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ロジャース, リチャード(1902-1979)

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    ペリー・コモ:「魅惑の宵」オリジナル・レコーディングス (1939-1949)

    1912年5月18日に米国・ペンシルベニア州で生まれたペリー・コモは、理髪店の見習いだった時にコンクールで優勝。36年の歌手デビュー後は、“歌う床屋さん”の愛称でも親しまれました。当盤に収録されているR・ロジャースのミュージカル《南太平洋》の2つのナンバー(<魅惑の宵>、<バリ・ハイ>)を聴けばすぐに分かるように、あたたかさを湛えた甘い低音がとにかく魅力的! しっとりとした大人のラヴ・バラードを歌えば天下無敵の存在でした。マフィアとの関係を嫌ってカジノ公演を拒むなど、スキャンダルとは縁が薄い庶民派のビッグ・シンガーとしても知られています。20代から30代にかけてのコモの名唱が堪能できるディスクです。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120599

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    アーティ・ショウ:「ビギン・ザ・ビギン」オリジナル・レコーディングス1936-1939

    スイング時代の録音を聴くと、「ああ何でクラリネットは廃れてしまったのか」と痛感します。答えは簡単で「クラはスクリームしやすい。クラは大きな音が出ない。」というのに加えて「クラはオクターブ・キーがなくて難しい」というのがあります。小生は、モダン期のバディ・デフランコなど大好きなのですが、ここでのアーティ・ショウ、音にダンディズムがある。フレーズが滑らかでモダン。実にいいです。久々に現れたわがクラの新星(というにはオッサン過ぎるが)谷口英治にも通じる「音楽的育ちの良さ」を感じます。グッドマンより和めるよ。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120615

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    ポール・ホワイトマン 第3集:「スウィート・アンド・ロウ・ダウン」オリジナル・レコーディングス 1925-1928

    “ジャズ・エイジ”と呼ばれた1920年代のアメリカで、もっとも商業的な成功を収めたビッグ・バンドといえば、ポール・ホワイトマンが率いた楽団です。後世のジャズ評論家からは「あれはダンス・バンドだ」と断罪されることになるわけですが、なんでもありの明るく楽しいサウンドは、好景気に沸いた1920年代の一面を代表しているように聞こえる点がおもしろいですね。チャールストン、ブルース、ストンプはもちろん、ラテン風、カントリー風など、さまざまなテイストを加えてみたり、シンフォニックなアレンジを志向してみたり、とにかくその貪欲さは天下無類!《アイ・ミス・マイ・スイス》では、「ヨロレイヒ~~」とヨーデルまで登場します。(2002/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120628

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    1930年のヒット曲集:「ハッピー・デイズ・アー・ヒア・アゲイン」

    空前の繁栄を謳歌していた1920年代が終わり、大恐慌へと突入した1930年にヒットしたさまざまな曲を集めたオムニバス盤です。リズミックで体が自然に動いてしまうようなナンバーから、暗い世相を癒すかのように甘く奏でられるチューンまで、いずれも実に魅力的!メイン州立大学の学生歌としても知られ、NHKの紅白歌合戦の入場の際に使われたことでも有名な()〈スタイン・ソング〉をはじめ、〈スターダスト〉、〈身も心も〉、〈明るい表通りで〉など、どこかで耳にしたことがあるメロディが次々に登場します。スタンダード・ナンバーとして今も多くの好楽家に親しまれている楽曲も収録されているので、ジャズ・ファンにもお薦めです。(2002/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120634

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    1950年のヒット曲集:「ミュージック!ミュージック!ミュージック!」オリジナル・レコーディングス

    冷戦、赤狩り、朝鮮戦争というキーワードが世界に重くのしかかっていた1950年にヒットしたナンバーを集めたアルバムです。20世紀の中間点ともいえるこの年、ジャズ界ではすでにスウィングからバップへと覇権が移り、ヒット曲のサウンドもますます多種多様に枝わかれしていた状態がよく分かります。不朽の名作《モナ・リザ》やショパンの旋律を用いた《ノー・アザー・ラヴ》など、ノスタルジーや感情に強く訴えかける作品がある一方で、フォーク・ソング、カントリー、リズミックなチューンも大ヒット。また、アントン・カラスのチター独奏による映画「第三の男」のテーマも一世を風靡しました。理屈抜きに楽しめる曲が勢ぞろいした一枚です。(2003/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120637

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    ジャン・サブロン:「セ・シ・ボン」オリジナル・レコーディングス 1933-1950

    その甘い囁きで人々に愛されたフレンチ・クルーナーの代表選手ジャン・サブロンならではの魅力を一枚に凝縮したアルバムです。フランスのシャンソン界で初めてマイクロフォンを使ったサブロンは、1930年代半ばにはギターの鬼才ジャンゴ・ラインハルトやヴァイオリンのステファン・グラッペリらと活動。その時期のジャジーで洒脱な名唱に加え、ニューヨークに移り住んでいた時期に親しんだ米国産のヒット・ナンバーを高雅に甘く歌っているあたりも大きな聴きものです。代表曲《セ・シ・ボン》では、「セ・シ・ボンってどういう意味?」と問う女性に「それはね」と答えてから、おもむろに歌いだすなど、サブロン特有の粋な世界が展開されています。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120641

  • ペギー・リー:「イッツ・ア・グッド・デイ」オリジナル・レコーディングス1941-1950

    (2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120642

  • エツィオ・ピンツァ: 「魅惑の宵」オリジナル・レコーディングス1949-1954

    (2005/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120643

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    テディ・ウィルソン第2集「ブルース・イン・C♯マイナー」オリジナル・レコーディングス1935-1937

    いつも関心するのは、テディ・ウィルソンのイントロ出しの上手さ。僕等は、大抵アル・ヘイグとかトミー・フラナガンのイントロに感心するのだが、原点はここにある。(そして、この至芸はおそらくナット・キング・コールに伝達され、モダン期に花開いている。)ま、ワン・パターンと言えばそうだが、これだけ可憐なイントロの出せる若手はそうはいない。勿論、オブリガードもアドリブ・ソロも素晴らしい(ついでに言えば、ピアニストとして見れば左手が群を抜いて素晴らしい)。ここは、頭を垂れて聴き入るのみ。(2003/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120665

  • テッド・ヒース&ヒズ・ミュージック: 「ソー・イージー」オリジナル・レコーディングス 1948-1952

    (2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120717