ヘイゼ, パウル(1830-1914)
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ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう?毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女だけに、国内仕様での解説訳・訳詞にも注目です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA393 |
「私は臆病すぎるから、まともな作曲家にはなれない」と、フーゴー・ヴォルフがウィーンの友人に告白したのは、彼が28歳のときでした。感受性に富み、気難しい性格を持つ彼は1887年の時に12の歌曲を発表、以降、9年の間に集中的に歌曲を中心とした作品を書き上げた後、精神を病み1903年にこの世を去っています。このアルバムには、ヴォルフ自身の編曲による管弦楽伴奏付きの12の歌曲と、初期作品である交響詩「ペンテジレア」を収録。管弦楽伴奏の歌曲はあまり演奏される機会がありませんが、原曲のピアノ伴奏が絶妙なアレンジにより、よりスケールの大きな作品に仕上がっています。ここで独唱しているのは1982年ドイツのレーゲンスブルク生まれのベンヤミン・アップル。フィッシャー=ディースカウが2012年に亡くなる2週間前までレッスンを受けていたという、文字通り最後の弟子で、すでに国際的に高い評価を確立しています。「ペンテジレア」は、H.V.クライストの同名戯曲に基づいて女王ペンテレジアと勇士アキレウスの物語を描いた、起伏に富んだ作品です。(2022/07/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555380-2 |
【ベンヤミン・アップルが問いかける、禁断の果実とは?】フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツのバリトン、ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾。エデンの園でアダムとエバ(イヴ)が食べた禁断の果実をモチーフとした、民謡からロマン派、近代、現代、そしてミュージカルのナンバーまでを収め、その解釈の多様性を巡りながら、現代の禁断の果実とはなにか、蛇は今もどこかに潜んでいないかと、問いかける内容となっています。長くパートナーを務めるジェームズ・ベイリューとの息もぴったり。曲間にはアップルが語る『創世記』からの語句が短く添えられ、彼の美声と幅広い表現力を様々な角度から堪能することの出来るアルバムです。(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA912 |
ドイツ系スコットランド人のメゾ・ソプラノ、カトリオーナ・モリソン。2017年のBBCカーディフ国際声楽コンクールを制し、既に世界中のコンサート・ホールやオペラ・ハウスで実績を積んでいる彼女にとって、こちらが初めてのソロ・アルバムとなります。彼女の重要なレパートリーである、抒情的な歌曲を残したドイツ・ロマン派の女性作曲家ヨゼフィーネ・ラングを軸に、その周りのシューマンやブラームス、若き日にライプツィヒで学んでいたグリーグなど同時代の作品を収録しています。モリソンの持つ、聴く者の心にすっと染みていくような美しく透明感のある歌声と、豊かながらもすっきりとした表現が、これらの歌曲の魅力を十二分に引き出しています。アルバムのタイトルは、ラングの「昨日と今日」歌いだしの一節からとられました。(2021/01/22 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD637 |
マインツで生まれ、その地で没したペーター・コルネリウス(1824-1874)。彼は作曲だけでなく詩作の才能にも恵まれており、数多く残された歌曲に用いられたのはほとんどが自作の詩であったことでも知られています。しかしながらこの第3集には、友人や同時代の詩人たちの詩を用いた、様々な面持ちの歌曲たちが収録されています。これまでほとんど顧みられたことのない二重唱も聴きものです。微笑とユーモアを持つエミール・クーの詩や、格調高いアイヒェンドルフの詩など、その響きにも耳を傾けたいところです。彼の作品の特徴は、どんなに深い悲しみに打ちひしがれていたとしても、またどんなに喜びに胸がときめいていたとしても、決して自分を見失うことのない、程よい節度が感じられるところにあるのではないでしょうか?これらの作品、どうぞじっくりと味わってみてください。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572558 |
ジーリ・エディションもついに10巻に到達。このCDには1938年から40年にかけて、ジーリ40代末の録音が聞けます。この中ではなんと言っても、ジーリ全録音の中でも絶品中の絶品、プッチーニの「マノン・レスコー」の船場の場面が聞けるのがオペラ・ファンにはたまらないでしょう。その他にも素晴らしいアリア、カンツォーネなどが多数ある他、珍しくドイツ語で歌ったシューベルトのセレナード、ブラームスの子守歌も収録。オバート=ソーンの復刻も極めて良好!(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110271 |