バッハ, カール・フィリップ・エマヌエル(1714-1788)
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1768年から1788年に亡くなるまで、ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの宗教合唱作品集。このアルバムにはマニフィカトとクリスマス・カンタータを中心とした4作品を収録。マニフィカトは1749年にベルリンで作曲された後1779年にハンブルクで改訂されたもので、改訂の際に3本のトランペット、2本のホルン、ティンパニが加えられ、祝祭的な輝きが増しています。トラック10にはその第4曲の合唱「Et misericordia」をオリジナルのベルリン版で収録、比較を楽しむことが出来ます。華麗なクリスマス・カンタータは1775年の作曲。彼はこの作品をとても気に入り、何度も演奏しています。最後に置かれた合唱「Spiega、 Ammonia fortunata」はヨーゼフ・マルティン・クラウスが仕えたことで知られるスウェーデンのグスタフ3世がハンブルクを訪問した際の祝祭的な作品。C. P. E. バッハはこれを作曲するために12時間しか時間がなかったと自伝に記していますが、にわかには信じがたいほどの完成度の高い作品です。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555349-2 |
【夢のような顔合わせ!いずれ劣らぬクラリネットの大御所がAlphaで「古典」と向き合う】Alphaレーベルではシュポアの協奏曲全曲録音やエリック・ル・サージュとのフォーレやシューマンの室内楽録音で名演を聴かせたフランス随一のクラリネット奏者ポール・メイエ。確かな歴史を持つベルギー屈指の室内管弦楽団とともに彼が新たに録音した新譜はなんと、ジャズや現代音楽にも通じながら古典的レパートリーでも抜群の解釈を聴かせつづける同業の異才ミシェル・ポルタルをゲストに迎えてのヴァラエティ豊かな協奏曲集!両者の共演はもちろんこれが初めてではなく、すでに10年以上前にEMIで無伴奏二重奏のアルバムも制作しているほどではありますが、互いのキャリアがなお深まった今、丁寧な音盤作りで知られてきたAlphaというカリスマレーベルでこの二人が相まみえ、このように多彩なプログラムを提案してくれるのは実に嬉しい驚きです。ワロニー室内管弦楽団は、古楽大国ベルギーにあって現代楽器でのみずみずしい演奏を続けてきた知る人ぞ知る実力派集団。今回はクラリネット黎明の時代にあたるバロック期のテレマン(中低音を活かした両ソリストの音作りが絶妙)、古典派のC.シュターミッツなどのほかメンデルスゾーンの隠れ名作2曲、チャイコフスキー作品の武満編曲版……と、緩急自在のプログラムが心を捉え続けます。作品の美しさを隅々まで引き出す、圧倒的なブレスコントロールの妙と、積年の解釈の深み。Alphaならではの素晴らしい録音です。(2020/06/05 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA415 |
【全て18世紀のオリジナル楽器! 6種の楽器から導き出される玄妙な音を生かして】2020年3月にリリースされた先行盤(CCS43020)に続く、フランクフルトの歴史的楽器蒐集家ペーター・シュポアの名高い古楽器コレクションを使った新録音。イタリア、フランス、ドイツの重要作曲家たちがそれぞれ残した重要な作品と同時期、ないし各作曲家と何らかの関係を見出せる楽器を6本厳選し、それらを使い分けてその真相に迫ります。ソナタを集めていたVol.1に対し、今回は6人の作曲家による協奏曲6曲をチョイス。18世紀の一般的な演奏習慣を踏まえ、名手ボヤン・チチッチをはじめとする弦楽器奏者たちは通奏低音以外1パート1人ずつで、俊才アシュリー・ソロモンの細やかな息遣いや闊達な吹奏を通じて真価を発揮する各銘器の味わいを殺さない、親密にして緊密なアンサンブルは企画の趣旨によく合致していると言ってよいでしょう。有名なヴィヴァルディ「夜」の緩急あざやかな解釈もさることながら、クヴァンツ作品での艶やかなロココ情緒も、リコーダー作品で有名なウッドコックの協奏曲に聴く歌心の豊かさも、大西洋をまたいで活躍を続ける経験豊かなアシュリー・ソロモンとフロリレジウムなればこその瑞々しさ。CHANNEL CLASSICSの創設者で名録音技師ジャレッド・サックスによる丁寧なエンジニアリングも彼らの妙技を克明に伝えてくれています。知る人ぞ知るリコーダー奏者ワルター・ファン・ハウヴェ(フランス・ブリュッヘンの高弟にして盟友)がプロデューサーとして名を連ねているのも見逃せません。(2023/03/24 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45323 |
優れた奏者として、また楽器の研究家としても名高いクリスティーネ・ショルンスハイム。今回は2014年に生誕300年を迎えるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品集です。C.P.E.バッハ(1714-1788)は、父よりもテレマンの様式を受け継いだ作曲家として知られ、古典派音楽の基礎を築いたとされるなど、その演奏様式についても慎重な研究を重ねる必要があると彼女は言います。チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノなど楽器についても選択の余地がありますが、彼女が選んだのは、ピアノの初期の形である「タンジェントピアノ(木片で弦を突き上げて音を出すタイプ)」でした。彼女は楽器だけでなく、演奏する曲も丁寧に選び抜いて、この楽器にふさわしい作品だけを丁寧に引いています。冒頭の「幻想曲」での自由なパッセージの飛翔こそ、ショルンスハイムの理念を表出しているものだといえるでしょう。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5201 |
1735年にヨハン・ゼバスティアン・バッハが作成した『音楽家バッハ一族の起源』をはじめ、多くの文献にバッハ音楽一家の結束の固さが記載されています。一族のメンバーたちは音楽にかかわる職業に就いていた者が多く、一年に一度は定期的に集まる機会を設け、コラールや即興歌を歌い、職業上の話題を交換していたとされています。各地で活躍した彼らのおかげで「バッハ一族」という名前は、そのまま音楽家の代名詞として用いられ、そのイメージは18世紀末までも残るほどでした。アンサンブル・ポリハーモニークとテアトロ・デル・モンド、そして音楽監督のアンドレアス・キュッパースは今作でバッハ一族が相互に与えた影響を追求し、キュッパースが彼らの出発点とみなした「17世紀初頭のバッハ一族作品集」から6曲をセレクト、ここに18世紀後半までのバッハたちの作品を加えることで、4世代にわたる作品の比較とその時代に及ぼした影響を知ることができます。選ばれた曲はどれも4~6声の声楽パートと通奏低音を持つ編成であり、先人の作品がC.P.E.バッハら18世紀生まれの後人の作品にもたらした影響も感じることができるでしょう。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555418-2 |
偉大なJ.S.バッハの二男として生まれたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)。やはり音楽家として大成しましたが、彼は父バッハよりも父の友人テレマンの様式を受け継ぎ、より簡素でメロディを追求するギャラント様式を経て、古典派の礎を創り上げたことで知られています。そのためか、彼はオルガンの演奏法にはあまり熟達してたとは言えず、時には「ペダルの使い方を見失った」と友人に告白するほどでした(同じ鍵盤楽器でもクラヴィコードは得意だった)。しかし彼がオルガンのために作曲した一連の作品、中でも1755年にフリードリヒ2世の妹アンナ・アマーリアのために作曲したWq.70のソナタ集は、アンナからもフリードリヒ2世から大絶賛されたというほどに素晴らしい出来栄えを誇ります。装飾性豊かなメロディに支えられた流麗な響きをお楽しみください。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573424 |
ルドルフ・ルッツが指揮するバッハのカンタータ全集シリーズ。第31集には昇天節用のカンタータ第43番、復活節第3日用の第145番、三位一体後第14日曜日用の第17番が収録されています。1726年に初演された第43番は、第7曲のバスによるアリアにトランペットのオブリガートが付いていますが、このアルバムには再演時に差し替えられたというヴァイオリンのオブリガート版も収録されており、それぞれの違いを楽しむことができます。第145番についてはバッハの直筆譜は残されておらず、現在、C.P.E.バッハの複写譜のみで作品を知ることができます。旧全集版では7曲として登録されていますが、最初の2作は偽作(2曲目はテレマン作)であり、ピカンダーのテキストによる5曲のみが真作として新全集版に登録されています。この録音では、7曲版と5曲版を並べて演奏、5曲版にはルッツ自身が作曲したシンフォニアが置かれています。第17番は2部構成からなる小さ目のカンタータ。『ルードルシュタット詩華撰』からテキストが採られており、明快な構成の中に、神への賛美を盛り込んだ華やかな曲です。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :J.S. Bach-Stiftung, St. Gallen |
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カタログ番号 | :BSSG-B857 |