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ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

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    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/練習曲集「音の絵」 Op. 33 (ギルトブルグ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/プリエト)

    数あるピアノ協奏曲の中でも、最も人気が高く、またピアニストにとっても困難な壁である「ラフマニノフの第2番」。交響曲第1番の初演時における手痛い失敗を跳ね返した、ラフマニノフにとっての特別な作品です。/名手ギルトブルグにとってもこの作品は特別な存在であり、演奏する際には特別な心構えが必要だとブックレット(英文)で語っています。ブックレットによると、オープニングの鐘の音を思わせるピアノの重厚な和音、続く激流のようなアルペジョ。これらについてギルトブルグは熟考をめぐらし、一つ一つの音を大切に奏でている様子が理解できます。ギルトブルグは練習曲「音の絵」についても多くの考察をめぐらせており、その演奏で作品の持つ魅力を完璧に伝えることに成功しています。/ジャケットに使われている写真は、ギルトブルグ自身が撮影したサンクトペテルブルクの「血の上の救世主教会」。ラフマニノフの音楽を象徴する鐘の音を象徴する風景です。/(2017/09/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573629

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    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/コレッリの主題による変奏曲(ギルトブルグ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/プリエト)

    ピアノ協奏曲第2番(8.573629)で、冴え渡る技巧と考え抜かれた解釈を披露したボリス・ギルトブルグ。この第3番でも極めて個性的な演奏を聴かせます。第2番よりも演奏的に困難な箇所が多く、至るところに即興的なフレーズが散りばめられるとともに、曲の雰囲気が刻々と変化していく第3番ですが、完璧に弾きこなすと、これ以上演奏効果のあがる曲はありません。ギルトブルグはこの作品を徹底的に研究し、冒頭に現れる主題の役割は「全体をまとめるもの」として捉え、冷静に弾くことで作品全体にメリハリをつけています。そして第1楽章の後半に用意されているカデンツァも聴かせどころの一つ。ギルトブルグはもちろん「難しいヴァージョン」をやすやすと演奏、聴き手の心をしっかり掴みます。また彼は、この曲と「徹夜祷」Op.37との関連も指摘。こちらも興味深い解釈を聴かせます。同時収録の「コレッリの主題による変奏曲」でも変奏が進むごとに多彩な世界を見せてくれます。今作でもギルトブルグ自身のブックレット解説(英語)と、彼が撮影した写真をジャケットに使用。アルバム全体が一つの完成された作品として成立しています。(2018/05/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573630

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    ルーセル:バレエ音楽「蜘蛛の饗宴」/「パドマーヴァティ」組曲第1番、第2番(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ドゥネーヴ)

    印象主義から新古典主義へと進んだルーセルの初期の名作「蜘蛛の饗宴」です。この作品はもっぱら作曲家自身が編纂した「交響的断章」が知られ、この全曲が演奏される機会はあまりありません。曲は印象主義そのものであり濃密な管弦楽法が特徴的です。1912年に芸術劇場の委嘱によって書かれたバレエ作品で、ファーブルの「昆虫記」からインスピレーションを受けていて、庭に巣を作った蜘蛛と、蜘蛛のエサとなる昆虫たち、その蜘蛛を狙うカマキリ。そして神秘的なカゲロウの羽化からその死までを精緻な書法で描いた、音による博物誌です。ルイ・ラロイの台本によるオペラ「パドマーヴァティ」は野性味あふれる異国的な音楽。本編には歌が挿入されますが、こちらは管弦楽組曲のみです。なかなか上演される機会のない幻のバレエです。ドヌーヴの演奏は闊達で色彩豊か。この曲を初めて聞く人にも安心してオススメできる逸品です。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572243

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    ルーセル:交響曲第1番「森の詩」/交響的前奏曲「復活」/劇音楽「眠りの精」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ドゥネーヴ)

    ステファン・ドヌーヴの前2作のルーセルは、そのどちらもが世界中から高い評価を受けています。今回の交響曲集もそれを上回る称賛を与えられることは間違いありません。フランスの作曲家にしては、かなり重厚な音使いをすることで知られるルーセル。劇音楽は割合良く聴かれるのですが、交響曲はほとんど人気のない分野です。以前もデュトワやミュンシュらが録音してはいるのですが、このような素晴らしい演奏がもっと多く出てくれば聴く人も増えてくるのではないでしょうか。第1番の交響曲は1904年から1906年に書かれ、1908年に初演されました。「森の詩」という副題があるにも関わらず、表題音楽ではありません。確かに気分は4つの季節に基づいているのですが、描かれている風景を想像上で描写するのは聴き手の力量にまかされているのです。交響的前奏曲「復活」はトルストイの同名の小説を示唆したもの。木管楽器の表情豊かなメロディによって孤高の傑作は確かに音にされています。バレエ音楽を得意としたルーセルの面目躍如と言った「眠りの精」はG・ジャン=オーブリの劇のための表情豊かな作品です。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570323

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    ルーセル:交響曲第2番/春の祭りに寄せて/組曲 ヘ長調(ドゥネーヴ)

    作曲家でもあり、海軍軍人でもあったルーセルは、その多感な時期にインドシナ半島へ航海したりとなかなか興味深い生涯を送っています。作風は古典主義と印象主義を良い具合にミックスさせ、独自の音楽を作り出しています。ここに収録された交響曲第2番は重厚で瞑想的。時折、管や打楽器の咆哮がありますが、全体的には湿った海風と波を思わせる渋さがたまりません。「春の祭りに寄せて」は、本来交響曲第2番へ使われるはずだった音楽です。(2008/06/11 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570529

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    ルーセル:交響曲第4番/交響詩「フランドル狂詩曲」/小組曲/シンフォニエッタ(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ドゥネーヴ)

    フランスの作曲家ルーセルは海軍での活躍も有名です。1889年と1890年にフリゲート艦イフジェニー号でインドシナ近海を航海したことは、後の作曲家人生に大きな発展をもたらしたことは間違いありません。この第4番の交響曲は1934年に作曲され、1935年にアルベール・ヴォルフ指揮コンセール・パドルーによりパリにて初演されました。リズミカルで明瞭な形式を持っていた第3番の作風を継承し、さらにより多くの楽想を加えた厳粛な美が感じられる音楽です。第1楽章の冒頭の柔らかな弦のメロディと活発なテーマの対比、そして第2楽章の多彩な木管楽器の使い方はルーセルの音楽の特徴とも言えるものでしょう。「フランドル狂詩曲」は1936年に作曲され、その年の12月12日にエーリッヒ・クライバーに初演されています。ルーセルのフランドルの祖先への敬意が表された作品で16世紀から17世紀に採取された5つのベルギー民謡をもとにした快活な音楽です。(2010/05/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572135

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    ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」/交響曲第3番(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ドゥネーヴ)

    フランス近代音楽史において、軍人として戦地に赴いたという経歴付きでその名を語られるルーセル。彼の音楽を知るには、最低限この2曲だけはおさえておきましょう。「交響曲第3番」は、冒頭の力強い歩みが、一度聴いたら忘れられない印象を残します。第3楽章のユーモラスなスケルツォから、独特の色彩感を持つ快速のフィナーレへの連なりも印象的で、全曲は力強く閉じられます。「バッカスとアリアーヌ」もルーセルが本領を発揮した名作で、リズミカルな力強さと微妙な和声感覚には目を見張るものがあります。当盤では2つの組曲に平均2分未満の細かいトラックが付けられています。母国フランスの音楽に限りない愛情を注ぐドゥネーヴの指揮で。(2007/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570245

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    ロースソーン:チェロ協奏曲/オーボエ協奏曲/交響的練習曲(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ)

    イギリスの名匠・ロースソーンの協奏的性格を持つ傑作3曲を集めた一枚です。チェロ協奏曲では相当に名人芸的なパッセージを含む独奏パートと手の込んだオーケストラパートを、また管弦楽のための協奏曲ともいうべき性格を持つ交響的練習曲ではそれ以上に華やかなオーケストレーションを聴くことができますが、支配的なのはむしろ胸に染みるような哀感、どこまでも透きとおるような美しい詩情といえましょう。さらにオーボエ協奏曲では、独奏楽器の持つ独特の音色と弦楽器のみというオーケストラパートの特異性がこの傾向に拍車をかけており、大変に渋く、そして深い情感を帯びた仕上がりとなっています。特に音数も相当に少ない第2楽章に聴く寂寥感は絶品です!(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554763

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    ローレム:ピアノ協奏曲第2番/チェロ協奏曲(マリガン/ウェン=シン・ヤン/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/セレブリエール)

    (2010/07/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559315

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    ロペス=グラサ:シンフォニア/田園組曲第1番/12月の詩(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/カッスート)

    フェルナンド・ロペス=グラサは20世紀のポルトガルにおける、最も多作な作曲家の一人です。リスボン音楽院で学び、その後パリへ留学、ケクランに作曲と管弦楽法を学んでいます。1941年からはポルトガルで教鞭をとり、数多くの音楽家を育てあげました。ポルトガルの民謡やポピュラー音楽を題材にすることの多い彼の作品は、とても耳に馴染みやすく、またドラマティックな面も持ち合わせています。「素朴な組曲」の冒頭に現れるのどかな旋律を聴いていると、まるで草原で深呼吸をする時のような清々しさを感じさせてくれます。その後に続く速い部分はお約束通りに荒々しくと、全て聴き手の期待を裏切ることはありません。これらとは対照的な「11月の詩曲」は、暗く陰鬱であり、この作曲家の懐の広さを感じさせてくれることは間違いありません。とは言え「祝祭行進曲」や「交響曲」はやっぱり情熱的。手に汗握るようなわくわくする音楽です。(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572892