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ハービソン, ジョン(1938-)

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    ピアソラ/ハービソン/シュラー/パーシケッティ:クラリネット・アンサンブル作品集(アーデン/モラレス)

    このアルバムの最後に収録されている、ジポリンの「ハチの巣」をタイトル名にした、ちょっとオシャレなクラリネット・アルバムです。様々なサイズのクラリネットのために書かれた20世紀の作品を、まるでハチが蜜を集めるかのように並べてあります。耳にする機会の多いピアソラの「タンゴの歴史」も、クラリネット・アンサンブルで聴くと、感傷的な音色のせいか、いい具合に鋭角さが取れて、まことに穏やかで美しい作品へと変貌するのが興味深いところです。全ての楽章に「速く」と書かれたハービソンのトリオ・ソナタも楽しい曲です。他にもジャズ風味あり、古典的な作品ありと、クラリネットの可能性を極限まで追求した作品がぎっしり詰まっています。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572264

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    ラッグルス/スタッキー/ハービソン:管弦楽作品集(ナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィルハーモニック/ミラー)

    毎年6月にメリーランド大学で開催するコンサートのために、世界中から厳しいオーディションを経て集められた音楽家たちのアンサンブル「ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック」。これまでにNAXOSからは2015年の演奏(8.559782)と2016年の演奏(8.559822)がリリースされており、こちらが2017年の3枚目のアルバムとなります。今回の演奏会で選ばれたのは、近現代アメリカを代表する3人の作曲家の作品。なかでもラッグルズは生涯に完成させた作品が10曲という寡作な人で、この演奏はとても貴重です。15分ほどの凝縮された時間の中に、膨大な音符が書き込まれた複雑な総譜は、演奏困難ですが、このオーケストラは完璧な音を作り上げています。スタッキーの協奏曲は、作曲家とロサンゼルス・フィルとの緊密な関係から生まれた作品。音によるアナグラムなど様々な仕掛けが施されています。ハービソンの交響曲はシアトル交響楽団の委嘱作。ジャズ風のテイストも備えた作品です。(2018/06/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559836

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    ロイ:カルカッタ・サンライズ/グプタ:ラーガ・ジョーンプリ/ハービソン:4つの孤独の歌(グプタ/ロイ)

    ロバート・ヴィジェイ・グプタは2007年、19歳の時にロサンゼルス・フィルのオーディションに最年少で合格。以来、最も活気に満ちたメンバーの一人として活躍してます。彼はそれ以前にエール大学で音楽学の修士号、マリスト大学から生物学の学士号を取得し、平行してアイザック・スターンなど錚々たる名手に教えを受けながら、マンハッタン音楽学校とジュリアード音楽院で学ぶという溢れる才能の持ち主です。最も、8歳から様々なオーケストラと共演し、11歳の時にはメータの指揮でイスラエル・フィルと共演し、テルアビブでソロ・コンサートを開催したほどの神童であり、音楽の道に進むことに迷いはなかったのですが、医学を学ぶことで自身の進むべき道をはっきりと自覚。音楽療法の可能性についても日夜研究しているという人でもあります。彼は映画「路上のソリスト」で知られる総合失調症の音楽家ナサニエル・エアーズの実際の師でもあり、ここでも更なる可能性を追求しているとのことです。(2013/03/20 発売)

    レーベル名:Yarlung Records
    カタログ番号:YAR44638