バッハ, カール・フィリップ・エマヌエル(1714-1788)
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十字軍への貢献が認められ、12世紀に商業上の特権が認められたハンブルク。その後、様々な変遷を経てハンザ同盟の一員として富裕な有力都市となり、17世紀までにはローマ皇帝から「自由都市」の特権が与えられ、自治権を獲得します。三十年戦争やナポレオン戦争で打撃を受けるも、その都度復興。常に独立心溢れるこの地域の住民たちは、軍隊を持つことをせず、自衛団を結成し、強盗や海賊の襲撃に備えていました。そして毎年グループの隊長を任命し、その祝典儀式では、ハンブルクの音楽監督が華麗な音楽を作曲し、演奏されたのです。1780年の祝典儀式ではテレマンの後任であったC.P.E.バッハが音楽を提供。これらはトランペットとティンパニが活躍する「戦争と平和」の対比を描いた壮麗な作品となっています。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555016-2 |
1768年、C.P.E.バッハは、それまで寵愛を受けていたフリードリヒ大王の元を離れ、テレマンの後任楽長としてハンブルクに向かいました。その地で彼は一層宗教音楽に関心を持ち、到着してすぐにオラトリオ「荒野のイスラエル人」を完成させました。これは、彼の芸術性を示す一種の名刺代わりともなるため、主題は中立的なものを選び、持ちうる限りの表現を駆使しての、極めて劇的な作品を創り上げたのです。最初の音から迫力満点であり、また深い精神性も持ち合わせています。極限の状況で生きる人々と彼らを導くモーゼの物語は、当時の人々を熱狂させ、新たな神への感謝の気持ちも芽生えさせたことは間違いありません。 ( 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777560-2 |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2012.02.08 |
【大バッハの息子世代とガンバや鍵盤の関係を、楽器の響きから問い直す】カフェ・ツィマーマンやレ・バッス・レユニなどフランス最前線の古楽器グループとの共演でも知られる一方、ソリストとして抜群の技量と深い音楽史的洞察に満ちた解釈を聴かせるイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者グイード・バレストラッチ。近年では共鳴弦を多く備えた弦楽器バリトンを用いてのハイドン作品集、作曲家が指定した珍しい楽器アルペジョーネによるシューベルトのソナタ録音など古典派以降の作品の録音でも注目されましたが、今回は18世紀半ばに活躍した大バッハの息子たちでも特に重要な二人に光を当てます。次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが長く仕えたフリードリヒ大王の宮廷と、末男ヨハン・クリスティアン・バッハの活躍の場となったロンドンは、どちらも18世紀には例外的にガンバの名手がいたことと、最新発明のピアノを含む鍵盤楽器に高い関心を寄せる音楽愛好家がいたことで共通しており、両作曲家ともこれら二つの楽器を使った二重奏ソナタを残している点は見逃せません。忘れられつつあったガンバと最新のピアノを前に、多感主義の旗手エマヌエルとギャラント様式の立役者クリスティアンが紡いだ音世界の奥深さを隈なく引き出す克明な解釈の意義をさらに高めているのが、入念に選ばれた楽器の組み合わせ。鍵盤はグランドピアノ型よりも先に定着したスクエアピアノと古典派時代に製作されたモデルのチェンバロを使用し、特にチェンバロにも通じるクリスピーな美音を聴かせる1786年製ブロードウッドのオリジナル楽器による録音例は稀少。モーツァルトの登場を準備した世代がいかに貴重で魅力あふれる音世界を味わっていたか、改めて深く実感できる一枚です。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A543 |
2001年生まれの若きピアニスト、ロベルト・ノイマンのデビュー・アルバム。4歳からシュトゥットガルト音楽学校でモニカ・ジュルジュマンに師事、8歳のときにはシュトゥットガルト放送交響楽団でオーケストラ・デビューを果たし、数多くのドイツ国内外の青少年コンクールで優勝するとともに、2017年インターナショナル・クラシック・ミュージック・ディスカバリー・アワードを受賞。各誌で「並外れた才能」「最も有望なピアノの才能の一人」と評されています。このアルバムでは古典派から後期ロマン派までの4人の作曲家の作品を演奏。圧巻は南西ドイツ放送交響楽団をバックに従えたラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」。技巧と音楽性を兼ね備えた確かな才能を確信できる1枚です。(2024/01/12 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19101CD |
大バッハの最初の妻の次男、カール・フィリップ・エマニュエルの鍵盤楽器ソナタ集です。チェンバロやオルガンによる演奏を想定した曲を現代のピアノで演奏することは、一つの冒険になるわけですが、シャプランのロマンティックな演奏が現代人の耳をも喜ばせてくれます。収録曲中の5つの長調のソナタは、全て中間楽章が短調で、そのポエジーが特に現代のピアノにぴったり、自分でもちょっと弾いてみたくなります。晩年作の16~19は楽器の進歩が著しい時期の曲なので、ピアノとの相性は更にバッチリ。レパートリーの新しい発見がある一枚です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553640 |