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ピアソラ, アストル(1921-1992)

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    アストル・ピアソラ II (エルシエロ2020)

    El Cielo 2020(エルシエロニイゼロニイゼロ)は、ピアソラを専門に奏する四重奏団(ヴァイオリン・チェロ・ベース・ピアノ)で、ライブの熱量にこだわり、結成5年後の2020年に1st『Astor Piazzolla』をリリース、ジャズやポスト・ロックのフリークからも好評を博した。1stから約2年、こなしたライブの数も相乗し、2ndは精錬の密度を増している。ピアソラ作品の中では比較的ポピュラーな『リベルタンゴ』や『ミケランジェロ』等を収録していた前作に比べ、エルシエロの特性がより生かされるコアな楽曲を選択している点も大きい。 ひしめく音は、バンドネオンの不在よりむしろ、楽曲を建造物として鮮明化する。退廃の色気などもさることながら、縦の振幅が高く聳え、最終曲『天使の復活』にてピアソラの復活が結節する。「強靱なピアソラだ。真夜中の都会のアスファルトを、恐れを知らずに踏みしめて行くような。その確かな歩みがしかし、だからこそ、ピアソラに特有の焦燥感を艶やかに立ち上らせる。音楽というものの激しさ。名演である。」千葉雅也 ……CD帯よりEl Cielo 2020(エルシエロニイゼロニイゼロ)ピアソラのスペシャリストとして結成されたピアノ、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスによる四重奏団。タンゴではなく、クラシックでもなく、ジャズやロックでもない。様々な音楽を融合し、進化させた、ひとつのジャンルともいうべき “アストル・ピアソラ”。人間の体臭を放ち、哀愁を帯びたその音楽は、邪悪にして重厚、そして火のような激しさで人々の心を熱狂させる。音楽そのものの熱さ、生々しさ、そしてグロテスクさをも孕んだ美しさ。El Cielo 2020はピアソラの“魂”を継承し、そのスタイルを現代的に洗練させた、新時代のバンドである。(2022/09/23 発売)

    レーベル名:Laplace Records
    カタログ番号:LPDCD110

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    アハロニアン/バビット/バークマン/ビスカーディ/フェネリー/フィンチ:ピアノ作品集(シバイエヴァ)

    同時代のアメリカ音楽の普及に大きく貢献したピアニスト、イヴァ・ミカショフ。彼は世界中の127人もの作曲家にタンゴを委嘱し、1983年から1991年の間に様々な種類の作品を受け取りました。ここにはそのうち、ミルトン・バビットによる12音のアプローチ、トム・ジョンソンによるミニマル、マイケル・ナイマンによる極めて個性的な小品など17曲を収録。加えてピアソラの有名曲のアレンジも収めており、一口にタンゴと言っても実に多彩な音楽を楽しむことが出来ます。ピアニストのハンナ・シバイエヴァは神童として頭角を現して以降、ハーグ音楽院などを経て、現在世界中で演奏活動を展開している逸材。このアルバム最後に収められた「リベルタンゴ」の編曲も行っています。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP794

  • アルゼンチン - Saxismtango: Pasion Poetica

    (2012/10/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM174

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    アルチュニアン/プラネル/トレッリ/ハイドン/ピアソラ:トランペット作品集(ホーフバウアー)

    ウィーンで活躍するトランペット奏者ヨーゼフ・ホーフバウアー。彼はウィーンで生まれ、ウィーン音楽大学で学び、名手キャロル・ドーン・ラインハルトのディプロマを受け、その後はモーリス・アンドレにも師事しています。ソロ・デビューは1986年、ウィーンの楽友協会でのコンサートで、その後は1992年まではヴィンドボナ・バロックアンサンブルの首席奏者を務め、現在はウィーン・クラシカル・プレイヤーズのメンバーとしても活動しています。また彼は、これまでにも数多くのアルバムをリリース、バロックから現代作品、ジャズ、サウンド・トラックと多岐に渡り、そのどれもが高く評価されています。このsolo musicaレーベルへのデビュー盤は、アルチュニアンをはじめとした「彼のお気に入り」のトランペット協奏曲集で、どれも伸びやかで輝く音色が印象的です。指揮者のマンクーシとは2004年の顔合わせ以来、長年に渡って共演を続けているという気心の知れた仲です。(2016/06/29 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM234

  • マルセラ・アローヨ - ニュー・タンゴ・ソングブック

    (2014/08/27 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:88843021572

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    ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲集(編曲:J. ロイド・ウェバー)(ジュリアン&ジアシン・ロイド・ウェバー/ヨーロッパ連合室内管/ホフマン)

    ヴィヴァルディ(1678-1741)の作品を最初にアレンジした人は、紛れもなくヴィヴァルディ自身でした。彼は一つの作品を書くと、色々な楽器に合わせて曲を書き換え、スコアには代替の楽器名を書き付けました。その後、ヴィヴァルディの作品はJ.S.バッハも編曲していますが、このアルバムは現代の名チェリスト&アレンジャー、ジュリアン・ロイド=ウェバーが、ヴィヴァルディの様々な楽器のための協奏曲を2台チェロ版に編曲、実験的でもあり実践的な"新しい協奏曲"が生み出されました。ト短調の協奏曲だけはヴィヴァルディのオリジナルを使用。聴き比べてみることで多くの発見があることでしょう。RV409の独奏チェロのための協奏曲などは、ソロ・パートの増強で一層華やかさが増し、流麗で美しい作品になっていることにもお気づきになることと思います。ホルンのための協奏曲も、チェロの深みのある音色で奏されると、ここまで表情が変わるのかと驚くばかりです。最後にそっと置かれたピアソラの曲は、聴き手の心を、バロックの時代から瞬時に現代へと引き寄せるもの。魅力的で明確な印象を与える素晴らしい演奏にも拍手です。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573374

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    ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」/ピアソラ:ブエノスアイレスの四季/グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」(フラッタ/コンチェルト・メディテラネオ)

    【ヴァイオリンを独奏に据えた古今東西の『四季』を一堂に!】バロック時代にヴィヴァルディの「四季」がヨーロッパ中で大ヒットして以降、標題的な音楽にとって四季は格好の題材であり続けていますが、その作品を4つも集めた興味深いアルバムが登場しました。ソロを担当するヴァイオリニストも、曲想に合わせて2人が参加しています。DISC1でソロを担当するのは、ジャズ・ミュージシャンなどとのコラボレーションを積極的に行っており、ピアソラ作品によるアルバムと世界ツアーも成功させているアレッサンドロ・クアルタ。ヴィヴァルディはピリオド・アプローチに現代的な躍動感を掛け合わせたインパクトのある表現。彼が得意とするピアソラによる「ブエノスアイレスの四季」は元々バンドネオンが活躍する作品ですが、ここではギドン・クレーメルも録音したデシャトコフ編曲によるソロ・ヴァイオリンと室内楽版を使用、切れ味の鋭いパフォーマンスで楽しませます。DISC2のソロは、世界各地でソリストとして活躍し、イタリアで後進の指導にもあたっているディーノ・デ・パルマ。ポスト・クラシカル界のカリスマと呼ばれるドイツの作曲家マックス・リヒターが、ヴィヴァルディの「四季」から25%の素材を用いて再構成(リコンポーズド)した作品では、お馴染みのフレーズが現代的なコード進行で奏でられ、聴く者の感覚に心地良い歪みをもたらします。映画音楽からポピュラー・ミュージックへの影響まで、幅広い活動を行うアメリカ現代音楽の大御所フィリップ・グラスによるヴァイオリン協奏曲第2番は、ヴィヴァルディにインスパイアされながらも、独自の音楽言語でアメリカの自然と心象風景を描いたもの。デ・パルマのヴァイオリンはこれらの美しい作品を愛おしむように歌い上げています。(2022/07/08 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A530

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    ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」/ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(ミグダル/ドイツ室内管)

    ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「四季」を合わせて演奏するという試みといえば、1998年、ギドン・クレーメルが録音したアルバム「エイト・シーズンズ」(ここでは2人の作品の楽章を交互に演奏)がベスト・セラーを記録、折からのピアソラ・ブームを更に加速させた現象を思い起こす人も多いでしょう。以降、この組み合わせに挑戦する演奏家が数多く出現し、思い思いにこの2つの四季を奏でています。今回「8つの四季」を演奏するのは、ドイツ、ロストック出身の若手女性ヴァイオリニスト、リフ・ミグダル。彼女は11歳でロストック音楽・演劇大学で、ラインハルト・ゲーベルを指導したこともある名教師クリスティアーネ・フートキャップに師事、卒業後はザルツブルクのモーツァルテウムで修士課程を修了し、2015年に「パウル・ロツェック賞」を受賞した俊英で、すでにArs Produktionレーベルからデビュー・アルバムであるベートーヴェン、ドビュッシー、R.シュトラウスのソナタ集や、NAXOSレーベルからヴィエニャフスキ作品集(8.573404)をリリース、その才能を嘱望されています。また、2016年から2017年のシーズンは世界中のコンサート会場での演奏が予定されています。(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM235

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    ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」/ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(ローランド/ステレンボッシュ・カメラータ)

    (2010/09/15 発売)

    レーベル名:TwoPianists
    カタログ番号:TP1039015

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    ヴィヴァルディ:四季/ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(シン・ヤン/エーラー)

    ヴァイオリニストのシン・ヤンとアコーディオンのハラルド・エーラー。2009年のハイデルベルク・スプリング・フェスティバルの際に2人で結成した「デュオ・ヴィア…DUO ViA」によるピアソラ(1921-1992)&ヴィヴァルディ(1678-1741)です。この時の演奏会のチケットは早々に完売。聴衆の期待の高さがうかがわれるものでした。同じ「四季」と言っても、全く性格も時代も違う2つの作品、使われるテクニックも違えば、求められる音色も違います。しかし彼らはこれらを上手く手懐け、まるで最初からセッティングされていたかのような、親密な一つの組曲として聞かせてくれます。規律正しく流麗なヴィヴァルディ、美しさ、清明さだけでは表現できないピアソラ。この2つが融合したことで生まれた新しい世界をお楽しみください。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC429