が収録されています。「ストローク」は彼女の弟(病気のために半身不随)に捧げられた曲で、病に対する怒りが込められたという幾分感情的な作品です。ヴァイオリン協奏曲は、名ヴァイオリニスト、エルマー・オリベイラのために書かれた曲で、印象派風の部分とジャズ風の部分が入り混じる面白い作品です。「チェンバー・ダンス」はオルフェウス室内管弦楽団の委嘱作で、「指揮者を持たないアンサンブル」として知られる彼らの妙技を存分に生かしたコンパクトな作品です。どの曲も明快な筆致と色彩豊かな響きを持つ、アメリカ現代を代表する名作と言えるでしょう。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559775

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    タワー:メイド・イン・アメリカ/太鼓/管弦楽のための協奏曲(ナッシュヴィル響/スラットキン)

    既発売の器楽曲集(8.559215)で、エネルギッシュな世界を聴かせてくれたタワーですが、今度はいよいよオーケストラ作品が登場です。「メイド・イン・アメリカ」は、フォード社の肝煎りでアメリカ全土の各地で演奏するための新作として作曲された作品です。第2の国歌ともいわれる「アメリカ・ザ・ビューティフル」が引用され、ポジティヴなパワーに満ちる様は、まさにアメリカそのものといった感があります。「タンボル」と管弦楽のための協奏曲は、オーケストラのヴィルトゥオジテを大いに発揮する演奏効果抜群の楽曲で、前者での打楽器群の炸裂や、後者での様々なソロやセクションの活躍は大いに耳を楽しませてくれます。(2007/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559328

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    チャドウィック:序曲と交響詩集(ナッシュヴィル響/シャーマーホーン)

    長く教職につき、アメリカ音楽界の礎となったチャドウィックですが、当盤収録のオーケストラ曲の数々は、ギリシャ神話がらみのタイトルが沢山見られることからもうかがえるように、内容的にはどちらかといえば、地元よりもヨーロッパ指向のものとなっています。あえていうならば、「エウテルペ」の終盤等から感じられる「肩の凝らない」明るさが、アメリカ的といえるかもしれません。色彩的なオーケストレーションは見事で、例えば「死の天使」中盤のクライマックス、作品の完成に至らず絶命する彫刻家を描写する部分など、少々大袈裟なくらいのドラマチックさで盛り上げます。(2002/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559117

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    ティケリ:クラリネット協奏曲/ワーナール:ホルン協奏曲/ランジバラン:フルート協奏曲(ツィンマーマン/ノートン/グラットン/ゲレーロ)

    このアルバムに収録された3曲の「管楽器のための協奏曲」は、どれも21世紀になってから作曲されたにもかかわらず、3楽章の伝統的な形式を持っています。また作品自体も過去の作曲家たちの伝統を継承しており、ティケリの「クラリネット協奏曲」はそのままガーシュウィン、コープランド、バーンスタインへのオマージュにもなっている興味深い作品です。主旋律に「ホワイトスケール」と呼ばれるピアノの7つの白鍵のみを用いたワーナールの「ホルン協奏曲」は、黒鍵を一切使用しないという制約から生まれる不思議な緊張感に満たされていながらも、どこかのどかで牧歌的な雰囲気を醸しています。イラン出身のランジバランの「フルート協奏曲」はイランのリズム、メロディ、楽器の要素が取り入れられたエキゾチックな作品。フィラディルフィア管弦楽団の首席奏者ジェフリー・カナーの依頼によって書かれた、息の長い神秘的なフルートの音色が印象的な作品です。(2018/02/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559818

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    ドアティ:ヘミングウェイの物語/アメリカン・ゴシック/ワンス・アポン・ア・キャッスル(ベイリー/ジェイコブス/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    グラミー賞を受賞した現代アメリカの作曲家ドアティ(1954-)の最新作は、どれも20世紀を象徴するアメリカ文化からインスパイアされたもの。文豪ヘミングウェイの名前をタイトルに掲げた4部作は「チェロ協奏曲」の形式を持ち、チェロと管弦楽との対話によって、そのストーリーを象徴的に描いています。いずれも原作は1950年周辺に書かれたおなじみの作品ですが、不屈の精神と不変の愛は、永遠に語り継がれるべき内容であり、ドアティもこれを音楽で巧みに表現しています。アイオワ管弦楽団から委嘱された「アメリカン・ゴシック」は、ドアティの父ウィリス(1929-2011)と、彼自身の子供時代の思い出が反映された作品で、故郷であるシーダー・ラピッズの風景が目に浮かぶような鮮やかな音楽です。「いつか城で」はドアティが愛するカリフォルニアのハースト・キャッスルと、そこに続く太平洋沿岸のハイウェイの風景などが描かれた、まるで映画音楽のような壮大な響きを持つ作品。初演は2003年ですが、ここで録音された改訂版は世界初録音となります。(2016/09/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559798

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    ドアティ:メトロポリス・シンフォニー/デウス・エクス・マキナ(ウィルソン/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    1938年に原作ジェリー・シーゲルおよび作画ジョー・シャスターにより、アクション・コミックス誌第1号で初登場した世紀のヒーロー、スーパーマン。このメトロポリス・シンフォニーは彼の生誕50周年を記念してドアティがより現代的なモティーフを用いて作曲、5年の歳月をかけて完成されたものです。各々の楽章にはスーパーマンに関係した名称が与えられ、例えば第1楽章では、彼の宿敵であるレックス・ルーサーはヴァイオリンの超絶技巧で表現されるという奇想天外な作品となっています。もう1つの作品である「デウス・エクス・マキナ」は列車を音楽にした作品。「鉄」の方々必聴のアイテムと言えるでしょう。(2009/11/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559635

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    ハービソン:レクイエム(リヴェラ/マルテンス/ファン/マークグラーフ/ナッシュヴィル交響合唱団&管弦楽団/ゲレーロ)

    1987年にピューリッツァー賞を受賞し、世界的知名度を獲得したアメリカの作曲家ジョン・ハービソン。独特の芸術的信条を持つことで知られ、これまでにも「ヨハネ・パウロ二世即位25周年を記念する和解のコンサート」の作品を委嘱されるなど、宗教音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。この「レクイエム」は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の直後に着手され、翌年3月に完成しています。ただし、構想自体は早い時期から抱いていたといい、彼自身の様々な体験や音楽的モティーフが取り入れられた多角的な作品として成立しています。オーケストラ、合唱だけでなく、ソロ歌手のパートにも重要な役割が置かれ、全てが混然一体となった爆発的なエネルギーを持つ問題作です。(2018/10/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559841