スカルラッティ, ドメニコ(1685-1757)
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カザルスがチェロを独奏楽器として高い位置に引き上げたのと同様、セゴビアはギターをクラシカルな芸術性高い独奏楽器に推し進めました。タルレガや自分自身の手による編曲によってクラシカルな曲を演奏会にとり入れる等、レパートリーの拡大はもちろんのこと、楽器としてのギターそのものにも職人と共に改良を加え、現代使われている形にしたのもセゴビアの功績によるものです。従来主流だった指の腹で弾く奏法に変え爪で弦をはじく奏法を用い、左手の魔術ともいうべき彼独特のビブラートをかけることで、微妙な節回しのかかったメロディーの歌わせ方を得意としました。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111087 |
2006年生まれ、チェコの神童ヤン・シュルマイスターのデビューCD!音楽一家に生まれ、5歳からピアノを始めたシュルマイスターは、国内ではアマデウス(ブルノ)、ベートーヴェン( テプリツェ)、国外でもピアノ・タレント(ミラノ)、セザール・フランク国際(ブリュッセル)といったコンクールで年齢別の優勝を重ねています。リサイタルに加え、ブルノ・フィル、モラヴィア・フィル、プラハ室内管などと共演し、プラハの春音楽祭、ドヴォルザーク・プラハ音楽祭、スメタナのリトミシュル音楽祭にも出演するなど、チェコ最注目の逸材の一人。このアルバムでは得意とするロマン派の作品と、2018年から共演を続けるウィハン弦楽四重奏団とのモーツァルトの協奏曲を演奏、その才能を余すことなく披露しています。(2020/12/11 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0221 |
1993年生まれの韓国出身のギタリスト、パク・ヒジョン。9歳でギターをはじめ2014年からはパリに留学し、数々のコンクールを制覇、直近では「第62回東京国際ギターコンクール」でも優勝を飾り話題を集めています。このアルバムは、2018年に開催された「第7回長沙国際ギターコンクール」の優勝記念の1枚で、ギタリストにも人気の高いスカルラッティのソナタや、アルベニスのイベリアからの抜粋、武満の「森のなかで」など彼のテクニックと音楽性が存分に発揮された選曲。即興性あふれるフレーズ運びが魅力的です。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574140 |
【川口成彦が紐解く、日本発祥の楽器「ミニピアノ」の魅力】ブルージュ国際古楽コンクール最高位(2016年)、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位(2018年)などの受賞歴を誇り、日本の鍵盤古楽器のホープとして国内外で活躍する川口成彦。その自主レーベルからのリリース第4弾は、日本で誕生しながら現在はその姿をめったに見ることが無く、ほとんど知られてもいないミニピアノという楽器を使用した注目の一枚です。大正末から昭和前半に至る時代に日本独自に作られたミニピアノは、いわゆるトイピアノとは違い打弦式の本格的な構造でしたが、独自のメカニックを持つその製作には多くの工夫が必要で手間がかかるうえ、販売数も思うように伸びなかったこともあり、少ない台数が作られただけで歴史から消えていきました。この楽器に偶然出会い魅了された川口成彦が、その修復と保存を手掛けている技術者とのめぐり逢いを経て、時間をかけてレパートリーを厳選し作り上げたのがこのアルバム。日本ピアノ史の知られざる一面に光を当てる貴重な企画であるとともに、その音色と表現力の素晴らしさに出会うことが出来ます。〈演奏者からのメッセージ〉20世紀前半に日本独自で開発された「ミニピアノ」を皆様ご存知でしょうか。私はアムステルダムのヴィンテージのピアノを扱う小さなお店でこの楽器の存在を初めて知りました。そこの店主がお宝として扱われていたミニピアノの音色を耳にした時、「日本のピアノの歴史にこんな面白いものがあったとは!」と大感動!各音に一本だけ弦が張られたミニピアノは貴重なメイド・イン・ジャパンの「古楽器」と言えるかもしれません。その面白いミニピアノの世界を是非多くの方に知って頂きたいと思い、大阪のアトリエ・ピアノピアのご協力のもとKAWAIと日本楽器(現 YAMAHA)の4台のミニピアノで録音を行いました。音域が限られたこれらの楽器で演奏が出来る作品を探すことも一苦労でしたが、ミニピアノで是非弾いてみたいと思った沢山の素敵な音楽にも巡り会うことが出来ました。「ミニピアノはおもちゃなのか?」その問いに皆様がどういう考えを頭に浮かべるか、そんなことも演奏者として興味を持ちながら世界に発信する、記念すべきミニピアノのアルバムです!! 川口成彦(2023/12/15 発売)
レーベル名 | :MUSIS |
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カタログ番号 | :MUSIS04 |
ポーランド生まれ、オーストリア在住のイヴォナ・カラシンスカ=シュレア。6歳でピアノを始め、カトヴィツェの「カルロ・シマノフスキ」音楽大学に入学。ピアノを集中的に学びました。しかし卒業後にはハープシコード、オルガンなど歴史的な楽器に興味を抱き、現在ではピアノとオルガン、ハープシコードを自在に操る演奏家として活躍しています。この2枚組では、様々な作曲家によるバロック期から現代までの多彩な小品を取り上げ、曲に合わせて、ピアノとオルガンを弾き分けることで生き生きとした曲調が生まれています。共演のバウマンは1963年生まれ、ストラスブールのオルガニスト、息のあった演奏が繰り広げられています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Austrian Gramophone |
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カタログ番号 | :AG0002 |
ベオグラード出身の新進演奏家クリヴォカピッチのリサイタル・アルバムは、一筋縄ではいかない選曲がお薦め。中でもバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを演奏家自身のギターソロ編曲版で弾いているのが注目で、バッハの音楽の偉大さをストレートに伝えてくれます。セルビアの作曲家ボグダノヴィッチはロック、ジャズあたりからスタート、その新しい感覚をギター・ソナタに織り込みます。ヴェルトミュラー作品はもともとハイドン的な鍵盤ソナタで、19世紀のオーストリアの作曲家ファイファーがギター用に編曲したもの。スカルラッティの鍵盤ソナタも、現代イタリアのギタリスト、マルキオーネによる編曲版。まさに多芸多才な演奏家です。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557809 |
グラナダ出身で数多くのコンクール入賞歴を誇るギタリスト、ダビド・マルチネスのリサイタル・アルバムは、絶妙の語り口で聞かせます。スカルラッティでは「ソナタ ニ短調 K.32/L.423/P.14」のようにメロディーを心ゆくまで歌い上げる作品が感動もの。レゴンディやアグアドのおおらかな歌謡性の表現にも優れています。バッハは貫禄の名曲。「フォリア」もさることながら、「エスパニョレータ」の旋律は日本でもお馴染みになったシチリアーノで、聴き逃せません。現代曲の「泉と流れ」でも奏者のセンスと確かなテクニックが光ります。そして最後はタルレガのお馴染みの名曲「アルハンブラの思い出」と「涙」で締め括り、聴き手の心を優しく揺さぶってくれる。プログラミングの妙にも賞賛を贈りたいアルバムです。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557808 |