プーランク, フランシス(1899-1963)
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1943年、第二次世界大戦下の混乱した世界情勢の中で作曲されたプーランクのカンタータ「人間の顔」は、演奏には高い技術を求められることで知られています。アメリカの精鋭たちが集う声楽アンサンブル「スカイラーク」が歌うこのアルバムでは、指揮者マシュー・ガードの発案で、占領下フランスの人々の苦悩を映し出したポール・エリュアールの詩を用いたこの「人間の顔」に、南北戦争(1861-1865)時代の歌を組み合わせるという斬新な試みが行われています。ガードは南北戦争にまつわる様々な合唱作品を探し出し、適切な編曲が見当たらなかった場合は自身で編曲を行い収録。戦争の時代を耐え抜く人間の力強い精神へと捧げています。(2024/07/19 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92278 |
2015年リリースの衝撃作『TAKE 2 ヴァイオリニストと二人で』(Alpha211)での斬新な演奏、シューベルト『死と乙女』をめぐる弦楽合奏アルバム(Alpha265)では指揮もこなし、グラミー賞を受賞。クラシック演奏の通念を次々と塗り替えてゆく驚異的な才能を持つヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤの新しい1枚は、シンプルなプーランク、バルトーク、ラヴェルのソナタ的作品集。しかし、その演奏は実に刺激的で、特にバルトークでの妖艶な音色には思わずため息が出るほど。パートナーを務めるレスチェンコは、アルゲリッチが絶賛する名手。2人が紡ぎ出す独特の響きは、一度でも耳にしたら決して忘れることはできません。https:youtube.com/watch?v=KcFBjjZXjMw/(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA387 |
プーランクの3つの管弦楽作品を収録。バレエ音楽「牝鹿」は24歳の作品。バレエ・リュスを率いるディアギレフから作曲を依頼されたプーランクは、極めて優雅で軽やかな作品を書き上げました。初演時にはマリー・ローランサンが衣装と装置を担当。もともと彼女の絵からヒントを得たというこの作品は大成功を収め「牝鹿=かわいい娘たち」のタイトル通り、1920年代のパリのサロンでの気分が存分に表現されています。「模範的な動物たち」は1941年に完成されたバレエ音楽で、ラ・フォンテーヌの寓話が元になっています。もちろん単に動物を描いたのではなく、そこには人間への鋭い観察眼が秘められています。最後の「シンフォニエッタ」はバレエ音楽ではなく、弦楽四重奏曲の構想を膨らませたもので、魅力的な旋律が次々と現れるプーランク円熟期の作品です。フランスのエスプリが全編に溢れています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573739 |
(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0108 |
おフランスな作曲家の中でもプーランクはキラ星のごとく輝く存在、でもピアノ曲は玄人受けが悪く一般的には不評なんだとか。しかし貴方が自分で演奏もするピアノ愛好家ならば、これを無視すると宝石を見逃すことになるかも。是非ナクソス価格で探訪なさってください!メロディが綺麗な夜想曲第1番や間奏曲第3番、打楽器的に鍵盤ビシバシの31ジーグなど、もっとプーランクを知りたい気持ちにさせてくれます。数々のコンクール入賞歴を誇るフランス生まれの若手カザールが奏でるボールドウィンのコンサートグランドのサウンドも魅力です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553929 |
何と全33曲も詰め込まれた1枚ですが、まるで万華鏡を覗いているかのように、どの曲・どの瞬間も美しく、また同じではありません。どうしてこんなに気がきくのか、流れるようなメロディーと和声、瀟洒としかいいようのない見事なピアニズムには感嘆するばかりです。本当にどれもおススメばかりなので困ってしまうのですが、もしも入門編ということならば、冒頭に収録されている「メランコリー」などが最適かもしれません。一度このちょっとけだるい甘さを耳にしたら、病みつきになること請け合いです。あとは気楽に聴けるが奥が深い、プーランクの世界にのめり込むだけです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553930 |
第3集では、まずプーランクのエッセンスが詰まった15曲の即興曲が注目です。特に最後の「エディット・ピアフ讃」は、ポピュラーとの境界線上にあるクラシックの名曲で、一度は聴いておきたいもの。30の激しいながらも粋な音が鳴るトッカータは、巨匠ホロヴィッツが演奏した事でも有名です。「主題と変奏」や「ナポリ」での各曲の性格描写の巧みさもプーランクならでは。ノヴェレッテ第1番の抒情も忘れ難いものです。何故かアメリカのボールドウィン製ピアノを使うフランス人カザールの乾いた音、みなぎるエネルギーも聴きどころです。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553931 |
14歳でデビューし、ロシア音楽やショパンを得意とするミュンヘン在住のピアニスト、エヴァ=マリア・マイによるPaladinoレーベルへの4枚目のプーランク・アルバムは2台、4手のためのピアノ作品集。凝った作風による2台ピアノのためのソナタや、絵画にインスパイアされた「シテール島への船出」を始め、プーランクの代表作の一つ「15の即興曲」全曲を含む1枚です。プーランクのユーモラスな面とシリアスな面のどちらもが表出された「15の即興曲」は、各々の曲を共演者ヴィーラントと弾きわけることで、曲の特徴を更に生かす工夫もされています。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0098 |
軽妙洒脱、そして繊細でユーモラスなプーランク(1899-1963)の作品には汲めども尽きぬ魅力があります。そのメロディの歌わせ方、ハーモニー、リズムのどれもが、いかにもフランス風であり、決して革新的ではなかったにせよ、独自の世界を築き上げたことは間違いありません。ここで聞く事のできるピアノ版のバレエ作品は、とても珍しいものですが、彼自身はバレエ作品を書くとき、他の作曲家のようにまず「ピアノ・スコア」を作成し、それを管弦楽版に仕立てることが多く(バレエのリハーサルのために)、これらもそんなスコアに基づいて演奏されています。パリ・オペラ座からの依頼で作曲された「模倣的な動物たち」。詩人ラ・フォンテーヌの「寓話」からテキストが取られたこの物語、ありがちなお話の中にピリリと教訓が込められた小気味のよいものなのですが、プーランクは音楽で更に創造的な世界を描きあげています。こちらのピアノ版は作曲家自身が同意した1951年のヨハンセンによるヴァージョンで演奏されています。タイトルに「若い娘たち」の意味がある「牝鹿」も人気作品。バレエ曲でもあり、協奏曲でもある「オーバード」(夜明け)は、恋を禁じられた女神ディアーヌの失恋物語。彼の私生活の失意が反映されているとも言われています。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573170 |
もともとは、フランスのヴァイオリン作品集を録音するつもりだったというヴァイオリニスト、スマート。しかしリハーサルを重ねていくうちに、例えばプーランクのソナタにはスペイン語のアクセントがあり、フォーレの作品には愛の語らい、そしてラヴェルにはバスクの息遣いがある事に気がついたのだそうです。そこでアルバムタイトルを「La Voix-声」とし、曲が持つ「声」を明らかにし、それぞれ4つの作品の持つ個性を強調することを試みたというアルバムなのです。流麗なイメージのあるプーランクのソナタが、ここまでゴツゴツした音楽として再現される様子はこれまでに聞いたことがありません。また普段は「流麗、清澄」と評されがちなフォーレも、驚くほどに濃密です。そしてラヴェルの2作品の強烈なインパクト。これはすごい1枚です。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100053 |