サリエリ, アントニオ(1750-1825)
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やはりまずは、かのサリエリの音楽を1曲でも多く聴きたいですよね。ここではまず、フルートとオーボエのための協奏曲という決して多くない編成が嬉しいだけでなく、音楽の実質も絶賛に値します。殊に第2楽章のエレガンスや、終楽章の可愛さこの上ない主題とユーモラスな展開など、これにハマるリスナーが少なからずおられることを確信します。他の作曲家の名前はそれほど馴染みがありませんが、例えばプラッティ作品のオーボエならではの憂愁は、作曲家の知名度をアップさせるに十分でしょう。9のカデンツァなど、ロンドン響の元首席奏者カムデンの妙技もお楽しみください。(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554772 |
パンパカパ~ン♪と68分28秒、17世紀のものから21世紀のもの(ちなみに73は2001年9月11日の同時多発テロの犠牲者に捧げられた作品)まで、百花繚乱に歌い上げられるラッパの響きをずっと聴き続けていると、まさにファンファーレという一つの「文化」を通じて、歴史を眺めているかのような気がしてきます。ラッパという楽器は誕生以来、その輝かしく、素朴に聴くものの心に訴えかけるという、生まれながらの音の特性ゆえに、政治・軍事からスポーツ・競馬などの各種行事に至るまでの、人間の様々な営みと分かち難く結びついて、今日に至っているのです。そんな事実にも改めて気付かされる、ユニークな1枚です。(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555879 |
映画「アマデウス」ですっかり御馴染みになったイタリア人サリエリ、ただの悪者と思われている節があります。しかし、何と言ってもウィーン宮廷で楽長として働き、ベートーヴェンやシューベルトの作曲の師だった人物、凡才なわけがありません。その才能を自分の耳で確認したい方に格好の録音がこれ、サリエリが作曲した40を超える舞台作品の序曲集12曲です。意外なほどのメロディー・メイカーの才に感服するもよし、真の天才モーツァルトとの違いを探るのもよし、紙一重の差で天才になれなかった秀才の心情に思いを馳せるもよし、楽しみ方は貴方次第です。*8.223381の再発売品(2000/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554838 |
ピリオド楽器による17-19世紀のトランペット・アンサンブル作品集。モーツァルトの野外用音楽とされるディヴェルティメントや、話題のサリエリの2曲の行進曲を始め、珍しいウェーバーの行進曲など秘曲が盛りだくさん。シュヴァンターラー・トランペットコンソートは、16世紀から18世紀の作品を演奏するために2000年に設立されたアンサンブル。基本的に8人までのトランペット奏者とティンパニが演奏を担い、時にはオルガンやトロンボーンを組み合わせながら、ウィーンの祝祭コンサートなどを中心に活躍しています。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99079 |
ベートーヴェンが様々な機会に作曲した声楽作品を集めた1枚。友人の結婚式のために書かれたもの、旅立ちへのはなむけの曲、命名日を祝した曲があれば、時にはフリーメーソンの絵画に言及したものや、シラーの詩に付けた曲など、日常の一コマが切り取られたような小曲には、ベートーヴェンの堅苦しいイメージを払拭するほどの親密な雰囲気が漂っています。また、ほとんど耳にすることのない『イタリア語による多声の歌曲集』は、ウィーンにやってきた若きベートーヴェンがメタスタージオの詩に付けた歌曲集。当時、ベートーヴェンを教えていたサリエリがいくつかの曲に修正を加えたことで知られていますが、このアルバムではサリエリの改訂稿を並べて演奏することで、ベートーヴェンの奮闘ぶりが伺えます。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574175 |
【魔術、哲学、フリーメイソン…ウィーン古典派の素顔に迫る選曲、俊才クリンメルの美声で古楽器演奏と共に】ヘンデルやモンテヴェルディのようなバロック作品からRシュトラウス、ブリテンといった近代作品に至るまで、さまざまな指揮者たちとステージを重ねオペラ、歌曲、宗教音楽と幅広い分野で注目を集めている1993年生まれのドイツのバリトン歌手、コンスタンティン・クリンメル。骨太の選曲で好感を呼んだALPHAデビュー盤のドイツ歌曲集(ALPHA549)に続き、新作は実力派の古楽器オーケストラとの共演によるウィーン古典派のアリア集。今回も注目のプログラムで、モーツァルトが活躍し人気を失ってゆく頃のウィーンにどれほど精彩に富んだ歌劇世界が広がっていたか、作曲家の知名度に惑わされることなく見事に伝えてくれる選曲になっています。テーマは「魔法」。18世紀末の大都市に暮らす人々を喜ばせた奇術的パフォーマンスの奥にフリーメイソン思想にも通じる哲学的神秘が息づく、妖術・魔法の類が題材となったオペラからバリトン歌手のためのナンバーを厳選。この分野の嚆矢となったヴラニツキー《オベロン》、国際的名声を爆発させつつあった頃のサリエリの隠れ名作《トロフォニオの洞窟》、モーツァルト《魔笛》のヒットに続いたシカネーダー劇団の合作《賢者の石》にヴィンターの《魔笛 続編》、見過されがちなハイドン後期の充実歌劇《哲学者の魂》など、ぴりっと風刺が効いた短い曲から充実の大作までの作品美をじっくり堪能させてくれます。ホフカペレ・ミュンヘンの的確な演奏解釈も頼もしく、18世紀ウィーンの息吹を脈々と感じられる1枚に仕上がっています。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA892 |