ピアソラ, アストル(1921-1992)
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【ヴァイオリンと弦楽による諸相】ロンドン生まれのヴァイオリニスト、キャサリン・フンカ率いるアイルランド室内管弦楽団による、ヴァイオリンと弦楽のための様々な作品集。ロシアの作曲家デシャトコニコフが編曲した『ブエノスアイレスの四季』を中心に、ヴァイオリン協奏曲を残さなかったシューベルトがまだ十代の頃書いたロンドなどを収録。クレーメルのために書かれた2台のヴァイオリンと弦楽ための「ハイドン風モーツァルト」は、モーツァルト作品の断片を積み重ね、ハイドンの「告別」交響曲の手法が視覚的に取り入れられたもの。親密なアンサンブルによる切れ味鋭い演奏が楽しめるアルバムです。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100130 |
「《ブエノスアイレスのマリア》が私の心に内なる平和をもたらしました。それは当時、音楽生活の絶頂にあった私の《音楽へのアプローチ方法》を変えるほどの静けさでした」 ( 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5305 |
1 ( 発売)
レーベル名 | :ピアソラ自身がこのように語った重要な意味を持つオペリータ(小歌劇)。当時、ピアソラがタンゴの立ち位置について悩んでいたこともあり、物語は極めて神秘的で、時には宗教的と言ってもよいほどの内容を持っています。主人公のマリアは「タンゴの象徴的存在」であり、一度死んだ彼女の魂は悪魔や魔女たちの祈りと共に蘇り、呪詛に塗れながらも美しく印象的な「私はマリア」を歌い上げます。マリアを歌うマンシーニはイタリア・バロック期の作品を得意としており、これまでの主人公を演じてきたヴォーカリストたちとは異なる古典的なアプローチを用い、21世紀に続くタンゴの伝統をみせてくれます。強烈な存在感を放つバンドネオンやギターなどの楽器群とオーケストラを丁寧にまとめるシュプレンガーの指揮も聴きどころ。 |
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カタログ番号 | :2019.02.22 |
アルゼンチン出身のアストル・ピアソラは、10代の終わりにタンゴに開眼、以降バンドネオン奏者として頭角を現し、やがて優れたタンゴの作り手として君臨しました。「タンゴの歴史」は1986年、フルート奏者のマーク・グローヴェルのために作曲された作品です。タンゴの誕生から年号を30年ごとに区切り、それぞれの時代にタンゴが演奏されていた場所をイメージしながら創り上げたもの。今ではタンゴと言えばバンドネオンが中心ですが、初期のタンゴはフルートとギターの組み合わせによるものも多く、ピアソラの「タンゴの歴史」は、今ではタンゴの演奏を担う役割から淘汰されてしまったこの2つの楽器に焦点をあてており、フルート奏者たちの格好のレパートリーにもなっています。独奏フルートのための「6つのタンゴ・エチュード」はピアソラ唯一の無伴奏作品。他に、コベスと瀬尾によるアレンジ曲と、未発表のオラシオ・フェレルの詩の朗読を添えた「わが死へのバラード」が収録されています。 【アルバムに寄せて】・・・瀬尾和紀 - 私がパリに留学したばかりの頃に亡くなった作曲家がメシアンでありピアソラだった。それからピアソラの音楽に出会ったのだが、生命力に溢れ、かつ哀愁漂う音楽に一瞬で虜になった。そう、ノスタルジーをフルートでここまで表現させてくれる曲は他に聴いたことがなかったし、フルートの表現の可能性を知ったのはピアソラがきっかけだった。以来30年、ずっとピアソラの音楽に対する感情が変わったことはない。これまでにも既にNAXOSでピアソラの素晴らしいアルバムをリリースしているスペインの友人、ビセンテ・コベスとこのアルバムに取り組めたことは心に残る思い出だ。(2021/10/08 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573571 |
「音楽にジャンルの壁はない」とよく言われますが、ピアソラの作品ほどその言葉が似つかわしい音楽はないでしょう。20世紀末にブームを迎えた彼の音楽は、21世紀には普遍的価値を持つ存在としてすべての音楽愛好家に受容されていくと思われますが、この1枚はやや地味ながらも、そういった普遍性の秘密の一端に迫るものということができるかもしれません。最も切り詰められた編成ともいえるフルート1本の単旋律からさえも、音同士が戯れあう嬉遊感を現出させ、驚くべきことにポリフォニックな厚みすら感じさせるという彼の音楽には、あの大バッハに通じるものがあるといっても過言ではないでしょう。(2000/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554760 |
哀愁、情熱、切望、情感、これらが全て含まれたピアソラの音楽は、どのような編成で演奏しても、独特の魅力を発揮するものですが、ピアノ1台で演奏するピアソラは、まるでジャケットに描かれた女性の引き締まった太もものように健康的で躍動的です。しか妖艶さを失うことはなく、囁くようなピアニシモは、まるで耳たぶに息を吹きかけられるような色っぽさです。ここでピアノを演奏するデレ=ヴィーネはクラウディオ・アラウの弟子で、数々のコンクールで入賞歴を誇るヴェテランです。このアルバムでは全て彼自身の編曲によるもので、ピアソラの音楽を余すことなくピアノへと移し替えています。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572331 |
(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Charade |
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カタログ番号 | :CHA3030 |
ブエノスアイレス出身の作曲家・バンドネオン奏者のオマール・マッサ。2009年からベルリンで演奏活動を行っています。アルゼンチンのタンゴとクラシック音楽の融合をはかる彼は音楽評論家たちから「アストル・ピアソラの後継者」とみなされています。このアルバムでマッサは、2019年のベルリンとブエノスアイレス姉妹都市提携25周年を記念し、アルゼンチン大使館から委嘱されたバンドネオン協奏曲「ブエノスアイレス=ベルリン」を含む4つの作品と、ピアソラがバンドネオンとオーケストラのために書いた大作二つを収録。ピアソラ の切り開いたシンフォニックなヌエボタンゴの伝統を20世紀から21世紀へと見事に繋くことに成功しています。 (2021/10/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM366 |
バンドネオンだけでなく最近は様々な楽器で演奏されるピアソラの名曲の数々。この布谷のマリンバでの演奏も曲の持つ情熱や哀愁を丁寧に描き出した見事なものとなっています。1990年代から2000年代の初めにピアソラがブームになった頃、マリンバを学んでいた布谷は彼の母に「マリンバでピアソラを弾いて」と懇願されたそうですが、当時の彼は「マリンバ以外のために書かれた曲をマリンバで演奏するなんてとんでもない」と困惑していたそうです。しかし「リベルタンゴ」の編曲を始めた途端ピアソラにのめり込んでしまった彼、その時から「ピアソラだけのアルバムを制作したい」という思いに駆られてしまいました。そして2007年から企画を立て、ようやく完成したのがこの1枚です。熱き思いの発露をぜひお聴きください。 ※日本語解説付(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1851 |
ハイドンの弦楽四重奏曲でデビューした「ハイドン・チェンバー・アンサンブル」のGramolaレーベルでの2枚目のアルバムは、全くスタイルの違うロマン派後期から近代にかけての作品集。「ノスタルジア」のタイトルが示す通り、聴き手の感情を刺激するかのような郷愁溢れる作品が並びます。ラフマニノフとショスタコーヴィチが青年時代に書いたオリジナルのピアノ三重奏作品を始め、ブラームスのハンガリー舞曲第6番、ピアソラの友人ブラガートのアレンジによる「ブエノス・アイレスの四季」と「オブリヴィオン」が絶妙に演奏されています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99205 |
【生誕100年!熱きアコーディオン奏者シドロワによるピアソラ】ラトヴィア出身のクラシカル・アコーディオン奏者、クセーニャ・シドロワ。名門ドイツ・グラモフォンから「カルメン」の編曲版をリリースし、世界中を虜にした彼女が、ALPHAレーベルより待望のピアソラをリリースします。バンドネオン奏者としても著名なコンスタンティーニによるピアノ、名手アレクサンダー・シトコヴェツキーのヴァイオリン、そして協奏曲の指揮はヘンゲルブロックが務めるなどバックも強力で、ピアソラと、その影響を受けた作品を収録しています。名曲「リベルタンゴ」「孤独」などのほか、ソリストとして登場した2017年のN響公演に於いてアンコールで披露した「リヴェレーション」なども収録。情熱的なパフォーマンスを聴かせます。(2021/02/12 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA664 |